2019/03/28 のログ
クレマンス > まるで契約のような言葉の交わし方であったが、暖かな何かに包まれたような2人の様子は、
紛れもなく10代の少年少女が仲睦まじくしている光景だっただろう。
だが身体の関係を持った以上、彼らは牡と牝でもある。
狂恋と肉欲が複雑に入り交じり、肉の一片まで求め合ってしまう仲にもなる。

聖女の背中は再びソファーに沈み、少年を見上げる体勢になった。
唇が離れる瞬間には舌先を唾液が繋げ、途切れるも、下半身は途切れることなく密着している。

「ンうっ……んッふぅッ……♥ダメ……さき、ほど……ッ、イッ、イき、ました……ンッ、んあンッ!」

いくら速度の遅い抽送であろうと、腰を固定されれば子宮にダイレクトに刺激が与えられる。
己がアクメを迎えたことに気づいてないから未だ動かそうとしているのかと思った聖女は、
情炎に頬を火照らせながら、自ら絶頂したことを告白した。
だが、気づいたうえでこの仕打ちならば、暫しの休憩が得られることは無いのだろう。
最奥を突かれるたび、ヂュッ、ヂュッ、ヂュプッと響く水音が、愛恋ではなく肉欲側へと雰囲気を傾かせていく。
だがそれでも、頬を包まれた聖女の表情は肉欲だけでない色を宿している。

「んはっ♥んっ、……っき、ぃ……っ♥んはぁっ!んっ……!
 はぁっ、あっ……んっ、す……き……あっ……ふ、あっ……!」

未だキスの名残で濡れている唇からかろうじて吐き出される2文字。
己の弱い場所を的確に突く彼と性交しながらでは、これが限界。
膣圧がまた強まってきているのが分かるだろう。いくらでも絶頂できてしまうのが、相手との行為特有。
好意を伝えたからといって、ここで終わりではない。
きっと檻の中で餌を啄みながら、さらに多くの彼を見て、感じて、深みに堕ちていけるのだ。
そう考えたら、愛おしさが込み上げてきた。

―――あなたと逢えて嬉しい。
この状況ではとてもまともな言葉にできないものを、どうにか伝えるように見つめ、
す、き―――と、もう1度ゆっくり、明確な発音でその鼓膜を震わせ。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 両親からの愛情は薄く、その財力と家柄。仄暗い陰謀渦巻く宮中の政争を子守歌に育ったが故に他者からの純粋な愛情を知らずに育った。だからこそ、己の事を上辺だけでなく、その醜い獣性と浅ましい嗜虐心を受け止めて尚、己への好意を告げる彼女に心を許したのだろう。
しかし、その好意に応える方法を肉欲をぶつける事でしか露わに出来ない己に、内心自嘲めいた溜息。此処迄好意を露わにした彼女に、どう言葉をかけたものかと余裕めいた表情の裏で葛藤する。

「…おや、それは何よりだ。だが、私はまだ達しておらぬ。それに、お前も気持ちの良い事は好きだろう?クレマンス」

そんな葛藤の最中。絶頂を迎えた事を頬を赤らめながら囁く彼女の姿に、自然独占欲の入り混じった獰猛な笑みが浮かぶ。
彼女が己の行為に応えるならば、より多く与えるまで。ずん、と一際強く腰を打ち付けて肉棒を最奥に押し込めば、散々に精を吐き出した彼女の子宮そのものを犯す様な勢いで、ずちゅずちゅと激しく肉棒を抽送させるだろう。
彼女が何度達しようと、絶頂を迎えようとその動きは止まらず。彼女が絶頂に狂う果てに精を吐き出そうと、互いの体液に塗れた肉棒は体積をみちり、と増した。

――尤も、そんな獣欲をぶつけずとも、彼女が幾度となく絶頂している事は、肉棒をきゅうきゅうと締め付ける膣によって容易に察する事が出来た。
なればこそ、より乱れる彼女を眼下に収めようと。その姿は己だけのものだと言わんばかりに、彼女の腰を掴む手の力は強くなり、ぱんぱん、と彼女の身体に己の下半身をぶつける音が室内に響き渡る。
そんな音に掻き消される事無く、快楽に喘ぐ聖女が紡いだ言葉。
言葉にしろ、と告げた己の言い付けを健気に守り、息をするのもやっとという様子の彼女が賢明に発した言葉は、己への思慕の言葉。己の瞳を捕らえる様に此方を見つめる彼女の瞳に映るのは、少し驚いた様な。それでいて、気恥ずかしさと情愛の色を湛えた笑み。
未だ荒々しく響く性交の中で、ゆっくりと彼女の耳元へ唇を落とせば、その耳元にそっと吐息を吹きかけた後――

「……ああ。俺もだよ、クレマンス。その、何だ。何と言葉にすれば良いのか分からぬが………お前の事を、好いている。手放そうなど、微塵も思わぬ。だから、俺に囚われていろ。その身、その心。全て俺のモノだ」

自らの一人称すら、最早取り繕う事は無い。一人の、一匹の雄として彼女を求めているのだと、低く、甘く、囁いた。
彼女の好意に応えるべく、葛藤の末に吐き出した言葉。睦まじい、というには余りに独善的で尊大な言葉であるが、想いだけは込めた――つもりだった。
彼女がどう捕えてくれるかは、己の理性と知性を最大限発揮しても、予想しえないのだが。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > ――後日継続にて――
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からクレマンスさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にクレマンスさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
クレマンス > 「んっあぁっ♥」

手加減を加えられるどころか、さらに奥深くまで抉られて、その衝撃により喉から突き出されたような嬌声が響いた。
その声音だけでも、また絶頂したことが知れそうな甘いものだった。
胎の精液がかき混ぜられ、泡立ち、亀頭の分だけ開くように躾られた子宮口は
阻むだけの硬さを失っており、いずれも長時間交接しすぎたということなのだろう。
頭のネジが緩んでしまいそうな快楽の中、肉欲だけでなく情愛が有るからこそ享受するのだと伝えたくて。

「す…っ、き……ですっ…♥ギュンター様と……一緒に…気持ち良いの、が…♥
 ッひんっ!あ……ああ……っ 拡が…、っ♥」

膣が、子宮口が、ぎちっと押し広げられる。
少年だけを受け入れられる形状になっている現在、多少の膨張でも微細に把握できるようになってしまった。
彼が己を絶頂させるための腰遣いになると、実際いくらでも果ててしまう。
ある瞬間は竿が膣肉をひっかくことで、ある瞬間は緩まる子宮口を抉られることで、
そして孕んだ子宮を揺さぶられ、潰されることで、様々な刺激で絶頂しているのだが、
膣圧が強まって襞が密着し、膣肉が捻れていく反応はすべて雄の精を注がれるというひとつの目的に集約されている。
2人体液が染み込んで使い物にならないソファーに、さらなる愛液が飛び散って
淫臭を温めながら、聖女は少年の年相応な表情の変化と、甘い囁きを感じ取る。
ぞくりと耳元と背筋が痺れたのは、相手の口調が若干の変化を伴っていたせいだろう。
ぶつけられる腰が弱まらないために、絶頂重ねながらどうにか、どうにかこの感情を伝えようと。

「はっ、はっ、はあっ♥……むね……。胸、さわ、て……下さ……すごく、ドキドキしてましゅ、か……ら……ぁ」

乳房を押しつけるように背を反らし、恋に震える鼓動を感じさせたがる。
己が前をはだけさせた相手の服と素肌の隙間に両腕差し込んで背に回し、
抱きしめようとするも、快感で上手く力が入らないほど。
ピクピクと痙攣する全身が快楽の過剰享受を訴えている。
だというのに、彼の耳元で彼にだけ聞こえる吐息じみた囁きは

すき あなたの子が うみたい

酷く、俗にまみれた女の本能。
世界広しといえども、きっと彼の耳元でしか言ってはならない言葉だと思ったから。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 本来、子を守る為に異物の侵入を拒むはずの子宮口は、己への奉仕の為と言わんばかりに肉棒を受け入れ、膣内で扱き上げる。
己が彼女の快楽のポイントを捕らえた様に、彼女の膣もまた、肉棒から白濁を吐き出させる為の締め上げを覚え込んでいるかの様だった。
果ての無い快楽を注ぎ続けていた肉棒にも、いよいよ限界の時が迫る。

「……そうだ。そうして、私と共に快楽を貪り、堕ちていくが良い。穢れの無いお前を、俺がどろどろに汚してっ……!」

じりじりと思考を焼き切る様な快楽の中で、息を荒げながら肉棒を打ち付ける。
最早理性も知性も無く、眼下の雌を己の精で染め上げようという雄の本能のままに、荒々しく腰を打ち付け、肉棒は最奥を穿っている。それは、彼女が絶頂に達し、膣圧が強まっていく度に顕著になり、膨れ上がった肉棒は放出の時を一刻でも早めようと聖女の胎内を蹂躙する。
互いの体液を染み込ませたソファーすら、互いの身体が揺れ動く度にニチュ、と淫靡な水音を立てるだろう。

そして、いよいよ己も絶頂の時を迎えようとした時、彼女から零れる懇願の様な言葉。
鼓動を伝えようとする彼女の言葉に吐息を乱しながらもクツリと笑みを浮かべれば、腰を掴んでいた右手を離してその柔らかな乳房に己の掌を沈める。
押し当てた掌から感じるのは、性交による肉体的なものではない、精神的な昂りによって生まれた鼓動。その鼓動を感じながら彼女の両腕を受け入れる様に此方も腰を掴んでいた左腕を背中に回して彼女を抱き締める。それによってより一層密着した肉棒は、ぶるりと一際大きく震えて――

「………俺も、貴様を孕ませ、子を産ませたい。いや、産ませてやるとも。だから、一滴も零すな。全て、受け入れろっ……!」

囁かれた聖女に応えるのは、獣じみた雄としての微笑み。
そして、ぐちゅん、と強く突き上げた肉棒の先端から精液が吐き出される。
今宵何度目の射精だろうか。己に満ちた魔力が睾丸で精液へと変換され、尿道を駆け上がってびゅるびゅると濁流の様に吐き出される。
それは、既に孕んだ女をもう一度孕ませるかの様な射精。何度も何度も、子宮口をこじ開けた肉棒の先端から、固形物の様に濃厚な精液が彼女の胎内に吐き出されているだろう。

クレマンス > ―――一緒に堕ちてくれる。
その言葉に、どれだけ聖女の心が弾み、癒されたか。
後戻りできないほど深入りしながら、その表情に不安は存在せず、ひたすらに蕩けている。

「アッ♥」

乳房に少年の指が触れたとき、ぞくぞくぞくっと肩を震わせた。
何せどこもかしこも敏感になっているので、掌には硬い乳首が当たるだろうし、
つい声が出てしまったが、感じて欲しかったのはそんなことではなく、心臓の躍動だ。
好きな人に抱かれて喜び、高鳴っている。嘘のつきようが無い反応。
それを感じてもらいながら、抱き合ったまま―――膣圧を押し返す肉棒の震えに鳴き。

「ンぁッ♥ンンン……ッ!ぜんぶっ……私のなか、れ……っ、
 ギュンター様、のぉ……あかちゃ……ッあぅあッ♥んッはああぁぁっ……♥」

これ以上深く入ってしまうのではないかと思うほど強く突き上げられ、
実際にぬ゛ぽっと亀頭と子宮口の嵌り具合がより深くなってしまった状態で、また絶頂を迎えた。
抱き合っているのを良いことに、相手の肩に顔を埋めて唇押し当て、素肌にキスしながら。
叶うなら今度こそ色濃く吸いたかったのだが、ここまで深く突き上げられてしまうと
自然と呼気が押し出されて唇が開いてしまい、無理だった。
代わりに、精液の勢いに合わせて熱い吐息を肩にかけたが。

「はあっ、あっ、まだ……で……て、ぇ…♥ああぅンっ……うれし…れしゅ……一緒に、イ、て……あはぁっ♥」

常人ならとっくに枯れ果て、出たとしても水のように薄まった精液なのだろう回数、時間、経過している。
だが己の子宮が受け止めているのは、緩んだ子宮口の分まで蓋となってしまいそうに濃厚な白濁。
きゅう、きゅんっと不規則に膣と同じタイミングで子宮口も亀頭を挟み、
出口を失っているおかげで、またうっすらと聖女の下腹部は膨らんだ。
教会を出て彼と生きることがいかなることか、彼と釣り合うだけの身分を持っていない己が
王族の子を出産するということが何を意味するのか、難しいことは考えていない、恋する女の選択は。
――――堪らなく聖女を幸福にして、射精の勢いが弱まっても未だ、抱きついたままに。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 聖女である彼女と共に堕ちる。それは、深淵に至る己が彼女に救われるのか。それとも、神から強奪するかの如く、彼女を常闇へと誘うのか。行く末は己にも分からないし、興味は無い。彼女を離さなければ、それで良いのだから。

「…ぐ……まだ、出るっ……!イけ…っ…!子種を吐き出され、子を孕み、思うが儘に快楽に溺れて、イき、狂えっ…!」

ひとしきり濃厚な精液を吐き出して尚、その子宮を白濁で満たさんとばかりに小刻みに精液が吐き出される。
ぐり、ぐり、と射精の度に肉棒を押し付け、少しでも深く彼女の中に白濁を吐き出そうと。己の証を刻もうと肉棒は貪欲に蠢くだろう。
乳房の先端ごと鷲掴みにする様に沈めた己の手が彼女の鼓動をより確かに感じ取れば、その高鳴りを己の身体で感じようと指先に僅かに力が籠る。まるで、高鳴るその鼓動すら己のモノだと言わんばかりに。

「……っ、は、あっ……はぁ…。…全く、此れだけ達しても、未だ肉棒を咥え込むか。今宵だけで、随分と淫蕩に堕ちたものだな、クレマンス」

己の肩に吸い付こうとした聖女が、肉欲に震えて吐息を吹きかけるに留まった姿を視界に捉えれば、愉し気な笑みを浮かべながら緩やかに首を傾げる。
子を孕んだかの様に己の精液で僅かに膨らんだ聖女の下腹部を、乳房を這い回っていた己の右手でそっと触れて、愛おし気に軽く撫でた。
そして彼女を抱き締めたまま、その身体に身を預ける様にぽふりと倒れ込んだ。無論、肉棒は未だ彼女の中でそそり立ったまま。

――実のところ、己もまた聖女と共に生きるという事について事後の面倒事や教会、宮中との諍いを深く考えている訳ではなかった。
ただ、己のモノを奪おうと言うのなら。己が選んだ雌を奪おうと言うのなら。ソレらは全て敵であり、滅ぼしてしまえば良いだけの事。この心地良い時間を奪う者を、文字通り冥府へと叩き落としてしまえば良いだけの事。そう考えているからこそ、深く考えてはいなかった。
きっと己は、神に祝福される事はもう無いのだろうな、と彼女の体温を身体で感じながらクスリと笑みを零した。