2019/03/18 のログ
■クレマンス > どう考えても己に大神殿の建造費並みの価値が有るとは思えない。
彼らしい尊大な口調ではあったが、この一晩でかなり人柄が分かるようになってきた。
少女のような顔立ちに高慢な態度。だが、心の内側は歳相応のものが見える。
そして素直ではないところが有る。―――無自覚に本音が隠しきれていないところも。
「…………ギュンター様に買い上げていただきましたら、私はどのように生きて良いのでしょうか。
望めるのなら、ギュンター様のお顔を拝見したいときに少し歩けば叶う距離で…民と触れ合っていたいです。
それとも買い上げていただいたら、神の御許からも離れるものなのでしょうか?」
神に執着しているというよりは、それ以外に生きる道を知らないのが大きい。
買い上げるという意味が何を指し、己の立場がどう変化するのかは分からないため、抱くのはぼんやりした夢想。
ぼんやりぼんやり、どこか熱に浮かされたような心地で触れ合いを楽しんでいると、耳から入り込むのは少年の声。
高慢にも聞こえるその声音から、戸惑いながら素直な感情が見え隠れしている。
―――微笑ましくて、無意識に唇が緩んだ。
「…………それでは勉強していくしかありませんね。一緒に」
こういったことは書物ではなく、経験が物を言うことは彼と同じく未熟な己にも分かる。
性臭に満ちた部屋で甘く戯れながら言葉を交わし、耳元のくすぐったさに
笑い声をこぼす聖女であったが、太腿に感じる熱に、その声が途切れた。
甘酸っぱい熱と、獣の肉欲に満ちた熱が入り交じる、妙な気分だ。
「……ギュンター様のおちんちん……また硬くなってます…?
ふふ……、……このままだと、ずっと離れられませんね」
子宮が疼くような感覚が有るのは、彼の子を孕んだのであれば必然かもしれない。
出逢ったときに比べれば甘く甘くなった雰囲気の中、聖女は吐息の如くの囁き声と共に、太腿を揺り動かした。
こすりつけられる肉棒を肌で撫ぜ、さらに膨張させようと淡い刺激を与える。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > ――後日継続にて――
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 教会」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 教会」からクレマンスさんが去りました。