2019/02/24 のログ
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 言葉遣いを正し、中へと案内する彼女に続いて教会へと足を踏み入れる。
彼女の思いとは裏腹に、思ったよりも聖女が浮世離れしていないものなのだな、と感心していたり。高位の聖職者や貴族を迎える経験があるからだろうかと考えていたが――
「其処まで持成さずとも良い。夜半に押し掛けたのは此方故な。というよりも――」
彼女が浮かれている理由が今一つ思い至らず、何か良い事でもあったのだろうかと益々内心の疑問は深まるばかり。
取り合えず、此方をもてなそうとする彼女に気を遣わなくて良いと返した後――
「……自分を抱くかも知れない貴族に対して、随分と無警戒な様子だが、聖女殿は最早艶事には慣れてしまわれたか?」
相手が己を少女と勘違いしているとは知らぬまま、浮かんだ疑問を解消する為に不思議そうな表情と共に首を傾げるだろう。
■クレマンス > 子供扱い甚だしく、ミルクを温めようとカップを用意しようとしていたところ。
御遠慮無く――と言いかけて、突拍子の無いことを言い放った少女に、耳を疑って振り返る。
「――――――あ……あぁ……」
言葉が出なかったが、得心したように口を開いた。
己は異性ばかりを相手にしてきたし、知識も男女のものしか無いのだが、同性でも睦み合えるとは聞いていた。
だが、目の前の少女がそれを目的にして来たというのは信じがたく、想像してしまったことにほんのりと頬色づかせ。
「……ギュンター様はそういった嗜好をお持ちなのですか?生憎と私は疎く……。
それに、ギュンター様が私をどうこうするようなお姿には見えませんわ」
脂ぎった肉欲が隠しきれない者を相手にすることの多い聖女が、それとは違った相手に向けるのはやはり微笑みだったり。
ソファーへどうぞ、と促しながら、1度は止めた手を動かし、灯った火を利用してミルクを温め始めた。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 彼女の言葉に、表情に浮かべる疑問符は益々その色合いを濃くするばかり。
自分は女を抱くような姿には見えないとは、やはり年齢によるものだろうかと思考を走らせ――そこで漸く、思い至った。
「……何というか。思い違いであって欲しいのだが、私は男だぞ。勘違いしていたのならすまないが」
促されたソファを素通りし、彼女の元へ歩み寄る。
そのまま、彼女の間近まで近づくと、その身体に触れようと手を伸ばして――
■クレマンス > 「え……?」
じっくりゆっくりと温まっていくミルクに注視していたがために、聞き間違えたのだろうか。
此方へ伸ばされる腕を避けることは無かったので、肩であろうと腕であろうと、触れることは可能だろう。
聖女は信じられない言葉に、改めて相手の容姿を確認しているようだった。
―――たしかに、この年頃ならある程度有っておかしくない胸の膨らみは確認できない。
だがほの白い肌や、顔立ちはどう見ても――――。
「男性……ですか?本当に?……申し訳ございません。
私は人と接する機会が少なく……。人間というのは、男女の差があまり無いのですね」
未だ信じられないが、己が世界のごく一部しか知らないことは自覚しており、両手を頬にあてて困り果てる。
出逢って短時間だというのに、その短時間で失礼なことをしたことになる。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…いや、他の人間はもう少しはっきり男女差が出るものだ。私の容姿が"比較的"男性らしからぬだけでな。とはいえ、此方もそこを慮るべきであったな。すまない」
彼女の言葉に浮かべるのは僅かな苦笑い。
流石に人間という種族でひとくくりにされては困るので否定する様に首を振りながらも、自分の容姿が少女の様である事は微妙に弱い表現で言葉を濁した。
悪意を持っていた訳でも無し、彼女の思い違いに特に気を悪くする事も無いのだが――
「…とはいえ、流石にそこまでまじまじと確認されてはな。男を知らぬ訳では無いのだろう。ならば、触れて分かる場所で確かめてみたらどうだ?」
最初は、半龍の聖女とやらに興味があった事と、資金面での話をするだけのつもりだった。しかし、困り果てた様子の彼女を少し虐めてみたいな、とも思ってしまう。
そして、己はその欲求を満たす立場と権威、資産を持つ王族。伸ばされた腕は彼女の細い腕を掴み、己の下腹部。股間の部分に触れさせようと引っ張ろうとするが――
■クレマンス > 「そんなこと。すべては私の勉強不足です。お召し物は男性用だということにも気づきませんでしたし……」
あくまで服の話であり、相手の外見についてはやはりどうしても少女にしか見えないのだが、
此方が勘違いしていたのに謝られては立場が無い。
重ねてどうしたら良いものかとひたすら困っていると、思わぬ言葉に思わぬ場所へ――誘われる、手。
彼がどこを触らせようと分かった瞬間、ピクッと指先が動いて躊躇いが見えたが、引っ込めること無く従った。
――――やわらかく、包むように触れる。
布越しではあるが、当然その感触は何も無い己のものとは違った。
何か有るというのは明白で、顔を真っ赤にして俯いたが、自然と視線はその触れている股間に向かい。
「あ…………有り……ます……」
何が、とまでは言わない感想を。
相手が異性で、ここを訪れたということは己の体を自由にして良い立場にある存在だということになるが、
今さっきまで同性の少女だと思っていたものだから、思考を切り替えるのはかなり難しい。
そこで、少女であれば、ミルクでも飲んでゆっくりおしゃべりして明かせば良いと思っていた話題を。
どのタイミングでこの腕を引けば良いのか分からないといった、眉下げた顔で。
「…………ギュンター様は、どのような御用件でいらっしゃったのですか?」
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…まあ、互いの誤解が解けたのならそれで良い。それ故、これ以上謝罪の言葉も要らぬ。第一、貴様に過剰な非がある訳でも無いのだ。余り卑屈になられるのは好かぬ」
謝罪の言葉を告げる彼女に、尊大な口調で言葉を返す。
余りにも申し訳なさそうにされるものだから、此方の言葉遣いも合わせる様に高慢なものへ。即ち、他者を従え、従属させる立場の者としての口調へと変化しつつあるだろう。
そして、抵抗する事無く下衣越しに己のモノへと彼女の手が触れれば、勃起しないまでも彼女の手の中でビクリと震えてその存在を誇示するだろう。
羞恥に頬を染める彼女を愉快そうに眺めながら、鷹揚に頷いて言葉を発する。
「で、あろう。その身を持って、私が男性だと認識してくれたのなら何よりだ」
本来であれば、此処で彼女の手を離して終わりなのだが、己の股間に視線を向けて俯く彼女に、沸々と嗜虐の炎が灯る。
「…最初は、単純に聖女とやらの姿を見てみたかっただけだ。後は、我が一族は金融を営む政商の王族故、教会の資産を管理するという貴様に話を通しておこうと思ってもいた。
だが、そうだな。今は違う。少女と勘違いされる様では男が廃るでな。今宵一晩、褥の相手に貴様を買おうかと思うところだが」
何の用件か、と尋ねる彼女に淡々と用件を告げる。
尤も、最後の言葉は俄かに熱を帯び、握った手を離さぬまま、彼女の手で肉棒に刺激を与えようとゆっくりと摩り始めようとするが――
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 教会」からクレマンスさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 教会」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > ――後日継続予定――
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。