2019/01/22 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にアンジェラさんが現れました。
■アンジェラ > 細務で早朝に出かけた帰程。
空気は冷たいが日差しがあるにもかかわらず、アンジェラの頬と耳は赤く染まっていた。
それは寒さからではなく、体温の上昇から。
「やはりうつってしまったみたい。今日の炊き出しはみんなに任せた方が良さそうだわ」
昨日、伝染病にかかった子供たちの世話をした。
除菌など用心したが、それでも子供に深く接すれば接するほど感染は避けようがない。
寒気の後の熱に躰を震わせ、歩みを速める。
足許は心細いが、寒風は意外にも気持ち良かった。
氷嚢を全身に押し当てられているようで、熱も早く下がるのではと錯覚する。
だが躰は確実に弱っており、常に凛然としたまなこがとろんと下がり、唇も呼気をこぼすために開きがち。
嘆かわしい、なぞと思いながらままならない。
■アンジェラ > 修道院に戻った後、各々に指示をしてから休むことに。
弱い子供とは違い、成人した健康な大人であればそう時間をかけることなく回復するだろう。
それは思いがけぬところで久々に得ることになった休息日。
―――労働を好むアンジェラには少々苦となる1日であったとか。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からアンジェラさんが去りました。