2018/04/12 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にゼーレさんが現れました。
ゼーレ > 教会や、何かの神仏を祀る店がやたらと目立つ、宗教が浸透した都を行く男性。
自国にはない独特の賑わいには、観光客のような気分を覚えつつもなるべく人と接触しないよう気を付けて歩く。

…と言うのも、彼は負傷していたからだ。体力や我慢強さ、若干の応急処置によって動けないという程ではないにせよ、通りすがりの他人と肩が触れ合えば傷む。

ましてや己の血を付着させてしまえば不衛生極まりない。たまに通りかかる人が、物々しそうに見つめてはすぐに通り過ぎてしまう。

「……もしもし、そこのお方。治療を受けられる施設をご存じであれば……」

通りかかる人たちに頑張って声をかけるが、忙しいのだろうか?
あんまり相手にしてもらえず、少し困り果てていた。