2018/04/11 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート/小さな教会」にクウィンさんが現れました。
クウィン > 街の中心部よりやや遠い、鬱蒼と生い茂る森の中に佇む小さな教会。
燭台の明かりだけが頼りとなる夜分、人気のない礼拝堂で行われているのは祈りでも説法でもない。
本来であれば祭壇の上に飾られているはずの供物や花々は床になぎ倒され、
その代わりに若い女が一糸纏わぬ姿で横たわっている。
女の肢体には、祭壇から“生えた”という他に形容しがたい無数の魔の手が絡みつき、
硬い天板へその身を縫い留めてしまっていた。
上肢に添えられた手は遠慮なく胸を弄び、下肢に添えられた手からは三本の指が秘所へと潜り込んで、
中の蜜をぐちゃぐちゃと掻き出している。
神聖であるはずの教会に、女の狂ったような叫びと淫らな水音が充満していた。

「さてさて困りましたねぇ…。
 芳醇な香りにつられてここまでやって参りましたが、どうやらその持ち主はあなた様ではなかったようです」

女へと感情のない瞳を向ける魔族の男は、顎に手を当て軽く首を捻った。

クウィン > 「せっかく“ご協力”頂いたというのに申し訳御座いませんが、
 あなた様の精気は残念ながら到底美味とは言い難く…おっと失礼。
 いやはや、私めの鼻も当てにならないものですねぇ…」

男は悪びれることもなくそう言ってのけ、牙の覗く口元からフゥ、と息をつく。
協力と言っても実際は強引に襲ったに過ぎず、相手からすれば災難でしかないだろう。
女から発せられるエネルギーの不味さに眉根を寄せつつも、
男は彼女の顔を覗き込み、蛇のような毒気のある笑みを見せた。

「とは言え何の成果も上げられないと、私の王がひどくお怒りになるのです。
 申し訳御座いませんが今しばらくそのままで―――…おや?」

男が言いきらないうちに女はガクガクと震えを起こし、今にも気を失いそうになっている。
意識のない者から精気を奪うことは出来ないため、際どいところで責めを緩めることが大事だが、
なかなかどうして上手くいかない。

「嗚呼…これはますます困りましたねぇ。
 何方か代わりの子羊が来てくださると宜しいのですが」

クウィン > やがて女が気を失うと同時に続行を諦めると、男は口直しとばかりに他の獲物を求めて夜の空へと飛び立っていった。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート/小さな教会」からクウィンさんが去りました。