2018/02/08 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 大通り」にマイさんが現れました。
マイ > 「んー…ろくでもないお宝の匂いがぷんぷん…」

気の向くままに今日は神聖都市に訪れるマイ。
目的は観光ついでに怪盗としての獲物探し。
腐敗した教会の地下にはいかにも信者や奴隷から集めたお宝が眠っていそうではある。
でもそういうものを盗んでも、あんまり盛り上がらない。
教会の腐敗は暴かれるかもしれないけれど、義賊をやっているつもりはない。

「狙うんだったら…マジで困るものにしたいなぁ」

ふらふらと通りを歩きながら都市の中でも比較的目立つ建物に目を付けていく。
時計台の針に突いた大粒の宝石、大聖堂にある黄金の十字架、神を模した大水晶などなど、盗めば大事になりそうな獲物を見定めていく。
その様子はただ観光で寄り道した少年冒険者にしか見えないだろう。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 大通り」にリーネさんが現れました。
リーネ > 「…………」

そんな中、ふと目にとまったのは鳥かご。
その中に閉じ込められたのは空色の髪、翡翠の双眸。
空気に融けるような蝶の羽を持った人形。

否。それは――――。

「…………はぁ…………」

生きていた。
それは妖精と呼ばれる種族。
30cmほどしかない体躯は、まるで人形のように均整の取れた体つきをしているが、間違いなく生きている。