2018/01/26 のログ
ゼナ > 「―――ふぁっ、あっ、んぅ……ゃ、っ、やぁ、んぅ……らめっ、あっ、イ……ッく、………、~~~~~~~~ッッッ❤❤」

慌てて引き剥がそうとした腕は、少女の無垢に阻害され、いっそねっとりと嬲られる事となった。
小麦の指の根、甲に比べて幾分白身の強いその場所を可愛い紅舌にてちろちろ舐められ甘く吸われて至るエクスタシー。

アクメ声だけは必死の努力の甲斐もあって押し殺すことが出来たはず。
しかし、ビクンッ! と大きく跳ねた腰が、むっちりと肉付きのいい太腿を、かくっ、かくくっと不安定に震わせる動きと合わせ、生娘の絶頂を衆目にはっきりと示していた。

『え、うそ……あのお姉さんイッちゃってない……?』
『えぇえ、まぢでぇ!? 超変態じゃんーっ!』
『エッロ……。』
『はぁ……はぁ……はぁ……っ、――――ウッ!』

押し殺されたざわめきが、淫熱に蕩けた脳裏に遠く聞こえてくる。
消え入りたくなる程の羞恥に対し、小首を傾げる少女の愛らしい顔と来たら無垢そのもの。
こちらはぐちょぬれのおまんこを視姦されているかの羞恥と背徳を感じ続けていると言うのに、己を絶頂にまで追い込んだ少女には屈託の欠片もないのだ。
うぅぅ……なんかずるいですぅ……。
なんて、どっちが年下かわからない感想さえ抱くお姉さんは、ほんのちょっぴり拗ねた様な風情を覗かせる。

「はぁ……はぁ……は、ぁ……はぁ、ぁ……。」

少女の舌淫から開放された手指を豊乳がひしゃげるくらいに胸に抱き、戦慄きの残滓で小さく背筋を震わせながら、乱れきった呼気を落ち着かせようとする。
己の顔は、熱でもあるかに紅潮してしまっているはず。
異様な静寂の中、一体何がきっかけとなったのか、ハッとした様子の店主が

『ぉお、お客さん、な、何にいたします?』

と、何事も無かったかのような問いかけを投げ、そこからゆっくり、淫熱の残滓と困惑の気配を色濃く残したまま、それでも日常が戻ってくる。
白々しいまでに作り物めいた、無理矢理の日常が。

マリアージュ >  
ゼナ様がどんな気持ちになっているのかも判っていないままに、丁寧に、丁寧にと舐めとる口元。
口を離してゼナ様を見ますと、とても・・・何か大人っぽい様子で。
首を傾げさせながら、徐々に心配そうな表情に変わりますと。
はっ、と。周囲からざわざわとした声がきこえまして、慌てるようにきょろきょろとさせてしまいます。
ぎゅっと、ゼナ様のお手を自分の胸元で抱くようにしまして、

「ゼ、ゼナ様。どこか行かれますの・・・」

ゼナ様の体調を心配する表情のまま、距離を縮めまして、少し触れあいます距離で見上げるのです。
ゼナ様の手を離しまして、両手を合わせるようにしまして、まるで祈るかのような姿。
ゼナ様にどこかに行かれると思うと、凄く不安になってしまいまして。
顔を近づけようと、背伸びをするのです。
距離感が近く、目と目の距離がかなり近くなるでしょうか。

周囲の音が戻る中で、それも関係なく。
縋るような潤み始めた目を向け、小さな桜色の唇を、何か言おうと開けてはきゅっと唇を閉じて見つめるのです。

ゼナ > 「も、もぉ……マリアージュちゃんってば、ほ、本当に困ったいたずらっ子さんです……っ。」

己が先に変態行為をしかけた事は棚上げし、無理矢理年上としての威厳を保とうとする薄っぺらな台詞。
無論、蒼瞳を不自然に逸らされていた。
しかし、屈託のない表情を一変させて不安げに、それこそ泣き出しそうなくらいに歪ませる少女の様子を見れば、再び「もぉ……っ。」と溜息の様に力の抜けた、それでいて優しげな笑顔を浮かべ

「大丈夫ですよ。マリアージュちゃんを置いてどこかに行ってしまったりなんてしませんから。」

淡い膨らみをゼナの豊乳を持ち上げる様に摺り寄せ背伸びをする彼女。
その可憐な唇に、んちゅっ❤ とついばむような口付けを落として安心させる。
そして、一向に冷めようとしない頬の熱を感じながらも、ゼナは気持ちを切り替えるためにも意識を周囲へ走らせた。
未だチラチラと向けられる視線に全裸でも見られているかの居心地の悪さを感じつつ、ずっと前からこちらを付けていた監視者の気配が直ぐ側まで近づいている事に気付いた。
もうひと押しすれば、彼らは間違いなく行動に出るだろう。
色々と想定外なこともあったけれど、囮としての役割は結果的に見事に果たせているのでよしとする。
ある意味狙い通りなので良しとするのだっ!

未だ火照ったままの淫らな身体を潜めた深呼吸にて落ち着かせたゼナは、ぐわっと開いた大口で、ぱくぱくはむはむむぐむぐごくんっ!
オークもかくやと言わんばかりの健啖家っぷりを見せて、大道芸の如くあっという間に大ぶりのスイーツ3個を平らげて、『先程の淫行など二人の間では日常なんですよ?』と言わんばかりの笑みを浮かべて言い放つ。

「―――それじゃあマリアージュちゃん、”二人きりになれる場所に行きましょうか❤”」

任務に入る前の話し合いで、彼女との間に決めたキーワード。
二人きりになれる場所に行こうという誘いは、そろそろ相手が仕掛けて来ますので、襲われやすい場所に行きますよ。覚悟を決めてくださいね。という合図。
差し出した小麦色の手がきゅっと彼女の小手を握る。
にこにことした表情こそ先程と変わらぬ物の、手指を握る強さは、ちょっぴり強くなっていて、ゼナとて軽い緊張を感じているのだと少女に伝える事だろう。

そうしてゼナとマリアージュ、二人の美少女は程なく人気のない路地裏の袋小路へと入り込み、フードを目深にかぶり、デスマスクめいて不気味な仮面を付けた黒衣の集団に襲われる事となる。
無力な生娘のふりをして、薬品臭も強い布切れで口元を塞がれたゼナは、急速に色を失う視界の中でパートナーたる少女を見つめる。
『大丈夫、わたしがきっとマリアージュちゃんを守ってあげますっ!』なんて強い意志を覗かせた蒼瞳が

――――――ついには暗闇へと沈んだ。

ゼナ > 【後日、継続予定です。】
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からゼナさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からマリアージュさんが去りました。