2017/08/09 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 礼拝堂」にツァリエルさんが現れました。
ツァリエル > 午後の昼下がり、人気の少ない礼拝堂でツァリエルは一人静かに祈りを捧げていた。
先日から起こった体の異変、男女の混じり合った体になってしまったことについて
何かしら自分で解決できる手段を求めているが
魔法や呪いに詳しいわけではない自分には探す宛がなかった。

藁にもすがる思いで訪れたのは昔なじみの礼拝堂。
ここで祈りを捧げて、天啓、あるいは解呪の力を持った司祭と縁が繋げれば
と思って訪れたのである。

だがそんなに運良くことが運ぶわけでもなかった。
祈りを捧げても神は何も答えないし、解呪の力を持つ相手が本当に信用に足るかどうか見定めなければならなかった。

ツァリエル > 一人、またひとりと礼拝堂か信徒が去っていく。
長椅子に腰掛け祈りを捧げていたツァリエルもようやく顔を上げて
頭上に見えるステンドグラスを眺め、ため息をついた。

早く男に戻りたい、だがどうしたらいいのかがわからない。
そうこうしているうちに、体に熱い疼きが走り思わず体を抱きしめてうずくまってしまう。
ふたなりの体になってから、頻繁に欲情するようになってしまったのだ。
特に、女の部分が否応なく疼き、濡れてひくつくのだ。

辺りを見回し誰も自分に注意を向けていないことを確かめてから
そっと股間に手を忍び込ませる。
やはりそこには男のしるしの他に、女の秘められた部分がついており
下着を濡らしているのが指先で感じられた。

あまりの情けなさに泣きたくなるような気がしてきた。

ツァリエル > 淫欲に捕らわれて思わず人目をはばからず自分で自分を慰めてしまいそうになる。
それをぐっと堪えて伸ばした手を引き戻した。
ここで欲に負けてしまったらそれこそこの体は元に戻らないような気がしたからだ。

自分の興奮を抑えるために何度も深呼吸をして体の熱を冷ます。
やがて冷静になった頭で今日の成果が無いことを確認し、
礼拝堂を後にした。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 礼拝堂」からツァリエルさんが去りました。