2017/03/24 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にリーシャさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からリーシャさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下」にリーシャさんが現れました。
■リーシャ > 「よっと……んー、ここ、どこ?」
出会った馴染みの聖女に連れられて、どことも知れぬ場所で一夜を過ごした後の事。
沢山の触手を産み落とす代わりに解放された少女は、少しの休憩の後に帰路を辿る。
連れてこられた時のことは覚えていなかったが、示された道をただひたすらにてくてくと。
進んでいけば、やがて天然の洞窟のような足元が、切り出された人工の岩へと変わって。
さらに進めば、何やら大きな岩の陰に出る。その横合いの隙間をくぐったのが先程の事。
「……で、歩いてきたのは良いけれど、これって、遺跡の下とかかなぁ?」
さらに進めば進むほど、周囲は人の手で整えられた空間になる。
足元の石はやがて平らで滑らかなものになり、空気は程よい暖かさを孕む。
壁には篝火が掛かっており、やがて遠くからは悩ましげな喘ぎ声と甘い匂いが流れてくる。
ぽつぽつと石牢や部屋なども見えてきて、中には拘束台や三角木馬等の常軌を逸した品々が垣間見えた。
恐らく、女性を監禁して調教する為の物なのだろうそれらを横目に、少女はさらに足を進める。
「悪趣味、な気もするけど、どこもあまり変わらないねぇ。欲望たっぷりってやつ」
ぼやきながら進む足取りはのんびりとしており、その表情は気楽なものだった。
■リーシャ > 進めば進むほどに淫らな気配は濃くなり、空気の甘さも増していく。
連れ込まれている女性達の特徴はといえば、その殆どが修道服を着ていること。
普段は禁欲を是としている女性達が、まるで贄の様にその身を凌辱者に捧げている。
相手の姿も様々で、男に、女に、或いは魔物を携えた者など、何だっているような気がしてくる。
一様に身なりがいいのは、ここがそういう場所だからなのだろうか。
「……お貴族様が、修道女を連れ込んで遊ぶ場所って感じ?」
少女が通ってきた道は、恐らくこの施設の最奥に近い場所から続いていたのだろう。
だから、本来であればこちらが奥で、徐々に本来の入口へと歩いていることになる。
こうした施設は、奥に行けば行くほどに部屋の内装も行われる行為も過激になるのが常だ。
鞭の音が、くぐもった悲鳴が、そして何より、時折淫らな仕掛けに身を委ねたまま、見世物にされた雌の姿が。
その全てが、この場所で行われる苛烈で淫猥な出来事を象徴し、この場限りの常識として鎮座していた。
■リーシャ > 濃密な蜜と媚薬の匂いの中を、少女は足音立てずに進む。
こうした場所で出会う者は、大抵が厄介な相手だと知っている。
傷つければ勝手に罪が大きくなるし、従わなければ濡れ衣を着せられる。
そして唯々諾々と従えば、ここぞとばかりに苛烈な責め苦を加えるのだ。
だから、このような場所からは静かに立ち去るに限る。
「っと、皆お盛んだよねぇ……」
はぁ、と溜息を一つ吐くと、再び進み始める。
幾度も角を曲がるたびに、誰にも出会わないよう祈りながら。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下」にアヌラさんが現れました。
■アヌラ > 「ん~実にいい香りが漂っています
数種類の媚薬が混ざり合うことでお互いの効果を高めている。実に良い!」
恍惚の笑みを浮かべ部屋に漂う匂いを吸い込み吐き戻しそうな体勢で周囲をぐるりと見まわし微かな声で絶叫する
ここは何て臭いのか、個人的にはバニラやシナモンの香りが好きなのでこの薬と肉の混ざる匂いは好きになれない
ここでの用事は既に終了しているのでもう帰りたいのだけれど人間は欲深い物
もっと何かないか、更に何かないか
誰もが自分の相手に夢中な事を良い事に両の眼を見開いて周囲を探る
「ん~??
なんですかぁあれはぁ???」
そろそろ首の稼働限界を突破しそうな折に妙な動きをする少女を見つける
薬による興奮状態は確認できず足取りから奴隷の様な栄養不足も見受けられない
とても不思議、とても不可解
足取り軽くコソコソとしている少女の元へ近づいていく
「どうもお嬢さん。こんな場所でお1人ですか?」
先程までの奇行が嘘のような自然な笑みを浮かべて話しかける
予め少女に先ほどの場面を見られていれば痛く滑稽な姿だろう