2017/02/25 のログ
■シャーロット > 残念そうにする男、こちらも残念である
血を見るのも大好きなシャーロットは肩を竦めて
「…ふぅん、最近奴隷市に出されるミレーの質が悪いと思っていたけれど、
貴方も一枚噛んでいたのかしらねぇ…?」
そう、少女は奴隷を買い付ける側の人間だ
「壊れる寸前になったゴミを出品するゴミがいるのでは、と思っていたのだけど」
もしかして貴方?
とじろりと大神官を見る
その目はとてもではないが、少女のものとは思えない悪意に満ちる
■ジャーク > 『……さ、さて?私はよく、分かりませんな。はは、ははは…』
少なくとも、この施設は何処をどう見ようと奴隷の管理が行き届いているようには見えないだろう。
彼女の権力の乗った威圧的な眼光にたじろいでしまう大神官。
どうやら、心当たりがあるようだ。危険予知的な身震い一つ。
乾いた笑いで慌てて惚けながら、
『そ、そういえば、私は夕方からの神事があります故、これにて失礼せねばなりませぬ!
御足労頂き大変失礼でありますが、大臣様、また日を改めて頂ければと……!!』
すたこら背を向けその場から逃げ出そうと駆け出した。
「あー、おい、大神官君!
面白いモノを見せてくれるんじゃあ……。」
■シャーロット >
背を向け駆け出した大神官
その動きは地下に響く銃声によって止められる
立ち昇る火薬の香りと、少女の手に握られる装飾華美な一丁のフリントロック
彼の大神官が奴隷市の品質を下げる原因の一端だとわかったからか、
もしくはそうでなくとも、この少女に躊躇もなかったのか
凶弾は大神官の脚を狙い放たれた
「ああ大変~大神官サマはお怪我をなされてしまったわ、
代わりの神官を手配してさしあげて♪」
はい、と後ろに控えていた従騎士の一人に金貨のたっぷりはいっていそうな袋を手渡す
従騎士は一礼し、その場から去ってゆく
「面白いものは私も見たいし、ねぇ…?」
■ジャーク > 『ぐぁっ…?!』
銃声の鼓動がその場に居る全員の胸を打ち、一気に彼女へと注目する。
背中を向けて走り出したものだから、
大神官なんて呼ばれる高尚な魔術を持つ者もそれは軽々足を撃ち抜かれて無様に前のめりに倒れ込む。
「……はぁ、面白いモノは兎も角、優雅ではないやり方だ。
一応彼は私の商売相手だったのだがね。」
少々興醒めしたように溜息を吐き。
程なく、オドオドした下っ端の様な何も知らなさそうな神官服の若そうな男がそこへ送られる。
『し、しつれいしまー……うわぁ…す。』
そこに並んだ顔ぶれを見るなり、凄く嫌そうであった。
少なくとも、この男が何か知っていると言うわけでもなさそうである。
■シャーロット >
「あら可哀想…
商売相手はちゃんと選んで、飼いならすことですわね♪」
うふっ♡と微笑む
興ざめされたような溜息もどこ吹く風
自分のやったことが間違っているとは欠片も思っていないのだ
「大神官サマがちょっとした事故をお怪我をなされてしまったの。
大事な催事があるらしくって、代役をお願いしたいとのことよ~」
くすくすと笑みを浮かべる少女に、その手に握られる華美な銃
何を隠す気すらもない
■ジャーク > 「……フン、よく覚えておこう。」
それもまぁ、一理あるにはあるのだ。少々腹立ち気味に頷き。
死にかけの奴隷を売られるのは買い手としては嬉しくない。
『は、はい…?代役…?どどど、…どういうことでしょう…?』
素っ頓狂に首を傾げながら、頭の上に?を浮かべる若手神官。
「いや、もう結構。私は興が醒めてしまった。
昼飯にも良い時間だ、良い肉でも食って紛らわそうか。この辺に美味いドラゴン肉のステーキの店がだな―――
キミ達、引き上げるぞ。……先に失礼させて頂くよ、キミ。
ああ、そうそう。アチコチでそのピストルを撃ち放つのは程々にしてくれたまえ。
アクセサリーには素敵だが、貴族らしからん野蛮な行いだよ。」
そう言い残し、ジャークと衛兵一同は地下収容施設を後にする。
そこには、シャーロットと若手神官が残される。
さて、銃を突きつけたところで何か面白い物が見れるわけでもない、
オドオドとし続けるだけのとばっちり若手神官の運命は―――?
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下収容施設」からジャークさんが去りました。
■シャーロット >
「ふぅん…?
大臣サマのお人なりには興味あったけれど、ふふ♡」
くるりと銃をしまう
「頑張って大神官サマの代わりを果たしてネ♪」
ひょいっとその場て背伸びして神官の頭を撫で、意味もわからず固まっているのを気にかける様子もなく、軽い足取りでその場を後にした
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下収容施設」からシャーロットさんが去りました。