2017/02/24 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下収容施設」にジャークさんが現れました。
■ジャーク > ある日の昼間の事。しかしこの場所に光というものは決して注ぐことのない場所で。
優雅なる貴族はカカオというモノから作られたチョコレート、なる嗜好品を貪りながら、
幾らかの兵伴い、神聖都市の地下施設へ訪れる。
兵士の中央に悪人顔の貴族の横、同じ様に悪人顔をした神官らしい男が並んでいる。
薄暗い中を照らす明かりは蝋燭と火の魔法くらい。
床板は汚れて、あちこちに鉄柵と、その中から女の苦悶や喘ぎ声、すすり泣きや、獰猛な怒りの声、助けを懇願する声が聞こえるところだ。
普通の淫具はもちろんのこと、ギロチンや刃物、鞭、触手やら何やら……汚さの割に、変態性欲を掻き立てられそうな道具があちこちに散乱している。
「面白いモノがあると聞いてやってきてやったぞ。
何でも、神官や巫女、王族に、果ては魔族まで捕えて…この様に、好き勝手に楽しそうに拷問しているのだとな?
ククク、中でも巫女に信仰心を捨てさせるために拷問をしたと聞いた時には私も驚いた。
クックック、大神官よ。キミも中々悪い奴だね?」
『アハハハ、大臣様には敵いませぬ。どうぞ、どうぞ、今後とも我が教会を御贔屓に…』
「それは、キミがどれだけ面白いモノを見せてくれるか、だな?
さて、まずは……じっくりとキミ観賞タイムと行こうか。」
一体、何が見れるのか、目を引く捕虜はいるのだろうか。
或いは、何処かからハプニングが紛れ込むかもしれない。
楽しい時間になりそうだと、優雅なる貴族はワクワクしながら悪人顔の口角を歪めて、
鉄柵の向こうを照らして覗き始める事にしたのだった。
そう、出来れば気が強い娘を叩き伏せるのが良いなどと考えを巡らせながら…
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下収容施設」にシャーロットさんが現れました。
■シャーロット >
「王城もそうだけど、どうしてこう地下施設はどこも薄暗いのかしら。
貴族達もが使う場所何だからもう少し手を入れてほしいわね」
陰気臭いわぁ、と言葉を零しながら現れた少女は
口振りとは裏腹に興味深く辺りを見渡す
「神聖都市の地下にこんなに醜悪な場所があるなんて、噂には聞いてたけど」
とっても楽しそう、と笑みを深めて
「はぁい大臣サマ♡ご機嫌いかが?」
場にそぐわぬ優雅な立ち振舞から、ひらひらと手を振る雑な挨拶を送る
■ジャーク > 『お、おいお前何処から…』
唐突に現れた無礼な振る舞いの少女に食って掛かりかけた衛兵を手で制する悪人顔。
こいつは手を出すにはあまりに面倒な類だと知っているのだ。
「………ああ、キミは。フン…名家の御嬢様がわざわざどうも御丁寧に?」
一体何処から潜りこんだのか、いや、彼女くらいの身分であればそれくらい容易いのであろう。
やはりその特徴は数多の男の目を誘いこまんばかりに膨れるやけにでかい乳である。
どこぞの名家の御嬢様だった。
多少皮肉気に口を叩いて片眉を上げ
「……そうだな、
白濁と汚泥まみれのミレーばかりで少々退屈していたところか。
今のところ、あまり目を引くイキの良いヤツがあまり残って居らん。
この手で殴り倒したくなるようなヤツはな。」
やれやれと長い息を吐きながら、述べつつ鉄柵の向こうを眺める
その言葉に凄く気まずそうに大神官が息を飲む
■シャーロット >
「ふふっ、王城の地下でちょっと小耳に挟んだものだから♪」
此処の存在を口から滑らせた貴族でもいたのだろう
ミレーを玩具にし、奴隷娼館をいくつも経営している身としては気になる場所である
「ふぅん…?
大臣サマともなれば、こんな場所に来なくても選り取りみどりじゃないの~?」
くすくすと浮かぶ笑みには敬意は感じられない
所謂、同じ穴の狢のように見ているのだろう
■ジャーク > 「盗み聞きとは優雅な趣味ではないな。」
呆れたように鼻を鳴らしながら、鞭を手に取って、隣の鉄柵を覗き始める。
あちらこちらうろついてるあの娘の事、どうせここの門番も権力の威光で顔パスでもしたのだろうか。
「一理ある。
だが…そこの大神官がな、面白いモノを私に見せると言うので、わざわざ来てやった。
…まぁ…今のところ期待外れだが。
いや、キミ。この神聖都市で折角得たヤルダバオートへの信仰をだな。
この神聖都市の地下にて捨てさせる為の拷問や虐待をしているというのだ。
中々面白い話だとは思わんかね?」
わざわざこんな汚いところに来るのには、ちゃんと理由があるのだ。
流石にこの程度の貴族と思われたくないらしく、論う。
隣で話を聞いている大神官の顔色はどんどん悪くなっていく。
「最も、ここに居るのはあの様に…折れてしまった者ばかりなようだ。」
そちらへ向く事はなく、溜息をつきながら、未だ鉄柵を眺め続けて。
■シャーロット >
「あら、それは素晴らしいじゃない」
ぽん、と手を打つ
この少女はその手の話題が大好きなのか
あっさりとそれに飛びついた
「そういう歪んだ人間って素敵じゃない。
それでいて普段はさも敬虔な神官の顔してるんでしょう?」
どういう歪み方をしたらそうなるのか、と愉しげに笑みを深める
とても15やそこらの少女とは思わない、悪意ある人間の笑み
「それはわかるのだけどー、
使い終わったモノを置きっぱなしにしておくのは不躾じゃない?
ほら、首を跳ねるとか、油をかけて火をつけるとかぁ、
一番最後にできる遊びが一番楽しいのに~」
■ジャーク > 黙って鉄柵を眺めていたが、
「……ほう。」
ちょいと横目を遣って。頷く。
まるで頭の上に電球マークでも浮かんでいるかのように。
同じ穴の狢というのも、存外間違いではないのかもしれない。
褒められてるのだろうか、と大神官は無言のまま困惑している。
「キミ、意外に中々話が分かるようだ。
面白い事を言うじゃあないか。いや、実に。
どうせ使い道がない娘なら、成程、壊してしまえば良いのだ。
はっはっは、ギロチンは拘束具ではなく首を跳ねる道具だしな。
火達磨にしてやるのも面白いし、手足を跳ねてしまうのもいいか…うむ。うむ。
そうすれば、あの様に物を言わん者も最後に一番の良い声を聞かせてくれるだろう。
確か…ギロチンがあったな。」
腕を組んだまま鉄柵から彼女へ視線を移して、再び鉄柵へ向ける。
『こここ、困りますよ大臣様!一応これ全部商品ですから明日には何人かバフートへ…!信用問題がですね!』
黙っていた大神官が横から猛抗議を飛ばすと。
「あーあー、わかっておるわかっておる。言ってみただけだろうに…全く。」
苦笑いで静まれと掌を上下した。けれど、語尾は少し残念そう。