2017/01/11 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にカイサーさんが現れました。
カイサー > (人の気配があまり感じられない教会内に硬質な靴音が響いている。ステンドグラスからの暖かな木漏れ日が射し込み、歩くたびにサラサラと揺れる銀髪を柔らかく撫でて美しく反射させていて。とある資料を探すために教会内にある書斎に籠り、あれこれと古文書やら細かい資料などを読みふけり、集中しているのか時間の経過に気付いていなくて。薄く眉間に皺を刻み真剣な表情で分厚い本をめくって。どうやら中々探し物が見つからないのか、本棚にある大量の本を背表紙に視線を移しては本を手に取りを繰り返して)
カイサー > (両手に分厚い本を抱えると、丁度陽射しが射し込む窓の傍にあるロッキングチェアに座りパラパラとページをめくっていく。穏やかで暖かな陽だまりの中、年期が入った栗色のロッキングチェアに身を預け本を読んでいるうちに、とろとろと瞼が落ち始めてしまい…ついには静かに寝息を立ててしまった。あまり人の出入りの無い教会といえど、公の場で無防備な姿をさらす事など普段であれば絶対にしない筈なのに、教会という場所が女を安心させているのだろう。僅かに開いたガラス窓から入り込む穏やかな風が、女の銀髪を優しく揺らしている)
カイサー > (暫く穏やかな寝息をたてながら眠ってしまっていたが、本が腿から滑り落ちドサッと音がするとキクンッと体を強張らせ漸く目を覚ます。ぱちぱち と何度か瞬くと、自分が本を読みながら眠りこけてしまっていたのに気付けば、コホン、と誰もいないのに何かを誤魔化す様に咳払いをして)……全く、何と怠慢な。(床に落ちてしまった本を拾い、パラパラとページをめくるけれど集中力が切れてしまったのか中々頭に入ってこず、小さく溜息を吐いて)
カイサー > (まだこの穏やかで暖かな日差しの中でまどろんでいたい気持ちを抑え、すっくと立ち上がると本を抱えたまま書斎から去って行った)
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からカイサーさんが去りました。