2016/11/21 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にロレイさんが現れました。
■ロレイ > 「みんな~、今日は集まってくれてありがと~♪ロレイ感激だよっ♪いっぱいヤルダバオート様のありがたい教えを布教するから、みんなものーしす主教のこと、よろしくね~」
協会の目の前にある大広場。そこでは年端もゆかない少女と貴族から平民までの男たちが織り成す謎の集会が行われており、あたり一帯は異様な熱気に包まれている。少女が声を拡張する魔法道具で挨拶を終えれば、どこからともなくきらびやかにアレンジされた教会の讃美歌が流れ始めて少女はその曲に合わせて踊りながら歌って観衆を喜ばせており、何気なく道行く人々でも、あまりのにぎやかさにもしかしたら立ち止まり、少女の歌声に耳を傾ける者もいるかもしれない
「えへへ~、一曲目どうだった~?今日はまだまだロレイが盛り上げていくから、みんなの信仰、よろしくね~♪」
少女の歌に合わせて観衆が行きぴったりの合いの手を決めて、中には謎の踊りを踊り出す者もおり独特の世界観で一曲目が終了すると大きな歓声に包まれながら慣習たちに手を振りウインクをしと忙しく一段高いステージを右往左往行ったり来たりしており
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にサーリットさんが現れました。
■サーリット > ここがヤルダバオートね…!
そんな気分でやってきた神聖都市。
王都で配達の依頼を受け、荷馬でゆるりとした旅路であったが悪くなかった。
配達完了の手続きを済ませ報酬を受け取り、荷物は宿に預け準備万端。
王都に帰る前に一日二日観光していこうかな…そんな気分で街を散策していた。
すると。
「…なんじゃいありゃ…。」
なんか物凄い集会が開かれている。
踊り狂うむさ苦しい男共と、ステージの上で踊る愛らしい少女。
何、音楽会?と足を止めて見てしまう。
近くのシスター服の女性に「あの、これ何ですか?」と思わず尋ねてしまうくらいだ。
■ロレイ > シスター
「ご存じありませんか?あ、旅の方ですか…なんでも最近教会の教えを広めるためにって毎週のように集会をこうやって開かれているんですよ」
尋ねられたシスターは半分困り顔になりながら旅人に答えて見せて。どうやらこの集会に対する思いは賛否両論らしく面白そうに眺めているものもいれば教会の威厳が台無しだとか言い年した大人が夢中になって…といった陰口をたたいているものもいるようで。
「じゃあ次の曲、いっくよ~♪次はねぇ…みんなも大好きあの曲っ♪」
旅人が思わずあっけにとられている間にも次々とステージは進んでいってあたりのボルテージは高まるばかりで。中にはあまりの熱中加減にぶっ倒れてしまう観衆もおりそこはただの音楽会というよりかはまるで護摩行のような近寄りがたい雰囲気を感じるかもしれない。
「あっりがと~♪それじゃあ来週もみんなのハートにヤルダバオート様のご加護を届けちゃうからね~♪…あ、この後はサインと握手会だから、讃美歌を布教音源買っていったみんなのこと待ってるね♪」
そうこうしているうちに集会は終わったらしく、少女がステージから降りてきて観客とハイタッチをしたりしながら旅人のすぐ近くまでやってきて。どうやら向かい側にある魔導書専門店で握手会、サイン会なるものを開くようで少女はそこへと向かっているらしい
■サーリット > 「は、はぁ…。」
当然のように親切なシスターの説明を受けると間抜けな声が漏れてしまう。
困り顔のシスターや、陰口を叩く人を見かけると、
そりゃそうだよねぇ…という気分になってくる。プロパガンダとしては成功しているんだろうけれど…。
ボルテージは最高潮に。
そんな雰囲気の集会を眺めながら、旅人としては主神よりも旅の加護って感じだしなぁ…という感想を抱く。
そして少女が降りてそばを通っていくと、へぇ、という気分になる。
親切なシスターに礼を言ってその場を離れ、近くの専門店へと歩き出す。
布教音源とか、まぁ記念品くらいにはなるかな?、とそんな気持ちでずらずらと並ぶ男性陣の後ろについていく。
しかしなんというか…愛らしい少女が興行しているのに、汗くさ…とちょっと顔を歪めて列に加わった。
■ロレイ > 「わ~いつも応援ありがと♪いつも最高の合いの手くれるから覚えちゃった♪今度は新曲もやるから気持ちいい合いの手よろしくね~♪…あれ、今日はじめてだよね?来てくれてありがと~♪ロレイまだまだ頑張っちゃうから応援よろしく♪」
熱気で魔導書のいくつかを痛ませるのではないかというくらいに蒸れてしまった店内では一人ひとりに丁寧に言葉をかけながら少女が握手を交わしサインを書いており観衆たちとのコミュニケーションをとっていて。観衆たちも記念に映像記録媒体で一緒に撮影したりついつい長々と話したりと好き勝手や手織り旅人の番が来る頃にはだいぶん時間がたっており。店仕舞いをするためかちょうど旅人より後ろの客は握手権を奪われ解散してしまっており少女と二人きりでの握手の時間となってしまう。
「旅人さん?確か今日初めて会うよね?私のこと遠くから見に来てくれたの?」
二人きりで向かい合った旅人に手を差し伸べながら首をかしげるとあざとい声色で話しかけて見せて
■サーリット > 随分と待たされ、ようやく次は自分の番、という頃にはため息が出ていた。
握手だのサインだの撮影だのよくもまぁ…と思ってはいた。
とりあえず記念品買ったらどこか落ち着ける場所に行こうかなァ…損な風に思っていると、自分の番が来た。
「えっ。あっ、はい。初めまして。
うーん…今日初めて知った、かな?」
うわ可愛い。と内心思うものの、問いかけには正直に答えてしまう。
表情には少し出てしまったかもしれない。ちょっと照れ笑いである。
差し出される手を数秒見つめ、あぁ、握手会か…と思いなおしてその手を握る。
やわらかく、傷のない白い手だなぁ、と思いつつ軽く。
よく見ればなかなか刺激的な衣装だし、人気も出るか…と思っていた。
■ロレイ > 「えっ、今日知って握手会にも来てくれたの?ありがと~待ち時間大変だったでしょ?じゃあ疲れてるだろうしちょっと座って一緒にお話ししよっ♪女の人のファンってなかなかいないから興味あるんだ♪」
照れ笑いを浮かべながら初々しい反応をする旅人に屈託のない満面の笑みを浮かべるとそのまま握手をして。しかしその後旅人の言葉に大げさに驚いて見せると脚疲れてない?なんて気を使って見せつつ先ほどの熱気のこもった様相から打って変わりすっかり静かになった店内の読書コーナーに旅人を案内しようと手を引いて。どうやらあまり女性に囲まれることが少ないためかファンサービスというよりも本当に少女の好奇心のようで。
「ねねっ、私の歌どうだった?かわいかった?自分じゃよくわからないからファンの人に一回聞いてみたかったんだよね~」
■サーリット > 「あははは…まぁ観光みたいなものだから…。
あれ、でもまだ私ファンって感じじゃ…えっ、ええっ…!?」
なんかほぼほぼ連れ込まれるようにして読書コーナーへと案内される。
人気のないそこに来るとひんやりとした空気が漂っていた。
熱気に当てられた身としては結構心地よい。
気を使ってくれた様子にはひとまずお礼を言って、
備え付けているであろう二人掛けのソファに腰掛ける。
「うん、可愛かったと思う。男の人のファンができるのは納得できるかな。
歌は…うーん。私旅暮らしでそういうのがよくわかんないんだよね。可愛かったと思うんだけど、まだ初めてだし…。」
ごめんね、とちょっと謝りながら正直な意見を言ってみる。
■ロレイ > 「ふふっ、ファンになってくれそうな人をにがしちゃもったいないからね~♪サービスサービス♪」
そのまま相手の言い分も聞かず勝手にファンとして扱いながらそんな軽口をたたいて見せて。ほぼ連れ込むようにして案内した読書コーナーの冷気にも近く感じる冷やかさは一日中踊って歌って握手してを繰り返していた少女にも心地よく感じるもので先に腰かけた旅人の隣に座りながら足をプラプラと泳がせて
「ん~、私としては女性ファンももっと増えてほしいんだけどね~。やっぱり可愛い曲をかわいい女の人たちと一緒に歌ってみたいし。…まあ歌もうまいとかどうかよりかわいかったならオッケーだよねっ♪」
正直に意見を話してくれる旅人にわざとらしく頭を抱え込んだりけろっと開き直ってみたり目まぐるしく感情を、まるで一人で演劇でも演じているかのように変化させて見せるとえへへ~と笑いながら甘えるように相手の二の腕にもたれかかるように頭を寄せてみて