2016/11/05 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にカノンさんが現れました。
ドルクス > ノーシス主教の総本山である宗教都市ヤルダバオート
あっちもこっちも教会、寺院と聖職者
そこかしこに神父やシスターが居るここまでやって来たのには大きな理由が…

「有ったりせず面白そうだから来たんだけど、やっぱりぱっと見は王都より綺麗だね」

白を基調とした街並みを眺めてポツリ
ここに来た回数は両手の指の数で足りる程
詳しくない訳では無いが自分の庭のように歩くのには少し心許ない

「だからカノンも離れちゃダメだよ?
はぐれたりしたら大変だしね」

カノン > 「…うん」

隣で手を繋ぎながら、周囲を見回しつつ歩く
王都や魔族の国やシェンヤンとはまた雰囲気の違う
綺麗なのに静かそうな印象の強い場所

「ここは、ドルクスは平気なの?…教会とかもあるよ」

彼の種族に相性的によくないような気がして…心配するように隣から伺って

ドルクス > 「平気?……あぁそういう事か」

カノンの質問の意味を少し考え納得する
魔族、つまり魔の者なのだから教会や神聖に弱いのではないかという事だろう

「神聖魔法の直撃とかならきついけどただの教会なんて痛くもかゆくもないよ」

攻勢結界もない浄化されきっている訳でもない教会を恐れる魔族なんて居ない
それに…

「この街は神聖都市と呼べるほど神聖が溢れてる訳じゃないよ
地面の底から真反対のものが溢れ出てるから神様も怒ってるんじゃないかな?」

地面の更に奥からあふれる欲や悪感情
むしろ魔族にとって住みやすい環境なのではないかと思えるがそれは置いておいて

「だから気にせず色々見て回ろう?
宗教には興味ないけどこの街自体はなかなか面白いんだ」

カノン > 「よかった…シェンヤンの時は辛そうだったから」

土地や都市で彼の様態も辛そうだったのを見てたから
その言葉に安心して

話をききながら地面を見つめる
自分にはなにも見えてなくて

「この街、面白いの?」

彼の興味を引くようなものがあるんだろうか、手をつないで一緒に見て回るのだけど

ドルクス > 「あそこは結界が有ったからね…ま、そんな事は気にしない気にしない」

シェンヤンの時は辛いというより街中で弱体化していたせいで心労の方が強かった
カノンが一緒に居るのにいざという時に本気を出せないというのは心臓に悪い

「そうだよ。宗教関連の物は当たり前で流れてくる傭兵向けに色んな店も開いてるからね」

お堅いばかりではないのがこの街の良い所、と歩を進める
屋台等は並んでいないがよく見れば占いや祈祷師等怪しい店も多く並んでいる

カノン > 「骨董品みたいなのもあるかな」

占い師のような人たちも見かけた
いろんな占いの種類もあるようで
まじないの種類も多くてよくわからず

つないだ手をニギニギ手遊びのように握ったりして遊んでるのは無意識のこと
隣にいる彼と並んで歩くのが楽しいようで

ドルクス > 「結構多いよ、傭兵はそういうのも売って稼ぎを出してるしね」

戦場で手に入れたものを街で売りさばく
戦地が近いここではそういった品が多いのも当然の事
手で遊ばれているのを感じながら通りを進む

「カノンは気になったものが有れば言いなよ?
ロザリオとか…は、興味ないかな多分」

祈りを捧げる道具も世の女性の手にかかればアクセサリーとなる
宗教都市の癖にそういう所は寛容なのが個人的に高評価だ
装飾店を見ればきちんとロザリオが並べられている

カノン > 「そうなんだ…宝物探しみたいで楽しそう」

彼の説明を聞きながら、楽しい想像をする
だから手を握って軽く揺らしながら

「うん……
 見てるだでも楽しい
 アクセサリーはもう、たくさんもらってるから」

あいてる片手で自分の首元に触れて、チョーカーと指輪
これ以上のいいアクセサりーはないと思ってるから
今まで以上に、装飾に関しては無欲なほどに

ドルクス > 「まぁそう言えなくも無いかなぁ」

店に流れた品を探すのは確かに宝探しに近い
カノンが嬉しそうに腕を振っているので後でそんな品を探すのもいいかもしれない

「じゃぁ…本当に宝探ししてみようか」

装飾品はもう十分、となれば何かカノンの興味を引くものを考える
宝探しなら何か気にいる品が出てくるかもしれない

「さっき言ってた街に流れてきた品を売ってる店、見に行ってみるかい?」

カノン > 「いってみる!」

宝物さがし…なんとなく楽しそうな響きを誘われて
喜んで返事をする

前回買ってくれたものにみを包んでるから
尻尾も耳も 服の下で揺れてるくらい

彼が考えてくれてるのと同じように
彼にいいものがないか
家で一緒に使えるものがないかと
頭の中でいろいろ巡らせていれば、自然と顔も楽しそうに笑顔で

ドルクス > 「はは、凄い食いつきだね。じゃぁ行こうか」

確かそういう店は酒場の近くだったか
街に戻った傭兵に店で金を得させて酒場で落とさせる
実によくできているシステムだ

「じゃぁカノン、ここからは僕の腕に抱き着いてくれる?
少しだけ危ない所だからしっかりと見せつけておかないと」

カノンの容姿だとここから行く場所では即座に声を掛けられてしまう
しっかりと男が居ると示しておかないとそういう面倒は避けられない
そしていざ向かうは地下街、地上と違いかなりディープな場所

カノン > 「うん?うん…危ないとこなの?…危ないならむりしないでいいよ?」

彼に言われるままつないでた手を放して
腕に腕を絡めるようにしてぎゅっと体を寄せながら

先ほどまでと違い、地下に降りていく様子に
帽子の中の耳も伏せられてるだろ
鼻先をクンとさせて

「いろいろ混じってる…」

地下の独特なものと、古いホコリやサビや混じったような
ちょっと顔をしかめるようにしながら

ドルクス > 「危ないと言っても貧民地区みたいな所って感じかな?
自衛ができない人が行ったら危ないってだけだから僕等2人なら安心だよ」

命が危険なという訳では無くあくまで物騒なレベル
魔族の国での危険地帯に比べれば可愛いものだ

「空気の流れも悪いしそれは仕方ないかもね
あんまり辛かったら出るから早めに言いなよ?」

やはり色々と臭うか
顔をしかめてはいるが耐えられない程ではないのがまだ救いだろう
地上とは打って変わって並ぶ露店やかなり怪しげな店
そこに並ぶ品も地上の店では見られないものばかり

「時々かなりのお宝が紛れてる事もあるからピンと来たら買ってみて良いよ」

カノン > 「わかった…探してみる」

敏感すぎる嗅覚。人に少し臭う程度でも、コチラには結構きつく臭ってる感じ
耐えられるけど、ずっと臭うのを気にしながら

地下の薄暗さの中に灯る明かりの下で
外では見たことのないようなものもある
つい…夢中に宝探しをはじめると、彼の腕から離れて見て回る
それでも常に彼の居場所は気にして、視界の中にはいるように

ドルクス > 「ちょっとでも楽になればいいんだけど…」

清浄魔法のクリーンを何度もかけてみる
気休めにしかならないかもしれないがそれでもないよりはましだろう

「さてさて…うぇ、あの剣呪われてるんじゃないの?」

カノンが自由に見て回っているので自分も少し見て回る
カノンに近づく男、それに女にも注意を払いながら

カノン > 小柄な体で、その場所その場所に飛ぶように移動しながら
動いてはしゃがんで見つめ
動いては手を伸ばし触れてみて

時々、彼の元に見せに戻る、その繰り返し
彼のそばにくると、いい匂いがする
なにが堀だしものかわからないから

彼の得になるようなものを見せては反応を伺い

「ね、これ綺麗」

見つけたのはガラス玉、アンティークのサンキャッチャー
一番大きなカットされたのはガラス玉だけど、間にカラフルに繋がってるのは
ガーネットや、サファイア、ペリドッド、などの宝石類
店の主人は小さくて、これらもガラス玉と思ってたのか
ほぼジャンク価格にしかついておらず

ドルクス > 「本当に色々転がってるよねここは」

時折見せに戻ってくる品々
何かお玩具や瓶等多種多様で…探せば何でもあるのではないかと思える

「えーっと…うん、本当に綺麗だ…ん?」

次に持ってきたのは…確かサンキャッチャーだったか?
日の光をより多く室内へ入れる為の物らしいがガラス玉達がとても綺麗だ
本当に綺麗で…明らかにガラスとは違う輝きによく観察してみる

「……カノン、これ気に入ったならすぐ買うと良いよ。良い物だよこれは」

かなり、とても。
恐らくどこぞの貴族が作らせたものだろう
なのに今の価格はほぼ0に近い
カノンにはトレジャーハントの才能が有るのかもしれないと財布を渡した

カノン > 「いいもの?かってもいいの?」

値段は、ほぼないようなモノだったけど財布を渡してくれるのを受け取って
そのまま店の主に持っていく
主も自分のつけたジャンク品の中にあったものと知ってるから
1コインだけ渡して小さな包にいれてくれたのを嬉しげに戻ってきて

「かってきた、帰ったら、窓のとこ吊るしてもいい?」

自分自身も
色付き透明がかったカラフルさを気に入ってるので
宝石までは気づかないでいたもの
彼にお財布を返して、包は大事そうにコートのポケットにいれて

ドルクス > 「うん、とってもいい物だから買っておいで」

コイン一枚で宝飾品が買える街、何て良い所なのか
予想だにしない場所で鑑定の大切さを痛感させられてしまった
嬉しそうに戻ってきたカノンの頭を撫でてしまうのはもう無意識の事

「勿論、カノンの好きな場所に吊るしておいてくれる?」

きちんとコートの中にしまわれた包み
帰った後はどこに吊るすか楽しみに考えているのだろう

「さて、宝探しは大当たりだったしここから出ようか。綺麗な空気のある地上に戻ろう」

カノンの肩を抱き地上への階段を目指す
カノンも満足げだしさっさとこのまま地上に戻るのが良い
チラチラとカノンの事を見ていた男達がこちらに近づく前に

カノン > 彼のものを探そうとしてたはずなのに
結局、自分のものになってしまった
頭を撫でられて嬉しくてコートの裾が不自然に揺れてる
中で尻尾が揺れてたから

もう少し見ていたかったけど
彼に促されて外に出る
空気のいいとこと地上に出れば一息ついて

「宝探し、楽しかったね」

見たこともないものをアレコレみたり触ったりできたのが
満足できたようで、機嫌よく笑顔を向け

ドルクス > 「ふぅ、天井がないとやっぱりスッキリするよ」

地下から無事に抜け出し再び青空の下へ
この街の暗黙の了解、地上ではなるべく騒ぎは起こさない
そのおかげか誰もここまでは着いて来る様子はない

「そうだね、匂いはどうにもならないけど結構面白いでしょ?この街」

カノンが笑顔で満足している
それだけでここまでやってきた甲斐がある
我慢できずに頬や頭を撫でながら一度抱きしめ

「…よし、じゃぁそろそろ行こうか
家に帰ってそれ吊るしてみないとね」

視線でカノンのコートのポケットを示した

カノン > 「うん、外きもちいい…」

外に出たときに、彼に抱きしめられて嬉しいけど照れてしまう
触れられてると頬が熱くなるのがわかって

「家の南の窓ね、どこがいいかな」

吊るすとこを楽しみにイロイロ考える、抱擁から離れると
手を繋ぎ直して帰るという言葉に頷き

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からカノンさんが去りました。