2023/07/26 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にヴァーゲストさんが現れました。
■ヴァーゲスト > ――…奴隷市場都市バフート滞在二日目。
今夜も夜の奴隷市場を歩き、眠れぬ夜に彷徨う。
基本的に寝つきはいい方の筈だが、暑苦しい夜に外の空気を取り込もうと窓をあけたら、此処は奴隷市場都市だというのを嫌でも感じる事となり眠気は吹き飛び今現在に至るわけである。
「なぁーにがムホホー!眠れぬ夜は女を抱くに限りますぞーだ……。」滞在中に依頼主に確保して貰った宿は悪くなかったが、今日に限って空調の魔導具が故障して、暑苦しい夜は~という事になった訳で、流石に宿に苦情を入れたら口止め料にボチボチの金と娼館を紹介され、ああ、昨晩も似たような事が……。
「にしても、種族の博覧会?っての?何か面白い奴隷はいないのか?同族だったら冷やかしてやるし、価値がある女なら喜んで買うんだけどよー……。」
口をあければ愚痴が出る。
通りを歩けばそこそこ涼しい夜風にその口元は緩む。
くっ、と欠伸をかみ締めながら両手をズボンのポケットに突っ込み、奴隷商人共が或いは娼館の女たちが騒ぐ通りを歩き続ける。
――に、しても退屈だ。
そう少し浮べる笑みに苦いものを混ぜながら。
隻眼の眼を細めて、静かに首を左右に振る。
■ヴァーゲスト > 二日目も何も得るモノはなし。
元々奴隷を見つけに来たわけでもない。
滞在予定は後3日なのだが、それも依頼人のご意向次第。
さて、何処かの酒場にでも転がり込もうか?
あの暑苦しい部屋で寝るのは到底考えられない。
昨晩に引き続きやたらと声をかけてくる商人には名前と滞在している宿の部屋を教え、今日はいないが明日以降なら話を聞いてやると残し、欠伸を噛み締めながら酒場のありそうな方向へと歩いていくのであった。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からヴァーゲストさんが去りました。