2023/03/27 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にシフォンさんが現れました。
シフォン > 奴隷市場に幌の付いた馬車がやってくる。
ちらりと見えるその中には、足枷を付けられた幾人のもの奴隷の姿
この街ではさして珍しくもない光景だった。

御者が手続きを終えて、街の中へと入っていく。
やがてその馬車は、ひとつの商館の前で止まり。
その商会の責任者であろう小太りの男が幌を大きく開ける。

奴隷たちはみな薄汚れ疲れ切った瞳を見せるばかり。
その中で、ひとりだけ雪のように真っ白な髪を持つミレーの少女が怯えた表情を隠せないままに男の方を見上げ。

シフォン > 鎖を引かれて、商館の奥へと連れて行かれ―――
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からシフォンさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にクレイさんが現れました。
クレイ >  
「……相変わらず、趣味だけは良い街とはいえねぇよな」

 溜息を吐きながら通りを歩く。そう言いたくなるのも無理はない。
 情事の為の道具や媚薬。そういった物が普通に表に並び、泣いている人間を人間に犯される光景が普通に見世物としてまかり通っている。
 とはいえ、だから助ける等はしない。そこまでする義理はない。正義の味方ではないのだ。
 そもそも今回来たのもとある店に用事があったから。
 知り合いの貴族経由で面白いものが手に入ったから見に来いと自分を呼び出したのだ。
 そうして目的の店に入れば店主の所へ。

「それで、つまらねぇもの持ってきやがったらもう関係切るからな」

 それは困るぜダンナぁなんて言いながらその店主は奥へと進んでいく。
 何となく自分を呼び出した理由はわからなくはない。自分は戦場で多くの人を見て来たし、先生もしている。
 つまり人や物を見る目はそれなりに肥えている。
 貴族に面白いものを薦める前にその面白い物とやらを俺に目利きさせたいのだろう。もしそれが奴隷ならば水揚げ等も目的だろうか。
 むこうとしても誰の息がかかってるかわからない鑑定士よりは同じように嘘を付けない立場の自分の方が鑑定としては便利だろうし。

クレイ >  
 しばらくすると戻ってくる。手には一つの瓶。
 少し顔をしかめて。

「……碌な物な気がしないけど一応聞いておいてやる」

 簡単に言えば、媚薬の一種。だが普通の媚薬と異なるのは接種させる対象が相手ではないという事。
 自分が飲めば体内で反応。汗として空気中に流れ出る……という事らしい。
 本来の媚薬の難しい点。例えばお香等で炊いておいて自分は耐えられるようにするだとか、相手に飲ませるといった部分をカットして自分が飲むだけで周囲の相手を勝手に催淫できる。らしい。
 自身の性癖をわかっているので対女性用を手渡された。

「使えと? お前男なのに?」

 じゃあ1人お相手として数時間だけ購入していただきましょうかとニヤリと笑う商人。
 男はこのやろうと顔をしかめた。
 こちらは貴族の関係者で来ている。つまりこっちの事情で切るわけにはいかない。とはいえ、相手の土俵で買うのも癪だ。

「少し後でくる」

 とりあえず薬だけ接種し、店を出る。こんな街でも女はいるし、もし媚薬が本物なら引っ掛けるのは容易だ。そして嘘だったり弱いなら使えないと言い切る事が出来る。
 つまり外に出れば何とかなるわけで。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」にアレンシアさんが現れました。
アレンシア > 「あ、先生? こんなどころで奇遇ですね」

通りかかった痴女レベルの面積の少ないビキニアーマーを着ている娘。学院では真面目で筋の良い生徒として覚えられているだろうか。

「ギルドの仕事で護衛の依頼を受けまして……あれ? せんせぇ……❤」

頭を押さえてふらつくアレンシア。媚薬の効きはすごく良いようだ。一瞬でとろんと紅潮した顔を向けながら教師にしがみ付こうとした。

クレイ >  
「……あぁ、アレンシア……だったか?」

 声をかけられて少し考える。思い出したのは1人の生徒。真面目ではあるが色々と目立つ生徒だったはずだ。

「ホントにな、俺はパトロンの知り合いに会いに来た。まぁ営業……ほう?」

 媚薬の効果は抜群らしい。一瞬で刺さった少女にはその効果が出つつあるわけだが。相手は知り合いの学生。内心どこか罪悪感もあるわけで。

「……あぁ、アレンシア? 俺は今仕事で、簡単に言えば催淫をする薬を飲まされてるわけだが。がっつりかかってるな」
 
 しがみつこうとすれば恰好が恰好だけに色々と目立つ。
 周りの目も学校の先生と生徒というよりは完全に娼婦と購入者のそういうプレイである。
 この薬、効き目に差があるらしい。周りにはあまり効いていない様子だし。
 少し考える正気に戻す方法を考えていた……とりあえず、1回スッキリさせれば少しはまともな思考になるだろうと思い。
 しがみつこうとしてきたその手を取って。

「とりあえず、場所移すぞ」

 近くに宿は無い。だからといって大通りでおっぱじめる趣味はない。
 まぁこの街だ、隠れてする場所位はあるだろうと裏道へ。
 そこまで連れて来ればパッと手を離す。

アレンシア > 「はい……❤」

ぎゅぅ❤ と先生にしがみ付くアレンシア。裏通りまで連れてこられると手を離されても先生にしがみ付いたままでなにやら短い呪文を唱えた。

詠唱を始めれば流石に気づくであろうが解毒の呪文だというのもすぐにわかること。邪魔されなければ先生を解毒して次にアレンシア自身。

「生徒に媚薬盛ってどうする気だったんです?」

抱き着きおっぱい密着させたまま、あまーいあまーい声で耳元で囁いてしまう悪い娘なのでした。

クレイ >  
「……って解毒できるのかよ!?」

 ここで手で絶頂させてそれから改めてとか色々と考えてたが、解決した。
 はぁと溜息を吐き出して。

「お前相手に盛った訳じゃねぇよ。仕事だっつったろ」

 逆にグイッと抱き寄せてニヤリと笑ってやる。こちらだってその程度でビビったりきょどったりするわけじゃない。
 ポケットから取り出すのはビン。

「貴族に売る前に使えって言われたんだよ。俺が飲めば俺の汗や匂いがそのまま媚薬になるんだと。惚れ薬ならぬ惚れられ薬ってわけだ」

 ガッツリかかってたし効果ありって事だなと。

アレンシア > 「なるほど……ではこの件は学院とギルドの方に報告しておいても?」

にっこり。笑顔で交渉するアレンシア。抱きしめられるとやーらかいアレンシアの肢体好きに感じさせながらキスするぐらいの超至近距離で先生見つめた。本当に怒っているのならこんな距離で甘えないはずなので迷惑料名目でなんかおごれ位の甘えたなのは察して欲しい感じ。

「これでも神聖魔法は結構得意なんですよ?」

そう言われれば性愛の精霊の寵愛を受けている……と言えるかもしれない程度には神聖魔法の覚えが良い娘なのを思い出してもらえるだろうか。先生の専攻とは分野が全然違う話しなので言われなければ思い出さない程度の話であろうが。

クレイ > 「……」

 大真面目に言えば言った所で問題にはならないというかもみ消されるのがオチではあるのだろう。なにせ貴族の依頼だ。
 とはいえ、彼女の態度を見れば悪意があるわけではないようで。
 パッと手を離せば。

「へいへい、参りましたよ。なんでもお申し付けをお嬢様」

 なんて冗談っぽく敬語を使った後に。

「銀鷲を少しとはいえタダでコキ使えるなんて。王族でもできねぇ芸当だからなテメェ」

 なんて笑って答えた。

アレンシア > 「やった♪ 先生すきー❤」

嬉しそうな声出すとアレンシアの方からも抱きしめてほっぺすりすり。元男のはずなのだが女になってから急速に可愛い仕草を身につけていた。

「ではそのお店に行きません?お仕事なら薬の効きを報告しないと」

先生の言葉を聞くと、どやっと胸を張った。

「可愛い女の子にはできる芸当なのでっ♪」

ふへりと緩い笑み返すと先生に案内させお店に向かおうとした。

クレイ >  
 摺り寄せられればへいへいと軽く流すようにポンポンと叩いてから離れる。
 だがその後の発言を聞けば。

「……あぁ、それは却下。学生連れていける店じゃねぇ。というかお前売られるぞ」

 奴隷の店だからそれは出来ないと。
 それにいくら護衛があるとはいえ、相手は貴族お抱えの奴隷商人。本気になれば自分などでは彼女を守り切れるわけがない。
 そして、男受けする彼女は商品として間違いなく上物だ。手に入れようとするだろう。

「そもそも奴隷商人の店いっても楽しくねぇだろ。他の場所に行くぞ。飯とか……飯しかねぇな」

 おおよそ娯楽施設と呼べるものが思いつかない。
 劇場なども大体ストリップショーかただのスプラッタショーだ。生徒と見てどうしようというのだ。
 色々と考えて。

「やっぱ悪趣味な街だなぁ」

 と顔をしかめた。 

アレンシア > 「じゃあ連れていける程度の店でお願いします♪ せっかくの機会なのでそういうお店の物を仕入れたくて」

学院で大っぴらにするほどすれていないのだがエッチな事大好きな娘。というかそのために性転換までしてしまったくらいなのでそういう事には興味津々。ただ下手なところに行ったら売られてしまうという自覚は流石にあるので有能護衛がいる今そういう欲望を(先生のお財布で)満たそうという悪い子なアレンシアだった。

クレイ >  
「……エロ道具でも購入予定なのか?」

 そう言う趣味かお前と軽く言ってから。
 少し考えて。

「……ならあそこか」

 テクテクと歩いて行く先は奴隷市場の隣の地区。
 そこのとある店に入る。久しぶりじゃねぇの旦那なんて声をかけられるので軽く挨拶して。

「こいつに良い感じお玩具見繕ってくれ。俺に売ってたようなのじゃなくていいぞ」

 簡単にいえば尋問に使うような道具を仕入れるような店。
 性的な尋問、拷問というときに道具はやはり便利でまだテクニックの浅い初心者時代、そういった用途で必要な時にはこの店の商品をたまに使っていた。

「で、どんな物を探してんだお前。まさか人が欲しかったとかじゃねぇよな?」

アレンシア > 「折角こういうところに来て収入もあったので?」

バフートにあるギルドの支店で護衛の代金は貰ったらしく前金と合わせてそこそこの報酬にはなっていたようだ。

「お邪魔します♪」

ご機嫌な声で挨拶するアレンシア。奴隷にしては歩く姿勢や発音が良すぎると思われるだろうか。

「どんなものがあるんです?」

普通のおもちゃぐらいならマグメールでも手に入るので変わったものが欲しいですと伝えた。

「あと服とかもあったりします?」

勿論えっちな服で。先生に私に着せたい服なんかあったりします?とスポンサーの意向を伺ってみたりする。

クレイ >  
「表にあるのはジョークグッズ止まりだろ。それか本来はそういう用途じゃないのにそう言う用途にも使えなくもないって代物だ」

 といえば適当な道具を手に掴む。
 昔使った事あるななんて言いながら。
 それはひとつの短い棒。

「例えばだが……これは先端に触れた物体に張り付いた後、中をブラシでこすり続ける。そして反対側には薬品なりを仕込める。用途は言わねぇぞ」

 陰核なり乳首なりにつければとんでもない快楽を永続的に与える。その上媚薬を付ければ快楽も跳ねあがる。
 そういったジョークグッズではない、はじめから快楽を与える。しかも相手を壊しかねない程の快楽を与える為だけの道具。それがこの店にある道具だ。
 服装を聞かれれば。少し考えて。

「もう少し隠しても良いんじゃねぇ? あれだ、常時見えてるのも悪くねぇけど。服と脱いだ時の差とかあったほうが良いだろ」

 相手がそのノリだから誤魔化す事はない。というか授業で堂々と淫魔の堕とし方とかを話すのだ。今更である。

アレンシア > 「あ……❤ それいいですね❤ そういうの欲しかったです❤」

それは即決で決めて他にもいくつか見繕ってもらおうかと。先生の返事聞くと、ですよね。と苦笑した。

「これ性能良いんですよ。下手な重鎧より実質的な防御力は高いので……もっと性能が良い鎧があれば良いんですが。仕事するときいつもこれに着替えるのは恥ずかしいですから」

こんな所でこんな格好をしているのに恥じらうアレンシア。えっち好きだけれど羞恥心を放り投げているわけではないらしい。そも学院でのアレンシアは品行方正で通っていた。

「なんか可愛らしい服とか買ってくださいます?」

ぢーと可愛らしく見つめておねだり。破壊力は大きいのだが相手も百戦錬磨である。

クレイ >  
「他の道具に関しては自分の性感帯と相談してくれ。流石にヤッてもいねぇ相手がどこが感じるかなんてわからねぇ」

 店主に聞けば教えてもらえるからと適当に流す。
 羞恥心の話になればそこは持ってるんだなとか頷いて。

「それなら上に普通の服を着るとか、戦闘時以外はコート着るとかすればいいのに」

 ともっともらしい解決策を提示。
 その後のおねだり。ジトッとした目を向ける。

「今日に関しては拒否する権限は俺にはねぇし。それくらいなら買ってやる。だが……問題が2つある。ひとつ、俺を見ろ」

 ただのシャツとズボン。それも堅いブーツにねじ込むようなズボンだ。
 実戦しか考えていないオシャレゼロの服装。
 俺に見繕えると思うか? という意味での一つ目の問題。そして指をだす。それは2を示す。

「2つ目の問題……この街にまともな服があると思うか? コスプレ用の布地の薄いメイド服とか、ラジエルの学生服とかはあるかもしれねぇけど。所謂普通の服なんてたぶんないぞ」

アレンシア > 「わりとどこでもなんですけど」

さらりと開発されきっていることを告白しながらえぐいおもちゃをいくつも買って。先生のお財布に大打撃。ではなく中打撃。になるぐらいの金額で止めるあたり奢られ慣れていると感じるかもしれない。

「即応性の問題が出そうで。あと下手に防寒能力あるせいでコート着たら暑いんですよ」

わりとマジックビキニアーマーの扱いは難しいらしい。先生の言葉を聞くとなるほど。と手を打った。

「でしたら私に着せて辱めたい服で良いんですよ❤ 学院で露出とかしたら怒られますけどここなら?」

腕とっておっぱい押し付けるわかりやすいおねだり。
スポンサーの機嫌も取っておきたいアレンシア。わりと、というより実はかなりのお人よしらしい。女になってお金の余裕も出来て性格や表情の険しさが無くなっているのだ。

クレイ >  
「遠慮なしで買いやがるなぁ」

 こちらは戻れはお金が下りるし、その辺の人よりはかなりの金持ちだ。
 今の財布にはダメージでも総合ダメージではそこまでまだ響いてはいない。
 その後の媚びを売るような態度には苦笑いをして。

「お前なぁ、脅しておいてそういう態度とってもおせぇよ……俺に任せていいんだな?」

 ニヤリと笑えば移動して連れ出す先はコスプレのお店。
 たぶんここならあるだろうなと見回して。やっぱりなと見つけた。

「じゃあこれでも着てもらおうか」

 と出されるのは普通の白のワンピース調の服。別に変な点も何も見えない。
 しかし妙に生地が薄いし、軽い。

「ある魔法生物の糸で縫われた服だ……異常に軽いし薄い。日に照らされればあっさり透けるし、そよ風程度でスカートはまくれ上がる。望み通り普段使いできる服だな」

 黒髪黒目にはたしかに似合う服ではある。だが付属効果がエグい代物であった。

「ま、趣味ってわけじゃないが……常時見せつけてるお前さんからしてみれば逆に少し隠すのが恥ずかしいとかあるんじゃねぇの?」

 この手は逆にそう言うのがある事が多い。だからこその選択。
 だから好き勝手買った罰だと笑って。

アレンシア > 「頼もしいスポンサーがいますので? 脅すというより甘えたというだけじゃないですか♪」

悪びれる様子もなく笑った。先生が加減してくれたことぐらいはわかっているらしい聡明な娘。文字の読み書きには苦労しているのだけれど。

「なるほど……❤」

気に入った様子のアレンシアはその場でワンピースを身に着けた。試着室から出てくると確かに生地が薄く下着が透けて……というより下着も紐のようなものを買ったので乳首が透けてしまっている。

「どうですか?」

ひらりと回転してみる。勿論ふわりとスカートがまくれ上がるのだ。

「先生がこの後お暇でしたらお散歩した後に食事とかどうでしょう?」

つまりお散歩して辱めてほしいというおねだり。その後は一緒の宿に泊まって一晩サービスとかどうですか?というわかりやすいお誘いだった。

クレイ >  
「あれは脅したっていうんだよ」

 実際は甘えただけだとわかっているが、表向き脅しという事になっているのだから脅しと言い切った。
 相手の恰好を見れば少し笑って。

「色々とアウトすぎるな」

 上が色々透けてると。
 暇化と言われれば。少し考えて。

「暇といえば暇だが、さっきも話した通りお前を連れていけない店に行くからついては来れないぞ」

 今の恰好で行けば確実に売られるしとは言わない。
 それから肩をすくめて。

「だからデートの続きはまた今度だな。その時はもう脅しは無しだから」

 諦めろよと冗談らしく言って。

アレンシア > 「はい!次はたっぷり甘えますね? 女の魅力で頑張ります❤」

とか元気に言って。先生に断られてしまうとしょんもりし、なら他の服着ないとどこかで連れ去られてしまいますね。と笑って試着室に戻り学院の制服で出て来た。

「お仕事終わったので防御力には目を瞑りますか、動きやすいので普通のトラブルなら十分ですし。色々有難うございました♪」

エログッズや衣装を収納アイテムの中に押し込むと学院でのアレンシアに戻って頭下げ。デート誘いに行きますね?と言い残して店を出て行った。

クレイ >  
「おうおう、次は女の魅力で落としてみな」

 まぁ実際いざ遊びに行く事になれば奢ってあげたりするのだろうが、それはまた別の話。
 彼女が着替えるのを待ち、出て来れば頷いて。

「やっぱりそれがなんだかんだ1番安定してるな……ん、俺も仕事失敗にはならなくて済んだわ。ありがとな」

 そういえば彼女を見送って。自分は自分のお店の方へ。
 報告書には効果はあるが効き目には個人差と書いて提出した。その後その貴族に媚薬が回ったかは不明である。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からクレイさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からアレンシアさんが去りました。