2022/09/04 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセシリアさんが現れました。
■セシリア > 「やはり、本場は違いますね」
奴隷市場都市バフートの悪名は耳にしていたし、商人や配下を通じて商品の取引をした事もある。
それでも、生身で訪れて。己の目と耳で現地の光景に触れるのは、知ってるだけの知識と肌に触れる経験の差の大きさを思い知る。
王都でも治安の悪い場所に足を運べば、いかがわしい店も普通にある。しかし、いかがわしい店の中で繰り広げられるような光景が、路上で当たり前に繰り広げられているのはこの都市ならではと、はわわと狼狽え恥ずかしがりつつも目が離せないとばかりに、視線が吸い寄せられて注目してしまう。
特に売りとなる特徴のない奴隷の即席競売があったかと思えば、目を引くような美貌の女性が媚薬を使われて犯されてイキ狂う媚薬の実演販売が。かと思えば、見せしめを兼ねた奴隷の公開凌辱ショーまで目にする事ができる。
この都市の雰囲気にあわせたつもりで、ちょっとばかりえっちな下着とか身に着けてきたけど。きっと、本場の人はボンデージとかを下着代わりにしているかもしれない。
というか、ボンデージ姿で出歩かされている奴隷の姿も見受けられる。
色々と過激な光景を目にする事ができて、エロ本の世界が現実に的な衝撃を受けつつ。この都市ならではのモノを買って帰ろうと、観光客よろしくきょろきょろとしながら奴隷市場に連なる通りを歩く。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にオルトさんが現れました。
■オルト > 「毎度どうもー」
とある奴隷市場の控室から中に挨拶をしながら出て来たのは人目を引く高身長の男。
普段は武器を鍛えたり整備したりと地道な鍛冶仕事をしていたが、
冒険者ギルドでのバイト等で副業をこなしていても工房の拡張などを考えるとかなり懐が寂しい…どこかに良い仕事は無いかと探していた時に見つけたのは怪しい…とは言え合法ではある仕事。
それはバフートの奴隷市で使用する奴隷たちの拘束具や、中には拷問具まで…の修理や作成の仕事、魔力を持った鉱石を鍛える技術を持った男が鍛える鎖や首輪は魔力を持った奴隷を封じるのに大変役に立ち、市場の店主にも大変好評だったが…
「判っちゃいたが刺激的すぎるんだよな……」
労働用だけでなく性事業用の奴隷達も扱う市場では様々な種族の奴隷たちがあられもない姿で繋がれており、その横で鎖や首輪の調整や修理を手伝っていると嫌でも検品と称した行為を見せつけられ、
若い男が思わず視線を向けてしまうのも仕方がない…
店主に気に居られた男は「すこし味見していくか?」などと
提案されたが何か戻れなくなるような気がして丁寧に辞退して逃げてきたところだ。
「でも稼ぎは確かに良かったんだよな…」
予想以上に膨れた懐に散々煽られた男は奴隷を購入とまでは行かないまでも少し位贅沢しても良いのでは…と通りを歩いているとなにやらきょろきょろと歩くこんな街に相応しくない身なりの少女を見つけた。
「よお、そんなきょろきょろしてると変なのに目を付けられるぞ?」
先程まで見せつけられていた性奴隷達の妖艶さとは違って、
どこか清楚なイメージの少女に声を掛けた。
■セシリア > お嬢様風味の白のワンピース姿で、内容はともかく活力あふれる賑わいを見せる通りをふらふらと物珍し気に彷徨い。
思わず顔を赤らめるような光景や商品を目にしては注視してしまってから、我に返ってそこから目を離し。時には、今買うべきか。後で買うべきかなどと悩んで見せたりもする。
それは、例えば肌に食い込むハーネスタイプのボンデージであったり。並の耐性なら貫通するような強力な媚薬であったり。
ボンデージ等のファッション系は、誰かに着せるのではなく。自分が着る事を想定して、体型やサイズを気にして視線が貼りつく時間が長めであった。
「え? あ、わたしですか。えっと、その……お店の人?」
大きな人だなと、視界の隅で意識した相手から声をかけられて。ちょっとばかり驚いた様子で、狼狽え気味に相手に改めて目線を向け。
注意された内容に、そう言えばここはそういう場所でしたと思い出し。更衣室から消えたり。路地裏に連れ去られたり。女性には危険が多いはずと、今更ながらに気を引き締める。
それでも、緊張感や警戒心が薄く見えるのは本質的にそこらの人間相手なら問題ないと無意識に思っているからか。
身長差から、相手の顔を見上げつつ。自分と同じようなお客さんとも違うようなと、疑問の眼差しを向けて小さく首を傾げる。
■オルト > どこかのお嬢さまにも見える相手がきょろきょろと視線を送っているのは露天の商品…しかも奴隷都市に相応しく、扱っている品物は奴隷用のあれこれ…、とてもそんな物を必要としなそうな見た目でやけに商品を気にしている様だから嫌でも人目を引く。
「ここのって事なら違うけど…まあ近くの店でバイトならしてたな」
やはり驚かせてしまったなと苦笑しつつ、かなり差が有る背丈の為に見下ろす形になる。
「こういうのに興味が有るのか?あんまり必要そうには見えないけど…」
彼女が見ていたボンテージを指さす。
あまり奴隷にこんな衣装を着せる様なタイプには見えないが、そこはこんな街、色々な趣味の人がいるんだな位の感覚で尋ねてしまう。
■セシリア > 人目を集めていた自覚も薄く。この都市らしく、若い女性ともなれば奴隷候補として視線を集めてしまう程度に認識し。
自分の振る舞いよりも、容姿の方を理由に何となくそういうものだという認識と納得をしつつ。
「バイトの人ですか。えっと、その必要ではないのですけど……興味があるといいますか。
そういう世界に興味があるといいますか。その……詳しいのでしたら、わたしに似合いそうなのとか売っている所を、知りませんか?」
この店の人ではないが、バイトの人。つまりは、業界の人なのですねと改めてしげしげと相手を眺め。
そこで投げかけられた台詞に、すっと眼差しを伏せて恥ずかし気に目を逸らしつつも。業界の人なら、色々と知ってそうと、その手の物に興味があると告白し。
ついでに、情報のひとつでもと奴隷に着せるような隠すべき場所を隠していない卑猥なボンデージをチラ見しつつ訊ねる。