2022/08/17 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にクレイさんが現れました。
クレイ > 「いつ来ても気分の良い街じゃねぇな」

 少し顔をしかめながら歩く、別に自分が善というつもりはないが、だからといって悪であるつもりもない。
 とはいえ、自分の場合傭兵として勝利に貢献している以上、この中の何割かはおそらく自分のせいで生まれた奴隷であるという負い目も同時にあるため何とも言えない。

「……まぁ、やっぱり高いよな」

 技能持ちの奴隷はやはりというべきか高い。
 今回自分が探しているのはそういった技能持ちの奴隷。その技能は……事務能力。
 戦場で学園を空ける事が多いのもあって帰って来たら書類の山。それを裁いて準備もろくにせず授業。そんな事が多すぎるわけで。
 なのでそういった書類や計算を代行させる相手を探していた。とは言えめぼしい相手はみつからず。

「もう遊んで帰るか?」

 娼婦などのそっち方面もこの街は多い。正直遊んで帰った方が楽ではないかという気分になりつつある。
 そう思えるほどに計算などの技能持ちは高かった。
 欲しい相手が見つかるか、もしくはいい感じの娼館に客引きされるか。それで決めてしまおうなんて思いながら通りを歩く。

クレイ >  しかし、めぼしい相手も、娼館も無い。
 そうこうしている内に外に近づいてくる。

「まぁしゃあねぇか。また今度足を運ぶか……」

 街を後にしてテクテクと歩いていく。
 結局事務仕事等はこのまま自分で続けることになるのだろう。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からクレイさんが去りました。