2022/07/09 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にリレイさんが現れました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にシュガレさんが現れました。
■リレイ > 奴隷市場都市と呼ばれる場所がある
そこは日夜奴隷の競りが行われ、主な奴隷としてはミレー族
ただし、王族や貴族も例外ではなく…そういった場合は高額の競りになることが多い
そしてこの街に新たに訪れた男が一人
(雰囲気はあんまり好きじゃないんだけどなあ…。
でも、1人実例があれば…)
優し気な顔の青年が今回考えたのは、奴隷を一人お店で教育して働かせること。
青年の目標は誰もが笑顔で働けるお店であり、その対象には奴隷も含まれる
全員を救うなどと言ったことは流石に青年でも豪語しないけれど
将来的に、そうなればいいな、とは思っていて
その第一号を雇おうと考え、ここに来たのだ。
家は豪商であったから、こういった場所ではある程度の融通は利かせて貰え
とある奴隷市に、顔を隠して参加する
一応、【味見】は行われない市場を選んだのは、あまりそういった事を見ると気分が落ち込むからだ
大きな円形の広場に、檻や枷付きの柱が並べられ様々な奴隷が主に下を向いてうなだれて居る
一部元貴族の令嬢だろう女性が喚いていたりもしたが…彼女を雇おうとしても無駄だろう
開放した瞬間、貴族の力で逃げられる可能性もある
青年としてはそれでもいいのだけれど、店としてはまずい。
雇う目的である以上、ある程度見目がある奴隷がいいのだが…
「…はぁ、本当に全員雇えたらなあ…」
などと、贅沢な事を思いながらゆったりと市を歩く
おべっか使いの奴隷商が近くを歩いてくるのが少し煩わしいが、奴隷の特徴を聞くには必要だ
順々に、値札が付けられたり、競りの対象となっている奴隷を見て行き、気になる人物が居れば足を止めるだろう――
■シュガレ > 小さな小さな奴隷小屋
の脇、部屋の柱に繋がれて、首輪には捨て値で描かれ
目の前にある皿にお金を入れるレベルらしい。
ぼう、と、視線は全てを諦め、死んでしまいそうな顔で
■リレイ > 市場を回っていると、奴隷小屋の1つが目に入る
その中では盛んに競りが行われているのだろうけれど、青年が注目したのはその脇
真っ白い、幽霊のような少年が…逃げそうもないのに繋がれている
値段は、一食の食事代にも届くかどうかと言ったところか
「…………」
その姿を見て…助けてあげたい、と思った
自己満足であり、少年一人買っても奴隷市場が無くなるわけでもない
感情でつい、そのまま即決で買おうとする
けれど、わざと打算的に考えれば
少ない出費で買えたほうがいいのだ。
経費で落ちるとはいえ、費用は抑えたほうがいいし
この様子なら、逃げられることも無いだろう
そんな、もっともらしい理由を捻りだして奴隷商に声をかける
「この男の子を買います。即金で
首輪と鎖も外して、一応手の枷だけそのままで」
万が一、ということもあるので最低限の拘束だけを残して少年を解放し
「…やあ、俺はリレイ。よろしくね」
できるだけ警戒されないように、笑顔で声をかける
奴隷商が拘束を外す間に、軽く目線を合わせて様子を伺ってみよう
■シュガレ > どう見ても売れ残りの不良在庫の自分に分不相応な笑顔を向けられ
「あ、う、シュガレ、げほ」
酷く掠れた声で、頭をぺこぺこと下げて、酷く申し訳無さそうに背中を丸めて
■リレイ > このままだと、適当な乱暴者に買われて使い潰されかねない
だからこそ、即金で買ったというのもある
奴隷商人としても売れるのなら問題ないだろう
「お、名前を言えるんだ。偉い!
そんなに謝らなくていいよ。とりあえず、ここを出ようか」
そして枷を少しだけ残した理由はもう1つ
王都ならまだしも、奴隷市場都市で奴隷を枷無しで連れまわせば要らない注目を集めるかもしれない
だから、不自由ではあるだろうけれど手かせだけはしばらくそのまま
簡易な手続きを済ませ、書類にサインをすれば正式に少年は彼が購入したこととなった
「…歩ける?もし辛いなら抱えるよ」
怯えられるなら止めておくが、そっと手を伸ばして頭を撫でようとしつつ歩けるかどうか聞いてみる
■シュガレ > 「ひうっ」
撫でられようとすれば身体が動き、身体を縮めて
「ぶた、ない、で、ごめ、なさ」
ぶるぶると震えながら、君の服の端を掴んで
■リレイ > 「っ、俺こそごめん。大丈夫。ぶたないから」
誰がこんなに小さい子をこんな風にしたんだ、という憤りに駆られるが
そう思っても、この場では仕方ない
声音は優しいまま、ゆっくりその場にしゃがむ
奴隷商人が早く帰ってほしそうな視線を向けてくるが、チップを渡して別の客のところへ行ってもらった
「シュガレ。俺は君を買ったけど、君に酷いことはしない。約束だ。
俺は、シュガレが笑えるように、君を買ったんだから。
…わからないかもしれないけど、俺は君の味方だよ」
拙い言葉ではあるが、精一杯寄り添うことをアピールして
しっかり顔を見て、微笑みながら繰り返す
顔を隠す仮面も外して、素顔で向き合おう
■シュガレ > 「あぅ、う」
怯えて、酷く弱く脆い壊れかけの玩具のような、まるでそんな様子で
「あ、う、う」
よくわからないし、どうにもよくわからないけど、いきなり殴ったりはしないようなので、震えを止めて
「わ、かった?」
よくわからないと言う表情を浮かべて、虚な視線を合わせ
■リレイ > 「そっか。よかった」
わかってなさそうだけれど、それでいい
会話をして、大体どんな状態なのかは伝わってきた
教育に時間はかかるだろうけれど、この素直さならしっかり教えれば…と思いつつ
「じゃあ、お腹空いてないかい?ここから…ええと、少しながーーーく移動しないといけないから
今日は宿屋で休んで、ご飯を食べて、明日、俺の店…に行こう」
身振り手振りで、食べたり移動したり、というのを伝える
またゆっくり立ち上がり、動けそうなら一歩、歩いてみようと
■シュガレ > 「おなか」
ぐるぐるグゥ〜と、場にふさわしくないほどに軽く音が響き
「すごく、すい」
酷く物欲しげな顔で
ゆっくり手を引かれて歩き出し
■リレイ > 「はは、そーか!じゃあ、行こう」
あまり過度に触れるのは今はまだ良くなさそうだから
ゆっくり歩調を合わせて宿屋まで
奴隷市場が主とは言え、都市と銘打つからには泊まれる宿くらいはある
何か食事を注文して、部屋に持ってきてもらおうと思い
「シュガレは、何か好きなものとかある?」
せっかくだ。答えられるなら、少年の好きなものを食べさせてあげたい、と聞いてみよう
■シュガレ > 「ん」
こくこく、とボサボサ頭を下げて
「ご、はん、なら」
うん、とうなづいて、なんせ物心ついた頃から残飯しか食べてない
■リレイ > 「よし、それじゃあまずはスープとかからかな。
いきなり濃い料理だと気持ち悪くなるかもしれないし…」
過去まではわからないが、ごはん、としか言えないなら
あの環境と合わせて考えると酷い食生活だったことが予想できる
とりあえず、宿屋にて食事を注文
予め取っておいた部屋に案内しよう
なんのことはない、奴隷一人を買う予定だったから二つのベッドとテーブル、椅子が2つある部屋だ
「座って座って。体も綺麗にしたいけど…まずは食べて元気になってから!」
汚れていようが気にせず椅子に座るように言って
宿にはあとでお礼のチップを渡しておけばいいだろう
しばらくすると、海鮮から出汁を取った薄いスープとパン、それと干し肉を焼いたものが2人前運ばれてくる
テーブルに運ばれたそれらを見れば、また微笑んで
「わかるかな。熱い、から気をつけてね。こう、ふーふーってして食べるんだ」
身振り…というより実際に自分の分を食器を使って飲んでみる
スプーンの使い方と、熱いものを食べる時の方法を教えるつもりで。
■シュガレ > 「すー?」
取り敢えずスプーンで掬って
「あひっ」
案の定フーフーせずにあちあちってなり。
「ふー、ふー」
学習したのかこく、こくと
■リレイ > 「ん、そうそう。どう?飲める?」
自分はパンをもぐもぐ。
嫌いな味…があるかはわからないが、様子を伺ってみる
お腹をびっくりさせないように、パンも肉も少年の分は小さいものにしてもらっている
「食べにくかったら、こうして…パンをスープに浸して食べてみよ」
少々堅いパンだから、スープに少しつけるといい感じになることを教える
あまり行儀がいいことではないが、貴族でもあるまいし気にすることも無いだろう
■シュガレ > 「ん!」
美味しいって言うようにスープを飲みながら
パンをちぎって入れ
「うま、うま」
美味しいって言うように
■リレイ > 当然ながら、枷は外しておこう
この様子なら寝込みを襲われたりすることもないだろうし
「あはは、あんまり急いで食べ過ぎないように」
見守りながら、自分も食事を取っていく
後はもう、明日に王都まで船で移動するだけだ
「あ、そうだ。店に付いたら、美人なおねーさんも居るからしっかり挨拶しよう
さっきみたいに、シュガレの名前を言ってくれるだけでいいからね」
働けるようになるまでは少し時間がかかるだろうから、簡単な…軽い荷物運びなどから始めさせてみよう、と考えている
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にシュガレさんが現れました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にシュガレさんが現れました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にシュガレさんが現れました。
■シュガレ > 「んむもぐ、ん」むしゃむしゃむしゃ
「ん、ん」
取り敢えず頭を下げて
■リレイ > 「ん。よし、じゃあゆっくり食べな
誰も取り上げたりなんかしないから」
うんうん、と頷きながら食べるのを見ている
「後、そんなに謝らなくていいからね。えっと、そう言う時はお礼を言ってくれると、嬉しいかな?」
■シュガレ > 「あ、あり、ありがと?」
久しぶりに発した言葉のように
目に光を戻して告げて
■リレイ > 「そうそう。嬉しかったりしたら、そういうと良いよ」
にっこり笑顔を浮かべ、自分の分は食べ終わる
後は少年が食べ終わるのを待とう
「あ、っと。そういえば…
一応先に話しておこうかな。シュガレには、ちょっと俺のお店のお手伝いをしてほしいんだ
て言っても、軽いものを運んだりするところからだけど」
心情は安定しているようだし、簡単にさせたいことを今度は口に出してみよう
■シュガレ > 「ん、だいじぶ」
「スープあれば、はたらく」
目をキラキラさせながら
こんな美味しいものには会ったことがない、なら働けば食べさせてもらえるなら
■リレイ > 「そう言ってくれるのは嬉しいけど…
ちゃんと、お金のお給料と別にご飯も出すからね?
お金の使い方はまた勉強しよう」
とりあえず、気に入ってくれてよかったと
この子がしっかり自分で色々できるようになれば、今回の試みは成功だろう
まさか男娼にするわけにもいかないし、食堂や宿屋のお手伝いさんが良いと思いつつ
「他に欲しいものはある?服とかはお店に付いてから着替えてもらうけど」
今はまだ奴隷、という風情だけれど
しっかり身を綺麗にすれば…白い少年は良く目立つ
後は性格次第だが、きっと人気のお手伝いさんになるだろうと予想している
■シュガレ > 「むかし、だんしょ、してた」
とりあえずしごとの内容的なやつ
「とりあえず、がんばる、よ?」
■リレイ > 「え?…ああ、そうか。そういうこともあるか…」
そういったサービスがあるのは知っている
けれど、この年齢だと負担も酷いだろうし…余程でないとさせる気にはならない
「よし、でもまずはお手伝いからだ。
しっかり食べた後は、そこのベッドで寝るんだよ?」
と、二つあるベッドの内一つを指し
腹を満たした後は、まずゆっくり眠って貰おう。
■シュガレ > 「ん、ん」
けぷ、と久し振りに腹をみたしたのかげっぷを
「あり、がと?」
こてん、とベッドに座りながら
■リレイ > 「あはは、どういたしまして。
俺は少し起きてるけど、眠くなったら寝ちゃっていいからね」
少年が起きれば、水浴び場にでも行ってから王都だ。
自分はもう少し起きて本を読むつもりで別のベッドに腰掛ける
■シュガレ > 「んー、だい、ん」
起きていようと、するのだが
疲れと弱った身体がポス、と、ベッドに吸い込まれるように倒れ
「すぅ、ん、む」
安らかそうに、目を閉じていて
■リレイ > 「いいよ、おやすみ」
聞こえてるかどうかわからない
ただ、挨拶はきちんとしてあげたい
様子からすると、そういうこともあまりしてこなかっただろうから
「―――――…」
後は、夜の静かな時間。
朝になれば、朝食を食べて少年を連れ帰ろう
王都マグメール平民地区にある、自分の店へ――
■シュガレ > 「おや、す」
むにゃむにゃと答え
そのまま、何も妨げる事の無い眠りに、ゆっくりと
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からシュガレさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からリレイさんが去りました。