2022/05/06 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にナータさんが現れました。
ナータ > 少女の仕事は日雇いの宅配業である。
普通の人間であり、重い荷物は持てないため
正確には郵便配達業に近いものだったが。

その日最後の宅配先は―――奴隷市場行きの手紙だった。

当然うら若き少女が立ち入ることは稀な場所であるため
通行証を発行してもらい、幾つかの店舗――――
奴隷商の店とは言え、裏口、通用口の類はいたって普通なケースが多い―――
への配達を終えた。

少女はすぐ帰る気になれず、その表側―――つまりは奴隷たちが飾られ、並ぶ店先側をのぞき込む。

自分と同じ年頃やもっと年下の奴隷たちが飾られた店があるのを
配達途中に存在を知ってしまったから。

ナータ > すっかり魅入っていた少女
はっと我に返ると恥ずかしくなり、足早に帰路に着いたのだった

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からナータさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にタマモさんが現れました。
タマモ > 普通に考えられる通行手段、それは、馬車だろう。
王都から、何かしらの依頼があり、運ぶのならば。
本来、その品が到着するのは、結構な日数が掛かる。
…まぁ、最近では、空の便、等もあるそうだが。

「確かに…早い、早くはあるが…」

奴隷市場都市バフート、少女は、そこに佇む。
その背には、大きな風呂敷包みが背負われていた。

物量が少ないならば、それらの運送費も抑えたいもの。
そこで出た意見が…己が、自身で持って行く事、だった。
そう、その場所さえ覚えれば、身一つと、持ち運び出来るレベルの物量。
その程度であれば、己の転移の能力で一瞬なのだ。
今回の運送物は、こちらで準備した丈夫な衣類。
丈夫な上、火に、汚れに強い衣類は、こうした場所では、それなりに重宝するのだ。
…普段の生活上でもそうだが、普通に購入では、少々お高い…らしい?

ともあれ、そうした理由で、この都市へとまた来た訳だ。
とりあえず、この商品をさっさと渡し…
すぐに帰るか、少し巡るか、その辺りは悩みどころである。

タマモ > 今回は、こんな大荷物?を持ち、一人目的に向かい歩んでいる。
いつもの、異国風の着物姿とは言え、見た目は変わったミレー族。
見知った商人達からは、何とも無いのだが。
事情を知らぬ、他の客達からすれば…まぁ、荷物持ちとか、そう見られるのだろう。

まぁ、実際には、こちらも立場上は客。
こうして、商品を運びつつも、一応は、何かあれば購入してみても良い、とは思っている。
そう都合良く、そんなもの、あるかどうかは別だが。

タマモ > しかし、どうしても、ここは己を不機嫌にする。
ここに居る奴隷達は、間違いなく無理矢理に攫われた者達。
環境上、仕方なく…ならば、まぁ、気にしないのだが。
むしろ、そうして奴隷になった者達の方が、少ないだろう。

「………まぁ、一匹見たら、三十匹は…
馬鹿鴉も、やってくれてはおるが…どうしてもなぁ」

そう、そうしたのが気に入らないから。
式の一人には、九頭龍山脈に留まらせ、気付く範囲で奴隷狩りを妨げさせている。
それでも、出てしまうのは…本当に、困ったものだ。
やれやれ、と一人肩を竦めながら、歩みを続ける。
受け渡し場所は、もう少し先…のはず?

タマモ > そうして、目的地に向かっていた訳だが。
実は、行く先を間違え道に迷い、到着はもうしばらく後だとかどうとか。
だが、今、この瞬間にそれを知る事はないのだ。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からタマモさんが去りました。