2021/12/06 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にカチュアさんが現れました。
■カチュア > 夜が更けて尚盛んな背徳の街。
昼以上の熱気に溢れて昂ぶり様々な音が響き渡る。
首輪や鎖などで繋がれた少年少女が並ぶ先にある仮設舞台、証人の声が響き渡り競りが開かれている様子が窺える。
人工的な灯と月明かりが交じり合い、幻想的な雰囲気を醸している舞台の上に並ぶのは競りにかけられる奴隷たち。
十人十色とはよく言うもの、その奴隷の特徴をよく分からせるかのような姿で並んでいる。
自身を売り込む者から薬でも嗅がされているのだろうか虚ろな者まで、それでも名を呼ばれると中央へと歩いて商人の声に合わせて自身を魅せる。
■リヴェラ > 赤い酒で湿らせた薄めの唇が弧を描き
その感情を映して微笑する蒼の瞳。
巡っていたそれが停まるのは、壇上の一人。
褐色の肌、尖った耳、涼やかな美貌で形作られたダークエルフの女。
商人が、その“商品”を飾り付けるのに選んだのは卑猥な下着。
豊満に実った肢体を惜しげもなく飾り立てたそれ。
その豊かな尻肉の狭間を穿つ淫具は見えないけれども。
「――ねぇ?」
そっと、囁き声のような声が零れ落ちる。
壇上でがなり立てる商人のそれには到底及ばない。
ざわめく群衆の声にさえもかき消されそうな声。
けれど、壇上の女の耳には届くだろう。
彼女を“呼ぶ”声が。
甘やかで、滑らかで、けれどどこか悍ましい優しい声音。
『貴女は、どうしたい?奴隷さん。』
問かけは、空気を振るわせることはない。
曖昧な問いかけ。戯れるような響きの声。
もし、壇上の彼女がそれを追いかけるのならば、群衆の後ろで彼女を見る女に気付くだろう。
その黒手袋に包まれた指先には競り札が一枚挟まれている。
ダークエルフの返答次第では、決して掲げられないだろう一枚。
■カチュア > 名を呼ばれ中央に出ていくと集まる視線。
姿を見せるようにくるりと回り、ベビードールがひらりと舞ってシースルー越しの肌が見える。
褐色の肌と尖る耳からダークエルフなのは分かるが、肉感的な肢体はらしくないと人を選ばせるか。
「呼ばれましたか?」
本来であれば壇上でがなり立てる商人や騒めく群衆の声に埋もれてしまうであろう、囁く声。
甘やかで滑らかで悍ましくも優しい声色の呼ぶ声を自分に囁かれたのだと認識して、嬉し気に尋ね返す。
「このような私でも良かったら、声をかけてくださった貴女様に可愛がられたく思います。」
空気を震わせずに脳裡に浮かんだ言葉をおかしいと思わず、こくりと頷き蕩けた笑みを浮かべる。
戯れるような響きの声での曖昧な問いかけ、壇上からは少々離れている群衆の後ろにいる女に向けて甘く言葉を返す。
そのまま他の群衆に見られるのも構わず、ベビードールの裾を上げ、紋が描かれた前張りで封印された雌孔をまずは見せる。
次にくるりと回って背を向け、身体を曲げて尻を突き出し、ジュエリーアナルプラグを咥え込んだ尻孔を見せつける。
処女のままで尻の快楽に耽る変態奴隷ですが、貴女に可愛がって欲しいのだと態度で見せて。
■リヴェラ > 褐色の奴隷の言葉に、女は返答しない。
ただ、碧い視線の中で、ゆっくりとヴェールを上げる。
絡みつくような、深い深い蒼。
僅かに細めた視線で、豊かな尻を突き出す彼女の姿を見て。
そして、右手が上がる。競りに参加するための札を指先に挟んだ手が上がる。
仮令、薬で狂わされていようと、正気だろうと。
その先にどんな地獄が待っているのか、知ってようが知るまいが
奴隷が、自分の言葉を紡ぐのならば――
「――――」
静かな声が、当然のように金額を告げる。
あとは、多くを語るまでもないだろう。
幾人かの希望者と共にはじまる尊厳を売り買いする行為。
ただ、確実なのは、女が最後の一人になるまで
決して札を下ろすことをしなかったということだろう。
そうして、競り落とすことが適えば
落札した奴隷を受け取りに壇の傍らに歩を進めていくはずで。
■カチュア > 言葉に返答はないが、碧い視線の中でヴェールを上げ、最も深く絡み付く蒼を向けられるとよかったとほっと息を吐く。
その視線に向けてしっかりと突き出す豊かな褐色の尻、淡い桃のジュエリーアナルプラグをアクセントとしているのをしっかりと見せつける。
肩越しに振り返ると札を指先で挟んだ右手が上がるのを見て、競りに参加してくれることを嬉し気に微笑む。
最初の頃の調教では薬を使われていたが、快楽を覚えた今では使われてはいない。
正気のまま、こんな変態の自分でも良いという相手に出会えたことに喜び、先がどうなっているかは構わずに口を開く。
「ありがとうございます、御主人様」
まだ名を教えられていない相手をご主人様と乞い、どんな自分なのかを端的に告げる。
他にも希望者はいたようだが、上がっている札を見つめていて、その存在に気が付きもしない。
札を下ろし、ゆっくりと壇上に向かう姿を見ると壇上で待つのではなく、自ら向かい入れるために壇上から下りて進む。
「処女のまま、尻の快楽に喜ぶ尻狂い奴隷の私、カチュアをどうぞ、可愛がってくださいませ、御主人様。」
部隊の端で相対するとすぐに跪いて告げる。
胸もお好きな様にして頂いてよろしいですと下から掬い上げ、すでに固く尖る乳首をシースルー越しに見せつける。
それともこちらから可愛がっていただけますかと四つん這いになり、尻を捧げるように高く突き出し掲げて左右に振って誘う。
私は貴女のものですから、お好きな場所で、好きに可愛がってくださいと様々な淫具が用意された場所も示して。
■リヴェラ > 最早、喧騒に意味はない。
すぐに次の競りがはじまった壇上にも、それに向かう群衆にも興味はない。
ただ、壇の下で、主人は奴隷と対面する。
それだけが意味があることだし、それ以外必要ない。
「ええ。初めまして。カチュア。」
跪く彼女の銀の髪の毛にそっと手を伸ばす。
少し、ひんやりとした細長い指先、繊手が銀色の髪の毛を撫でる。
そのまま、そっと手を伸ばせば立ち上がるように促していく。
己の名前を告げることはしないまま、主人は奴隷の手を取って歩き出す。
何処に向かうかは、彼女達だけが知っていればいい話で――。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からリヴェラさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からカチュアさんが去りました。