2021/11/03 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にファビオさんが現れました。
ファビオ > 夜の闇に沈んでからが本番とばかりに賑わいを見せる奴隷市場の広場に出来上がった人だかり。
好奇と好色に満ちた視線が集まるその中心部では、今まさに一人の女性が腰をくねらせながら悩ましげな喘ぎ声を響かせている真っ最中だった。

其処で繰り広げられているのは『商品』の実演。
幾種類もの淫猥な道具に、或いは魔法生物に犯された女性は甘く媚びたような声と共にもう何度目になるかも分からない絶頂を迎え。
其の侭くたりと項垂れ力尽きたように動かなくなった姿を、無数の観衆と一人の男が見下ろしていた。

「おやおや、流石に此方はお嬢様には少々刺激が強過ぎたようですね……。
 では、何方か次にご協力いただける方は……。」

涎と愛液を垂らした侭、奴隷商人達に連れられて去って行く女性の姿を見送って。
程無くすれば、この演目の『主役』として先程の彼女のようにまた新たな奴隷が宛がわれるのだが。
観客や通りすがりの中に自ら希望する者や、目を引く人物が居れば代わりに舞台に上がってもらうのも悪くない。
そんな事を考えながら、男の視線は周囲の観客達の中を見回して――

ファビオ > 「それでは、次は其方の御方にご協力いただきましょうか……。」

やがて観客達の輪から少し離れた場所に居た、一人の女性を男が指名する。
すると周囲の観客達も手伝って、有無を言わさぬ勢いで人だかりの中心部、
男の手によって繰り広げられる淫靡な舞台の上へと立たされる女性。
彼女を新たな『主役』に迎え、好奇と好色に満ちた視線が集まる中、再開された舞台はまだ幕を開けたばかりで――

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からファビオさんが去りました。