2021/05/07 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にルビィさんが現れました。
ルビィ > どんな物でも手に入る、どんな物でも売り物になり得る。
そんな街であればこそ、憂さ晴らしには丁度良いというものだ。

昼日中に纏うには、少なからず露出多めのドレスに華奢なヒール。
やや据わり気味の眼差しで通りを練り歩く、花園めいた香りを放つ女の目当ては、

「お子様は論外よね、まず、カワイソーになっちゃうし……、
 トラウマになるくらい搾り取っちゃったり、したら、寝覚め悪いしねぇ」

今日は何と言うか、そう、滅茶苦茶にしたい、されたい気分なのだ。
それにはやはり、子供ではなく大人、体格は良いほど良い。
しかし相手が大人の場合、言葉遊びや駆け引きを仕掛けられることもある。
出来ればそういう諸々は省きたい、などと、獣じみた思考が巡る。

店先に並ぶ檻の中には、獣人、魔物との混血娘など、
やや特殊と思われる商品が目立つ。
そう言えば女自身も混血であり、無防備にふらついていては、
自身が商品にされてもおかしくないが、それならそれで。

「力仕事とか、させられるのは嫌だけどぉ……、
 エッチなこと専門で良いんなら、奴隷も面白そうよねぇ」

嫌になったら逃げれば良いのだ、見かけによらず力持ちだし、
逃げ足も速いのだから、全く気楽なものである。
人目をひこうが、狙われていようが、お構い無しの自由ぶりだった。

ルビィ > 特段面食いである気はないのだが、探すとなると意外に。

「――――――もう少し、向こうへ行ってみようかしらぁ」

あまり奥へ行くのはそれこそ危険だと、誰かに教えられたような。
しかし、欲しいものが見つからない以上、探すのなら何処までも行くべきだろう。

ドレスの裾をふうわりと翻し、女は更に街の深部へ向かう。
求めるものが見つかるかどうか、見つけて無事持ち帰れるかどうか。
全ては未だ、神のみぞ知る、といったところだった―――――――。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からルビィさんが去りました。