2021/03/04 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にネリネさんが現れました。
ネリネ > 「ん、ん…っく、ん。ん…ー……?」

これを飲め。
商人から、命令と共に差し出されたのは。小さな丸薬。
作成途中の新商品、携帯に適した媚薬。その臨床実験だった。

丸薬それ自体には。味も臭いも感じなかった。
その上、舌に載せただけで。さらさらと跡形もなく溶けていく。
少量の液体が有れば簡単に混ぜ込む事が出来るだろう。
おまけに、液体にさえ触れなければ、状態を維持出来るのだと。作り手が自信を語る。

つまり…持ち込みが容易で。溶解や吸収も早い。
誰かを狂わせ貶めるには、持って来いの作りなのだと。

ネリネ > ―――だから当然効き目も早い。

「は…ぁ…っっわ、ぁー……これ…あつ…ぃ――――…♡」

急激に加熱していくソレの肉体。
ぺたんと店先の路地に座り込み、行き交う者達へと目を向けながら。
…「はぁ、はーぁ…♡」、吐息があっという間に。甘い、甘い物となっていく。
あからさまに発情したソレを、飼い手の商人達は――
別に、止めもしない。寧ろ今此処で誰かと事に及んでしまうなら。それはそれで、更なる治験となるのだから。


効果の強さや長さが見られれば、それで良いと。周囲に放置された事など知らず。
更に発情していくソレは、は、は、と犬のように喘ぎながら。
行き交う男達に手を伸ばす――――