2021/01/02 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセレナさんが現れました。
■セレナ > 奴隷市場都市バフート。
ここに流れてくる『商品』の大半は人間であり。レア度が高い『商品』は高貴だったり高名であったりとの来歴がある。
他にもレア度が高いものとなると、エルフや魔族。噂話としては、魔王やそれに匹敵する格の者すらいるという。
そういった来歴の『商品』に付随して、時には色々なものが流れて来て、裏の市場に流れたりする。
つまりは、掘り出し物だ。
「……道に迷いました」
そういった裏に流れた商品を取り扱う店の話を聞いて、探しにきたのはいいものの現在位置を見失い途方に暮れる現在に至る。
路上に商品を並べる店があったり、その商品を奴隷を使って実演をしていたり。いや、あれは実演を兼ねた調教でしょうかなどと、思わず見入ったりしてしまうが。全体的に、雰囲気が裏寄りで店も客も暴力や欲望の気配が濃い。
お上りさんのように、きょろきょろとしながら裏寄りの地区の通りをおどおどと歩く。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にライヨウさんが現れました。
■ライヨウ > とある奴隷商に雇われ拳闘奴隷達の治療を請け負うことになった男、
派手な興行試合が終われば仕事自体は一段落、暇を持て余すことも多くなってきた事もあってか市場を歩いて回る事が多くなっていた。
今日もいつもと変わらず陰湿な活気に満ちた市場の通りを歩いていれば、どうにもこの場に似合わぬ存在に気が付いた…
「こんな場所をうろつく用事が有るようには見えないが、迷いでもしたのか?」
何やらきょろきょろと落ち着かない様子で歩く少女の傍へと近づけば、そう声を掛ける。
■セレナ > そこらの人間よりは強いという自信と。ここでは、魔王級でも奴隷に堕とされるという黒い噂。
微妙に警戒感を捨てきれずに、周囲の活気あふれる商業活動に目を惹かれたりしつつも、すぐにはっと我に返ったように目を逸らし。
観光客のように、周囲に視線を散らしながら歩いていたところにかけられた声。驚いたように身を竦めて、立ち止まり。
声の主へと顔を向ければ、体格もよい大柄な男の姿。
「えっと……はい。ちょっと、お店を探しているうちに道に迷いまして……奴隷市場はどちらの方でしょうか?」
服装からして、一般の人とは違うのでしょうが――と、相手が何者かと。少しばかりの警戒を残しつつ、素直に道に迷ったと告白し。
ランドマークとしては誰もが知っていそうな所をあげて、道を確認する。
■ライヨウ > こちらに気が付いた少女から出た言葉、余りに似合わない場所を尋ねる物だから不思議そうに眉を顰める。
「奴隷市場…もちろん知ってはいるが、どうしてそんな場所に?
どう見ても縁がなさそうに見えるが?」
こんな場所に似合わぬ美しさを持った少女、
そんな彼女がなぜ奴隷市場などに用事が有るのかと
まじまじと彼女を見つめてしまう。