2020/06/18 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にアンフィナさんが現れました。
アンフィナ > けたたましい音が奴隷市場の一角で上がる。吹き飛ばされた商人風の男が積み上がった箱や荷車を巻き込んだ彼を見下ろすのは、右手を血に染めた褐色肌の大女だった。豊満すぎる乳房と臀部の局部をシルバーのスリングショット水着で辛うじて覆い、鎖の切れた首輪と手枷を填めたその女は、頬を染めて息を弾ませる。

「商品に、触るなら、別料金が、必要だ!!」

燃えるような赤髪を振り乱し、一語ずつ区切るその声は吼えるようだった。市場で日夜問わず繰り広げられる淫宴は大女の心をとらえて離さず、つい先日出会った男に過去のトラウマをこれでもかというくらい刺激され、怒気と劣情を滾らせた彼女は、今や市場の警備でなく、暴力を振るう理由を探しているようにさえ見えた。遠巻きに自分を見る男達を睨みつけた後、大通りをゆっくりと歩き始め、仕事に戻る。

アンフィナ > 足音を響かせ見回りを続ける大女。今日の奴隷市場は、何時もよりほんの少し静かで、折り目正しかったとか――
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からアンフィナさんが去りました。