2020/03/25 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にアウロラさんが現れました。
■アウロラ > (コトン、と予約を取った宿屋の寝室に一つの薬瓶を置く。妖しげな桃色のベースにハートがあしらわれたデザインのラベルが貼られた薬瓶だ。中にはラベルと同じようにどぎつい色の桃色の液体が入っている。まぁ・・・なんとなく予想がついているかもしれないが媚薬、というものだ。つい路地の屋台で最新の薬だとか、ここでしか買えないとか、最高に気持ちよく慣れて依存性もそれ程でもない・・・とか聞いて。つい興味本位で買ってしまって。ただ・・・いざ使ってみる、となるとやっぱりちょっとばかし恐ろしいものもある。誰かに使ってみるのもいいかもしれないけれど・・・そんな特定の誰か、のようなパートナーなんていないし。どんな気分になるのか試してみたいし。机の前で悶々と十分程度悩んで。)
――よし。
(きっ、と覚悟を決めた目で瓶の蓋を開けて・・・ごくん、とその液体に口をつけた。味としては・・・とても甘い。普通に美味しくて飲み物としてもイケる味。匂いも然程なくて、お酒なんかに混ぜられても気づかないだろう。
――そんな薬を飲んだのが、ほんの一時間程前。飲んだ直後はなんともなかった。偽物でも掴まされたかな、なんて思った程。
けれど、今からほんの十分程前から体調が急激に変化した。急激に体温が上昇して、じゅくじゅくと下半身に熱が灯り、思考回路も熱に浮かされたようにおちんちんの事ばかりが占めてしまって。
収める為に自慰をしても、たしかにいつもの数倍感じる感じはある。けれど、それだけでは足りなくて。もっと、もっと強い熱を感じるものが欲しくて。
解毒剤だって準備してたけどそんなものを飲む気分にもなれなくて。ふらりとバフートの夜の街へと繰り出した。
頬を赤く染め、吐く吐息に熱を籠もらせ、まるで酔っ払ったかのような千鳥足。纏う衣服も暑いのか、それとも誘惑でもしているつもりなのか、ぷつりと多少ボタンを外して肌を見せ、むわりとした女の匂いを漂わせつつ女は危険な悪徳の街を歩く。ふら、ふらと酔っ払ったかのような足取りの顔を赤く染めた女はそこが危険な場所である、なんて微塵も考えていないような能天気な様子でふらり、ふらり街を歩き行き。)