2020/03/06 のログ
ユネ > (いやいや待てよ、と頭の中で。
ちょっぴり危険という位なら、いっそスリリングな愉しみになる…かもしれない。
おとなの、が頭に付く事必須であろう…あやしいおみせ、という奴なら。それもそれで、大歓迎。
良く良く考えてみたら。この街、奴隷市場。楽しい事、気持ち良い事、満載の場所なのだから。
どう転んでも別に。悪い結果にはならない気がする。

…自分自身が拐かされて。奴隷に堕とされたりするかもしれないだとか。
そういう、本来の意味での危険性を。まるで念頭に置いていない辺り。
自身は買う側雇う側という自負故か…もしくは。
単純至極、危機意識に欠けているのかもしれない。
そもそもからしてこの娘。例え奴隷商であろうと、悪漢であろうと。割と性善説で接してしまうので。

という訳で、意を決して。濡れて冷たい背中を預けていた、背後のドアを叩いてみる。
より正確に言うと最後の後押しは。もう一発、今度は更に大きくなってしまったくしゃみ)

「たーのもー…此処、空いて…ますー……?」

ユネ > (やがてがらりと戸が引かれ。これ幸いと転がり込む。
中へと入る事の出来たお店は…さて。どんな所だったのだろう。
何事もなく過ごせたか。アクシデントが起きたなら、それは良い方悪い方、どちらに転んだのだろうか。
全てを知るのは当人ばかり…――)

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からユネさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にフラヴィアーナさんが現れました。
フラヴィアーナ > アゴスト楽隊は各地を回る。
本日は奴隷市場都市などと呼ばれる地に滞在していた。
練習を終え、自由時間を堪能する隊員の1人、フラヴィアーナは大通りを歩く。
育ちが窺える背筋の伸びと涼しげな表情は、どちらかといえば奴隷を買いに訪れた王族のようであった。
事実として、通りには果物でも売るかのような気軽さで露店の奴隷市が開かれ、彼女に声をかける商人もいる。

「空気が淀んでるわね。散歩には向かないルートだったみたい。」

フラヴィアーナが顔を歪めたのは、明らかに性の消費に使われる女の奴隷が視界に入ったせいだった。
なにか盛られたのだろう虚ろな瞳に反し、妙に色っぽい雰囲気。
他の商品に比べて布の面積は少なくされ、だが見栄え良くするためなのか奴隷に着せるには質の良い布地。
記憶の大半が失われている元王族の彼女も、本能的ななにかが嫌悪感を呼び覚まされる光景で。
怖気に顔色が優れない。

フラヴィアーナ > 気分転換の散歩だったが、気分を悪くしたまま大通りを歩き。
予定より早めに宿に帰る事になった。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からフラヴィアーナさんが去りました。