2020/03/02 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にカーレルさんが現れました。
■カーレル > 「冷えるんで親方衆からの差し入れっす、これで一杯やって温まってくだせえ」
とかなんとか言いくるめ倉庫番の守衛たちにたっぷりと酒を飲ませた
当然、酒の中には一服盛ってあって明日の昼頃まではぐっすり夢の中である
倉庫番が眠りに落ちたのを確認すれば、守衛頭の懐から牢屋の鍵を抜き取って、
酒を食らってその場で眠った守衛たちをズルズル引きずっていき目立たない場所へ
それから倉庫の中へ慎重に歩を進めていく
『同業の奴隷商人に損害を与えて欲しい』という依頼を受けて色々と考えてみたが、
何が一番の損害になるかと言えば、一番はまあ売り物が無くなるって所ではないかと思い立った
売り物、つまり奴隷たちも意思があるから開放してやれば、後は好き勝手逃げていくであろう
まあ、彼ら彼女らが故郷の地まで逃げおおせるか、と聞かれるとなんとも言えないところだが
薄暗い倉庫の中へ立ち入ると人の気配と饐えたような匂いがする
並ぶ牢屋の前までくれば、人種も年齢も様々な奴隷たちが牢の中でひしめき合っている
「…自信なくなっちゃうね、どうも…」
流石に性奴隷を扱う奴隷商人であった
男たちの集められた牢の前に立つと一糸まとわぬ姿の美形奴隷たちが牢の中で何事かとこちらに視線を向けた
みな、美形であり股間には大層なものをぶら下げているもんだから、がっくりと肩を落としてしまった
落ち込むのもそこそこに鍵を開き、足枷手枷を外してやれば、最初に開放した男に鍵束を渡し、
皆を逃がすように促して自分は女達が集められた牢の鍵を開き開放する
此方はなんというべきか、目の保養になり若干、元気を取り戻すことが出来た
■カーレル > 開放した奴隷たちの反応は様々で直様、素っ裸のまんま走り去っていくもの、戸惑うもの、
涙を流しながら礼を述べてくるものとまあ色々である
取り敢えず、縋り付いて例を述べてくる大男(美形)を振りほどき、残った者たちが身につける衣服を探してみる
取り敢えずは守衛たちが身につけている衣服を剥ぎ取り、何人かに手渡したがそれでは足りず、
全裸になった守衛たちを入れ替わりに牢にぶちこんでから、倉庫の中を探ってみる
しばらくすると木箱の中に、汚れていたり血糊が付着した衣類を見つけ、それを各々に配ることにした
たぶん、奴隷狩りをした際の衣類であとで古着屋なんかに持っていくつもりであったのだろう
大した額ではないがこれだって売れないことはない…中々、巧みな奴隷商人のようである
…そうでなければ、損害を与えてくれ、なんて依頼はこないだろうけれども
「…ほいじゃ、後は好きにしてくれ
逃げても良いし、玉砕覚悟で君等を掴まえた商人に復讐しに行ったって構わん
まあ、後者はあんまりオススメしないけど…向こうも備えているだろうし」
目立たないようバラバラに散っていく逃亡奴隷たちを見送れば、さても少し何か残ってやしないだろうか、と
倉庫の中を探索する…これで依頼料は貰えるが、ボーナスがあっても良いだろう、と