2019/11/11 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート 酒場」にユエルさんが現れました。
■ユエル > またの、ご利用を・・・。
(ひらひら、と手を振ってにやにやという擬音が似合う小太りの貴族風の男が店を出ていくのを見送る。彼が店の扉を開き、その背が見えなくなれば)
・・・・はぁ~・・・・あぁ。
(少女にしては珍しく、人目も憚らず大きな溜息を吐いてそのまま机に突っ伏した。
彼と会っていたのは仕事の為。非常に良い条件での仕事の依頼であった為、喜んで受けた。受け渡しがバフート、というのが唯一のネックであったけれど・・・。
そして、いざ商品の受け渡しの日。指定されたのはこの・・・一応酒場、という看板を出してはいるけれど、どちらかといえばクラブというか娼館というか。そんな雰囲気が漂う店を指定され、そのきらびやかな店の外装を見た瞬間に後退りし、中の桃色のライトに照らされ、艶やかな雰囲気の漂うその店の内装を見た瞬間、もう一度後退りした。それでも、こっちこっち、と依頼者に手招きされればその席に向かうしかなく。
・・・その後といえば、ひどく、大変で、疲れた、という他ない。
一応、受け渡しの品はアダルトな商品であったのだけれど、報酬を受け取った後が長かった。
やれ、どういうプレイが好きなのか、とか自慰はどういう風にしてるのか、とかうちの息子と一晩どうか、と始まり、その後に舞台でショーが始まりその過激な陵辱ショー、と言わんばかりの内容にあぁいうのはどうなのか、なんて感想を求められたりして。
いえ、あの、その・・・、と誤魔化しきれたとは思わないけれど適当になんとかそのセクハラそのものの発言を受け流し、先程ようやく帰ってくれた。 ・・・最後に当たり前の顔をしてお尻を揉んで帰っていったけれど、条件は良いけど、これが次もあるなら次の仕事は考えないといけないかな、なんて考えつつ、疲れ切った顔で少女は机に突っ伏して。)
今日は・・・飲みましょう。もう、飲んで、帰りましょう・・・。
(お酒はあんまり得意じゃないけれど、もう、飲む。飲んで忘れる・・・。そう決意して少女は店員から渡されたメニューを眺め、今日はもう酒におぼれて帰る・・・と決意して。
・・・先程の過激なショーを見せられて、妙に火照った身体を誤魔化す為にも、先程のセクハラを忘れる為にも。もう、飲む。飲んでやるんですから・・・。
半ばヤケになりつつ少女はメニューを眺め。)