2019/10/21 のログ
ロイナ > そんな酒場にまた、自由な女の姿が一人増える。
扉を開けて遠慮なく入ってきた少女は、真っ直ぐカウンターに歩み寄ってマスターに声をかけた。

「どうもー。今日、いい子入ってる?」

場違いな程に明るい声を上げて、ニコニコと笑顔浮かべながら何やらを問いかける。
マスターは残念そうな笑みを浮かべ『悪いけど…』と首を左右に振った。

「なーんだ、残念。日が悪かったかなぁ………ん」

唇を尖らせて不満露わにしていた、その視線がふと、着物姿の少女の元へ向く。
へぇ…と、幼いながらも綺麗な顔立ちに小さく吐息を零した。
それに気づいたのかマスターが耳元で『客だよ』と呟く。
「あ、そうなんだ」と言葉を返しながらも、ついつい視線が彼女に向いてしまうのは仕方のないことか。

月詠 > (その明るい声を聞けば ん? とばかりに少女は盃を傾けながら振り向くだろう。
自分と同等か、それ以上に肌を見せるチューブトップにホットパンツ。豪奢な着物を纏う少女とは対照的にシンプルな衣装に身を纏うのはその素材の良さをアピールする為か。
この街で大胆にその肌を見せつける服装を纏い、自信たっぷりに歩くその姿からは捕食する側・・・つまりは奴隷ではなく、主人として振る舞う風格を感じられた。
彼女とマスターの繋がりは知らない。そも、この街へは今日きたばかりだ。コネなんてものはあるはずもなく。

・・・いい子、というのはわからない。おそらく、こんな街であるから奴隷か何かであろうか。まぁ、少女としては美味い酒と美味しい食事があれば文句はない。ついで後は良い男でもいれば肴として最高だけれど、今の所めぼしい相手は見つかっていなかった。

そして、女の視線が鬼へと注がれる。艶のある漆のような黒髪。大胆に露出された肌は桃色に。唇からは、ふわぁ、と酒を味わい感じ入る蕩けた吐息が盛れ、頬には酒の影響か、ほんのりと赤みが差す。
まるで童女のような幼い顔立ちながらその雰囲気からはどこか妖艶な、成熟した女の匂いを混じらせる。)

あんたも飲む?ここのお酒、美味しいわよ?

(酒器を摘み、軽く振って見せて相手を誘ってみようか。酒場での邂逅は一期一会。興が乗ったなら誘ってみるのも一興也。)

ロイナ > 見ていると、その上物加減がよくわかる。
桃色の肌、質の良い着物。どこか妖艶な雰囲気は、染まる頰により拍車をかけているようでもあって。
ふーん……と、視線はいつの間にか興味あり気なそれへと変わっていた。

「いいね。ちょうど、何か飲みたいと思ってたところだし」

誘いには快諾して、彼女のすぐ隣へと座った。
人形のように整った顔立ち。白い肌、露出の高いシンプルな衣装に押し込められる豊かな胸元。
間近に座った為、彼女の目には一層よく見えるであろう姿を惜しげもなく周囲に晒しつつ、マスターに声をかける。

「あたしにも、この子と同じもの頂戴!」

そうして待っている間、彼女と会話に洒落込む。
頬杖をつき、物珍し気にその姿を見つめて…

「ここの国の人じゃない、って感じ? …あたしはロイナ。一応、よろしくね」

月詠 > ふふ、あはは・・・あー・・・きもちいい・・・♥

(けらけらと赤い顔で笑うその様はすっかり出来上がっているように見えるだろう。赤い頬。少し間延びした声。蕩けた目。吐息から感じる酒の匂い。
おそらく、酒が入っていなければクールで落ち着いた少女、なんて印象を与えたかもしれないが酒が回った今となっては朗らかに笑うどこか妖艶でもありながら子供っぽさも抜けきらない大人になりきれない少女、という雰囲気であろうか。
されど、その身体はといえば既に大人、といって差し支えなく。既に大人に負けず劣らずの凹凸がある事がその大胆な服装から伺えるだろう。

そして、彼女が隣に座れば、同性であるはずなのだけれど、その魅惑的な肢体に思わず目を吸い寄せられる。その気はない、はずなんだけれども、それでも目を奪われるだけの魅力が彼女から感じられて。)

私は月詠。宜しく頼むわね。
まぁ、そうね。此処には良いお酒と美味しい食事がある、って聞いて来たの。

ほら、盃出して。注いであげる。

(マスターから渡された酒瓶を彼女の代わりに受け取れば彼女の盃を要求しよう。それを確認すればとく、とく、とく、と全くブレのない慣れた手付きでそこへ酒を注いで。)

さ、一夜の出会いに、乾杯、といきましょう?

ロイナ > 頰を染めつつ屈託なく笑う姿は、その見た目からすれば年相応のようで。
酔っていない素面の姿を見たことがないので比較のしようがないものの、酒の力は凄いなぁ、と他人事のように思う魔族だった。
そしてその凹凸は、男女問わず目を惹きつけるものであろう。現に己の目もそこに吸い寄せられたから。

「月詠。……良いお酒と美味しい食事かー。まぁ確かに、この店はアタリだよね」

一応、お世辞ではない。マスターから盃を受け取り、彼女から酒を注がれる。
求めに応じて盃を軽く掲げ、乾杯を交わした。

「ふふ、一夜の出会いかー。嬉しいね、こういう場でも。何ならベッドでのお相手も……なんてね」

冗談めかしながら、酒を喉に通す。
久々の味はまた格別で、ほっ、と満足げな熱っぽい吐息を小さく零した。

月詠 > やっぱ良いお酒があるというのは大きいわぁ。あまり手に入らない異国のお酒もあるしぃ。また来ちゃうかも。

(ふふ、と笑いながら酒を飲む姿は生粋の酒好きの様子を感じさせるだろう。私、これだけあれば生きていけるわぁ、なんて間延びした声でけけら笑いながら冗談めかして話しつつ。
彼女へ乾杯を求め、それを受け取られれば小さく微笑んで楽しそうにもう一度酒へ口をつけるだろう。
赤い顔をしながらも、自分の盃が空になればとくとくと再び盃に酒を注ぎ。)

ふふ、やだ ナンパ?まさか同性から誘われるなんて思ってなかったわぁ。

(けらけらと少女は笑う。それに嫌悪を覚えている訳でも、かといってはっきりとした承諾を見せる訳でもなく。少女は飄々と笑う。)

それにさぁ、あんたなら選り取り見取りなんじゃないのぉ?こぉんなに立派なもの持っちゃって、さぁ?

(すすす、と彼女の方へ近づいて肩が触れる程に近づけばまずは片手で相手の足に触れ、そのままむにゅり、と相手の豊満な胸へと触れようとしてみようか。
セクハラはされてもあまり文句は言わないけれど、時と場合によってはすることだってある。ただまぁ、あんまり嫌がるようであるのならば、そそそ、と怒られる前に退散するとしよう。折角の酒の席だ。お互いに気持ちよく飲みたいもの。)

ロイナ > 「また来てくれるなら、マスターも願ったり叶ったりじゃない?」

ね、とマスターに同意の声求めたりしながら、盃を口に運ぶ。
酒は飲めるし弱いという程でもない。早速空になる彼女の盃を眺めながら緩く微笑んで。

「そーう?こっちじゃ、同性のあれそれは別に珍しいことじゃないでしょー?」

少なくとも嫌がってはいないようだ、とぼんやり思う。
自分の盃に酒を注いでいると、彼女がすーっ、と近づいてくる。肩同士が触れ合う程に近距離の中、胸元に手が伸びてきた。
それに嫌がるでもなく、ふふ、とどこか楽しそうに笑えばされるがまま。

「わかってないなぁ。選り取り見取りでもね、好みの人にしか声かけないに決まってるじゃん?」
「それにほら、月詠だってこんな立派なモノ持っちゃって…♪」

そう呟くと、胸を揉まれるまま、此方からも手を伸ばして…
避けられなければ彼女の豊かな胸に、その指を触れさせようとする。
衆目の場ではあるが、まぁこのくらいなら構わないだろうという楽天的な性分。

月詠 > ふふ、そうだといいのだけど。マスター、どうなの?

(なんて、軽く話しかけてみるけど二人に話しかけられてマスターはにこにこと笑うばかり。曰く、問題さえ起こさなければ良い、とのスタイルである。

少女は酒には大分強い方である。ただし、飲む量が量である。既に結構な強さの酒をそこそこの量飲んでおり、既に出来上がっているのは致し方のない事か。少女としても、このふわふわとしたほろ酔い状態が一番気持ち良いのもあり、楽しそうにけらけらと笑うばかり。)

そうねぇ。こっちだとそういうの多いって聞いてるけどぉ、実際ナンパされたのは初めてだったから。

(そそそ、と近づいていきまるでキスでもしそうな程接近すれば少女の甘い女の匂いと酒の匂いが混ざった独特の匂いが彼女の鼻をくすぐるだろう。ふわぁ、と吐かれる吐息は貴女を誘い、酔わせるだろう。)

あら。それなら私はあんたのお眼鏡に適った、という事かしら。それは嬉しいわぁ。

(くすり、と微笑みながらその独特の訛りが混じる言葉遣いで嬉しそうに少女は笑うだろう。
そのまま衆目のまま胸に触れられたにしても、やぁ、とくすぐったそうに身体をよじるけれど、嫌がる素振りは見せないだろう。)

やぁ、もう。ロイナったらもしかしてすけべなのかしら。
・・・あんまり変に触ると・・・私も、止まらなくなっちゃうわよ?

(彼女の近くへ更に近づいて。互いの肌と肌がふれあう程に密着し、彼女の耳元へ軽く息を吹き替えながら囁く。変な触り方されたら私だって収まりがつかなくなる。やめるなら、今のうちよ?と。
・・・逆に言えば。もっと変な風に。厭らしく。触って、触れて。そう誘っているようにも聞こえるだろうか。
ぺろり、と鬼の少女の唇を艶かしく滑るその舌は少女も彼女に負けず劣らず、捕食者の側であることを推察させるだろう。)

ロイナ > マスターの口数が少ないのは、この店ではいつものことなのだろう。
ニコニコと人が好さそうな笑顔を見て、わかってますよ、という風に肩を竦める。

彼女より遅れてこの店に来た己には、どれくらい飲んでいるかは与り知らぬことだ。
しかし、酒が強そうだということは、この短い間でも何となく察せられる。
此方には酒場も数多い。きっと退屈しないだろうなー、とどうでもいいことを思った。

「ふーん。じゃ、あたしが記念すべきナンパ第一号ってわけか。嬉しいねぇ」

酔いそうな甘ったるい吐息の香り。
それを零す彼女への興味、関心、そして欲が徐々に増していくのを感じながら…

「……止める必要ある?ここまで来て、さ。
…折角の一夜の出会いだもんね。月詠のこと、隅から隅まで知りたいなぁ。………ダメ?」

此方からも更に、彼女へと近づく。衣装から露わになった肌と肌を触れ合わせ、擦り合わせる。
顔を傾け、唇同士がもう少しで触れ合いそうな程に顔を寄せて…
誘い文句のような、強請る言葉のような、甘い声を囁いた。
その間にも、片手は彼女の胸元を弄るように蠢き、重みのある乳房を密やかに揉みしだいて明確な"欲"を相手に伝えていく。

月詠 > ・・・マスター。そこのお酒貰える?

(そして、少女はマスターへ一本の酒を求める。それをとくとくと盃に注ぎ、それを一口飲めば はふぅ、と息を吐き。)

それじゃあ教えてあげる。今日は酒と、私に酔って帰っていって頂戴な。

(くぴり、と酒を一口含んで味わう。その後に相手の唇をなぞるようにむに、むに、と触れる。・・・それだけで何を望んでいるのか、きっとあなたにも伝わるだろう。
そして、あなたがそれを拒絶しないのならそっと顔を近づけてその唇を奪おう。その後に自分の唾液と一緒に口に含んだ酒を相手へと流し込み、酒と、自分の味を相手に押し付けてやろう。
その酒の味はといえば、甘く口当たりの良い飲みやすいお酒である。されど、その度数とはいえば結構に高く、異性を酔わせる目的でも使われるとされる酒だ。 ・・・けれども、味については折り紙付き。鬼からすればとてもとても美味な酒である。
さぁ、酔って。酔って。酒と、私に。)

・・・どーぉ?

(なんて、彼女へ酒と自分の唾液を送り込めば、満足そうに笑ってみせるのだ。衆目で口づけをしたことにはちょっとばかし照れがあるのかほんのりと頬の赤みを増したけれども、だからといって止まるつもりもないようで。少女は楽しそうにけらけらと笑うのみ。

そして、彼女から胸を触られれば時折小さな吐息を零す。
そのまま、相手の腕を捕まえれば、ぐっ、と自分の方へ。自分の胸へ押し付けるようにしながら、相手の目を見つめ、妖艶に、笑う。 もっと、もっとして。もっと、もっと強く・・・くっきり、と。一夜限りの夢を、この身体に刻んでみせて。そう誘うように鬼は淫魔を誘う。)

ロイナ > ふと、一つの酒をマスターに求める彼女を不思議そうに見遣る。
受け取ったそれを早々に盃に注ぎ、一口。そしてまた一口と飲む姿を傍目に見つめ…

「……ふーん? どうやって酔わせてくれるの?」

なんて興味津々で問うのも束の間、伸びてくる指。唇をなぞるように触れ、そして寄せられる顔で何がしたいのかおおよそ掴めた。
重なり合い、流し込まれる酒と唾液を拒絶せず受け入れる。
のみならず、触れ合ってから離れるまでの短い間で、此方からも伸ばした舌先で彼女の唇をちろ、と舐めていく戯れを挟む女。

「………おーいしい。…ねぇ、もっと…頂戴?」

二つの意味を有した感想。
衆目の口付けは、幸いにも酔いどれの客達の注目は然程引かなかった様子。ただ一人、床に這いつくばる奴隷の少女だけが、此方をマジマジと見つめていた。

引き寄せられる腕が、より強く深くその胸に触れる。
妖艶に笑い合って、見つめ合って。揉んでいた手を引き、するり、と器用に、互いの指を絡ませる。

「……マスター。上の部屋、一つ貸して!お金は払うからさ」

了承を得られれば、繋いだ手を軽く引きながら立ち上がる。
そうして、今しがた借り受けた一室に、共に向かおうと歩き出す。二人きりの一時を作る為に。

月詠 > 焦っちゃだぁめ。ゆるりと待ってなさいな。

(そう彼女を制す。そして、こくりと一口酒を味わった後に、こちらも彼女を味わいつつ、彼女へ自分の味と酒を送る。
酒を送り、自分の唾液を送りつけ、主導権を握ったつもりだというのにきっちり向こうからも舌を伸ばし、こちらの舌を舐め取っていくあたり相手も流石というところか。)

ふふ、これ美味しいわよね。少し待ってなさいな。

(そうして彼女に求められればもう一度酒を含み、彼女へ口づけを与えよう。次はもっと深く、深く。酒と唾液を送り込んだ後は今度は目を瞑り、舌を差し入れて、彼女の口内を味わい、舌を絡ませ・・・深く、深く今度は彼女を味わおう、と。

そして、彼女に手を引かれ、部屋に連れ込もうとするのなれば、笑ってそれを受け入れるだろう。マスターもごゆっくり、とばかりに金さえ払えば文句は言わず。
少女もきっちりと購入した酒は持ち込むつもりなのか、蓋をして片手に携えて。彼女に連れられて酒場の2階の部屋へと彼女と共に向かうだろう。

しばらくすれば二階の部屋からは二人の女の甘ったるい嬌声とギシギシとベッドが揺れる音でも聞こえてくるのだろう。それが止んだのはきっと、朝日が昇る頃。一夜の夢は月が落ち、太陽が昇るまで互いに味わい尽くし、愉しんだことであろう・・・。)

ご案内:「奴隷市場都市バフート 酒場」から月詠さんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート 酒場」からロイナさんが去りました。