2019/10/20 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート 酒場」に月詠さんが現れました。
月詠 > (奴隷市場都市バフート。その名の通り、主に取引されるのは奴隷であり目立つのは奴隷市場ではあるが、酒場や食事処に宿、なんてものも当然存在する。
そして此処はその奴隷市場に隣接する形で店を開く酒場。この街は数多くの国から人が、モノが流れ込む。その中には当然美味な食事や酒も含まれる為、酒場の品揃えも様々な国の食事や酒が扱われ、そのラインナップもなかなかのもの。 ・・・そんな噂を聞きつけ、そこへ一人の少女が訪れた。

肩まで伸ばした漆のような黒髪。大胆に肌を露出するも、纏う着物は鮮やかな花が描かれ、少なくとも纏う衣服は立派なもので裕福であることを感じさせる。見目もよく整っており、将来有望な美人、と言える少女である。
そんな少女であるが、この奴隷市場にありながら奴隷を侍らせることもなく、護衛がいる訳でもなく。かといってその首元に奴隷を意味する首輪もなく。ただの自由な遊び人の様相を晒すのはこの酒場では少々目立つだろう。この酒場にいるのは奴隷を侍らせている者も多いから。中には店の中で堂々と奴隷を辱めている者さえいる始末である。そんな中に一人堂々と酒を嗜むフリーの少女が現れれば、その姿は多少なりとも目を引くだろう。

そも、この街の酒場・・・いや、この街で一人の女、というのが珍しい。隙を晒せば奴隷に落とそうと狙いをつけている誰かがいる。それが見目が良く、更に女であれば尚更。 ・・・そんな事はこの街を訪れる女であれば常識として知っている。
だというのに、少女は一人、酒を嗜んでいた。それはあまりにも隙だらけに見えるだろう。護衛もいなければ、パートナーの姿も見えない。武器の類も持っているようには見えず、それはあまりにも隙だらけに彼らからすれば見えるだろう。
酒に薬を盛れば。もしくは酔った所を捕まえれば簡単に奴隷に堕とせるのでは。そんな思惑さえ浮かぶだろう。
だというのに当の本人は、その事に気づいているのかいないのか。ほんのり顔を酒で赤くしながら)

マスター・・・これいい酒ね。どこの地方のお酒?

(なんて、わずかに訛りの感じられる声でのほほんと主人と談笑なんてする始末。
自分を狙う視線に気づいているのかいないのか。少女は何も気にした様子はなく、のんびりと酒と食事を楽しんでいて。)

ご案内:「奴隷市場都市バフート 酒場」にロイナさんが現れました。