2019/08/27 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にララニさんが現れました。
■ララニ > 奴隷市場のとある区画。
この辺りでは、バフートに拠点を持たない奴隷商たちが数日~数週間程度居座り、各々の『商品』を売り捌くケースが多い。
商品のデモンストレーションのための小規模なステージもいくつか路肩に配置されている。
簡素なお立ち台と、十個程度の椅子が並べられただけの、露天の見世物スペース。
今宵。とある見世物台の上にて、2つの人影が肌を重ねまぐわっていた。
土下座めいた姿勢で丸く這いつくばり、弱々しく打ち震えるのは、ミレーの女性。
口には木製の猿轡が嵌められ、手足はともに金属製の枷で戒められている。顔は涎と涙でベトベトだ。
その女性に背後から覆いかぶさり、激しく腰を振って女性の尻を鳴らすのは、痩躯の男性。
頭から生える兎の耳は、彼もまたミレーであることを示唆する。
そして首に嵌められた重厚な首輪は、彼もまた奴隷であることを……。
「ふーーーーーッ! ……ッ!! ッくう………っ!! フンッ、フンッ!!」
「…………………! ……………ッ! ………グ………ゥッ!」
理性ある言葉を放たず、獣めいた唸り声とともに獣めいて交尾のグラインドを続けるウサ耳の青年。
犯される女性もまた呻き声のみを漏らしているが、猿轡がなければきっと罵詈雑言を放っていることだろう。
観衆に向けて、背後の男性に向けて、己を奴隷の身に貶めた商人に向けて、あるいは……世界に向けて。
《ご覧いただけてますでしょうか! はい、商品の声を聞きたいという方もいらっしゃいますが、どうかご容赦を。
このミレーの少女、あまりに商品としての自覚に欠けるため、やむを得ず猿轡を噛ませていただきました。
ですが黙らせてしまえばこの通り、上質な肉孔として永くお使いいただけます。ミレーは丈夫ですから。
いま商品を犯しとりますは某家の飼い兎ララニ! 見えますか、この獣のごとき交接劇が!
これこそミレー族の卑しき本性、獣性の発露に他なりません。性奴と役畜の他に存在価値がございましょうか!?》
ステージの端で奴隷商人が声高に朗唱する。容赦ない罵倒に呼応し、観衆からも様々な悪口が放たれる。
しかし、同族たるミレーを犯すララニは赤い目を限界まで剥き、発狂したように腰を大きく前後に振り続けるのみ。
観衆や奴隷商を睨むこともなければ、泣き言を漏らしたりもしない。それでいて快感に顔を厭らしく歪めもしていない。
――とても、正気の状態にあるとは思えない。
■ララニ > 「ふぎゅ、ぐ、うううううおおおっ!! ふんぬっ、っく、くうううっ!!!」
ララニがひときわ大きく腰を打ち付け、同時に仰け反る。力なくしおれた兎耳が弧を描いて後ろへとしなる。
痩躯にしてはやや肉付きのいい褐色の尻が、断続的にびくびくと震える。『商品』の中へと射精しているのだ。
力のかぎり犯され続けた『商品』の少女は気力を奪われ、色気のある嗚咽を漏らし続けるのみ。
ひとしきり射精し終えてもララニは陰茎を抜かない。接合部からとろとろと白濁が漏れ始める。
《終わったか? おい! 終わったならさっさと退かんか! この糞ミレーが!》
奴隷商人が、地を這う鎖を握って勢いよく引く。
ララニは首輪を引っ張られ、よろめきながら立ち上がり、ミレーの女性から引き剥がされる。
未だ弧を描いて勃起する細長いペニスが衆目に晒される。四肢の自由なララニはしかし、それを隠そうともしない。
商人に引きずられるがままに舞台から降ろされてしまう。
《テメェの出番はしばらくねーから、その辺で休んでろ。
……はい、失礼いたしました。商品番号4番、ミレーの少女の性奴隷デモンストレーションでした!
オークションの時間までには膣内を『徹底的に』洗浄しておきますため、ご購入予定の方はご安心ください!
それでは続きまして、商品番号5番……》
ミレーの少女も乱暴に引きずられ、ララニとは別の側から降ろされていく。そして、次の奴隷が舞台に上がる。
……………。
全裸のまま、路肩の壁にもたれて座り込むララニ。息はいまだ荒く、ペニスも勃起したまま。
精液と愛液が混ざった粘液がべっとりと亀頭を包んでいる。
しかし先程まで見せていた狂乱の表情は拭い去られ、今は赤い瞳を悲しげに伏せている。
「……………………………ごめん……なさい……」
ぼそり。喉仏がわずか上下し、唇が小さく蠢き、蚊の鳴くような声が漏れる。
「……………ごめんなさい、名も知らぬミレーの方………私は………私は………」
目尻から涙が伝う。肩が震え、首輪につながった鎖がシャリシャリと鳴る。
鎖のもう一端は道端の杭にきつく巻き付けられている。頑張れば解けるかもしれないが、ララニはそちらを一顧だにしない。
■ララニ > ララニは今、彼の主人の命令にて、とある奴隷商人の《大道具》として貸し出されている状態。
性奴隷の実演販売のための竿役として使役されているのだ。
相手をするのは決まって、彼と同じミレー族の奴隷。
まぁ当然である、人間の奴隷が売られる前にミレーと交接してしまったら、それだけで商品価値が下がるというもの。
獣の相を有するミレー同士がまぐわう交尾ショーは耳目を集めやすいという事情もある。
「………………嫌だ………こんな事、もうしたくない、のに………」
ショー紛いの見世物として同族を無理やり犯し、奴隷に貶めるなど、ヘドが出るような鬼畜の所業。
しかしララニは逆らえない。ご主人様にも、そして貸与先の商人にも。
ララニの血族は暗示に対して極めて脆弱な精神を有している。
上手く使えば自己暗示により、獣としても英雄としても振る舞えるポテンシャルを秘めている。
しかしララニは生まれついての奴隷である。血の性質は奴隷としての恭順性を高める以上の効果をもたない。
……ステージに上げられ、尻を突き出した奴隷を見ると、たまらなく犯したくなってしまうのだ。
決して抗えない欲求。棒が熱くそそり立ち、汗が滲み、理性が吹き飛び、孔を破るだけの獣へと変じてしまう。
そうなるよう暗示を掛けられたのだ。ほんの少し耳元で命令の言葉を囁かれるだけで、ララニの精神は上書きされてしまう。
「………………もう、来ないで。お願い。ミレーの奴隷なんて、これ以上増えないで……」
ミレーの奴隷が商品としてノミネートされれば、ララニもまた引きずり出される。相手の性別など問わない。
声が掛けられる瞬間に怯えながら、ララニは顔を伏せ、弱々しく鳴きながら肩を震わせ嗚咽を漏らす。
眼下には未だピンとそそり立つ陰茎。暗示が強すぎて、勃起を収めることすらできない。
■ララニ > 《では続きまして、商品番号6番、ミレー族の雄……》
爛れた喧騒を逃れ、ステージから離れた場所で休んでいたララニだったが。
遠くからかすかに聞こえる商人のナレーションを、しおれた兎耳が聡く拾う。拾ってしまう。
「…………………!」
びくりと肩が震え、苦悶の表情を浮かべたまま顔を上げるララニ。
そのまま糸で釣り上げられるようにゆらゆらと起立すると、力ない足取りでステージの方へと歩き始める。
本当は行きたくない。ミレーの雄の奴隷の姿なんて見たくもない。なのに、強烈に染み付いた暗示が勝手に身体を動かす。
弧を描いていきり立つ細長いペニスの先からカウパーが迸り、地に長い跡をつける。
《……フン、ミレーの雄と聞いて我慢ならずに自分から来よったわ。交尾の事しか頭にない証拠だな》
鎖を外してステージの支柱に結び直しながら、奴隷商が悪態をつく。
枷に自由を奪われたミレーの青年が、狼に似た耳をヒクつかせ、忌々しげにララニを睨む。
しかしララニは、自分に向けられるどちらの嫌悪にも反応を見せない。呆然と力なく、立ちつくすのみ。
《さて、本来なら人夫として使い倒すのが常套の雄のミレーですが。
今日お集まりのバイヤーの皆様、いずれも性奴をご所望、それも処女や童貞など不問であると伺っております!
従いまして、この雄ミレーも一旦『耕して』しかる後に競売にかけようと思います。
ご安心ください、ララニのこの棒きれのように細い男性器を! 初物の尻にも優しい、実に情けないチンポです。
ご購入されましたご主人さまにおかれましては、御自慢の太魔羅や道具にて改めて開発を…………》
奴隷商の弁舌は、ララニの耳に途中までしか聞こえなかった。
年の頃近い狼耳のミレーが眼前で跪かされ、ララニに尻を向けさせられる。
その光景が網膜に飛び込むと、周囲の音が一斉に掻き消えた。視界も狭まり、眼下の『肉塊』のみがぼやけて見える。
身体が熱くなる。股間が痛いほどに張る。心臓が激しく震える。喉が渇く。
衝動が理性を食い破り、原初的な思考が脳に満ちていく。他人に貼り付けられた言葉が自分の声となって頭蓋に響く。
……犯す。犯す。貶める。辱める。いたぶる。中に出す。耕す。潰す。貫く。否定する。人権を、人格を。
――――この薄汚いミレーを、人間の従僕としてふさわしい姿と心に!
(私と、同じように……)
「……ヌ゛ア゛ァァァァァァ!!!」
奴隷商の号令と同時に、ララニは捕食者のごとく雄ミレーへと覆いかぶさった。そして未使用の後孔を突き破る。
衝動のままに、ララニは激しく腰を振り続けた。組み敷いた奴隷を『肉奴隷』として完成させるべく……。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からララニさんが去りました。