2019/07/17 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にドロシアさんが現れました。
■ドロシア > 王都に存在するエンペラーサロン。
身分と資産を確認した後に会員と認められる高級サロンの経営者が、所用で王都を離れていた。
齢三十三で、美に並々ならぬ拘りを持つ彼女は少女の奴隷ばかりを集め、顎に手をあて思案している。
近頃サロンは会員を増やし軌道に乗っていたが、乱れた世情を表すように体操やマッサージだけでなく、性的なサービスを求める客が増えてきていた。
娼館を経営しているつもりではないため本意ではないのだが、今のご時世それを求める王侯貴族を断ると途端に経営が傾くことは目に見えている。
いずれ高貴な者が美だけを追求するための施設にするとしても、今は時期ではないということだ。
「この娘の身体を見せてくださる?深刻な人手不足なのよ。すぐに働いてもらうつもりだから、贅肉を落とす時間はあげられなくて。」
売り主である男は慣れた動作で少女の衣装を剥ぐ。
なにも全裸にする必要はなく、全体的な線や腹部と太股を重要視している女は、下着まで取ろうとする男を制した。
「悪くないけれど…そこの傷はなに?消せる?」
太股にうっすらと火傷のように残る痕に、眉を顰める。
僅かな汚点でも気になるのが彼女。買い物は長引きそうである。
■ドロシア > 時間をかけ少女二人を購入して、宿へ向かうことに。
せっかく遠出したのだから五人ほどは欲しかったのだが、安価な奴隷とは質が違うにもかかわらず、小さな傷や痣が気になる商品が多かった。
サロンの人手不足はまだ解消されなさそうだ。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からドロシアさんが去りました。