2019/06/20 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート 市場」にユエルさんが現れました。
■ユエル > (――何時も通り、顔を隠すようにしてフードを深く被り直し街に入る。女、というだけでバフートは王都以上に危険な都市。正体を隠しておいて損はないだろう。
こうも賑やかで、危険な香りのする街は正直、あまり得意ではないのだけれどここでしか手に入らないような代物も数多くあるので、今日も今日とて危険を押して街に入る。
久々のバフートであるけれどその喧騒は相変わらず。がやがやとまばゆいほどの活気が感じられる。わいのわいのという明るく朗らかな客達の声と悲痛と嬌声の入り混じった奴隷達の声が耳に届く。未だ裏通りに入った訳でもないというのに、濃厚な性の香りと人間の欲、そして目にすらはっきりと映る陵辱の姿に思わずどきどきと跳ねる心臓をきゅっ、と押さえつけ、深呼吸をしつつ)
・・・やっぱりここの空気は慣れません、ね。
(けれども、それでもここに来ないといけない理由はある。響く怒声に恐怖を覚えようとも。あちらこちらから感じるギラギラとして人間の欲に怯えようとも。 ・・・あちこちで繰り広げられる陵辱と調教の姿と・・・つん、と鼻をつく性臭につい、どきどきと胸を高鳴らせ、その淫猥な姿に目を奪われそうになろうとも。そのすべての想いを押さえつけ、そそくさと脇道に入り目的の店へ。)
・・・いつものを。
(馴染みの店の店長にちゃりん、と代金を手渡して あいよ という向こうも手慣れた様子で素材を手渡される。 必要としていたのは自分ではとても踏み込めない奥地に生息する魔物の体液。ここでしか出回ることはほとんどなく、自分で取りに行く事もできないので此処まで足を運んでいた。 けれど、何もこれだけの為に来たわけではない。他にもいくつかの目的がある。掘り出し物とか見つかれば儲けものであるけれど・・・さて、他の材料は今日はどこで取り扱っているだろうか・・・?)
■ユエル > (そうして目的の品を求めてふらふらと市場を流し見ながら渡り歩いていればやはりここは悪徳の街。そこかしらで繰り広げられるは淫らな陵辱激。
それは道具を数多く扱うこの市場であっても変わらない。むしろ、市場で買った道具を試しで使われていたり、他の店の店主が 休憩 と称して犯すような奴隷も数多くいるレベルである。それらを利用する客、としては便利な玩具、くらいの感想であるが、される側としては溜まったものではないだろう。そのような仕打ちを受けつつも、涎と蜜を垂らしながら蕩けた顔を浮かばせつつ複数の男の欲望を受ける奴隷もいる。女から見れば、そのような浅ましい姿は軽蔑と、あぁはなりたくない、という自戒の念を覚えそうなものだけれど。)
・・・いい、なぁ。
(少女は無意識にそんなつぶやきをその奴隷に目を奪われながらも零す。少女はその胸の内に澱んだ欲望を隠し持つ。すなわち、被虐願望と・・・破滅願望。辱められ、貶められたい・・・隠してこそいるけれどそんな欲望を胸の内に抱える。普段は必死に秘密しているものの、このような悪徳と陵辱の街である。雰囲気にあてられたのか、それとも様々な刺激が与えられて普段の枷が僅かに緩みそんな欲望がぽつりと口に出る。無意識に、少女の空想の中では男達から無遠慮に玩具、便所呼ばわりされながらも浅ましく腰を振るその女奴隷に自分を置き換えてしまい・・・きゅん、と子宮に熱をもたせてしまって。
・・・けれども、空想は空想。所詮は妄想である。ぼんやりとその性奴隷の痴態を眺めつつも少女自身は何も変わることはなく。ただその姿をじっと足を止めて眺めていたことか。
はた、と我に帰りぶんぶんと熱を持った顔を冷ますように軽く頭を振った後ぱたぱたと手で顔を扇ぐまで。)
ご案内:「奴隷市場都市バフート 市場」にキルシュナさんが現れました。