2019/05/11 のログ
ディア > 貴族から命令された従者は少女の後ろに立つとその細い腕を掴もうとする。

「? 何おじさん? ディアに用事?」

きょとんとした顔で、従者を見上げながら小首を傾げる。
従者は従者で貴族の指示を守れなかった時を考えると胃が痛くなり、速やかに少女を連れ去ろうとぐいと腕を引っ張り歩きはじめようとする。

「やっ!! 急に引っ張る人なんて大嫌い!」

と、や若い頬をぷくぅーと膨らませ従者を睨みつけるが、幼女の怒りなど迫力は一切なく、従者はせせら笑い、バシャに向かって再び歩きはじめる。

ディア > 馬車に連れ込まれそうになった所で少女は、従者の腕を掴み返すと、その従者の体を武器に物理的に馬車を壊し、貴族を打ちのめし、意気揚々御機嫌にその場を去っていくのであった。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からディアさんが去りました。