2019/05/01 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセレナさんが現れました。
セレナ > 奴隷市場の裏通り。通りをひとつ挟むだけで、喧騒が遠くなるような気がする。
そんな通りに並ぶ店のひとつ。倉庫の中を思わす店内は、人気も無ければ見通しも悪い。しかも、並ぶ商品はこの街らしい悪趣味なものがずらり。
しかし、こういうところにこそ掘り出し物があるとふらりと入って散策中。
正義感を振りかざした姫騎士。理想や友情。あるいは、愛のために誰かを救おうとしてこの街に踏み込んで、そのまま消え去った者達は珍しくなく。そういった者達が身につけていた装備がどうなるかというと、大抵は返り討ちにした所で没収されるが、たまに価値が理解されないままにこういうところにアイテムが流れてくる。
そして、そういうアイテム程意外と優れもの。

「…………」

しかし、掘り出し物とは滅多に見つからないから掘り出し物なのであって。
しばらく探索しても、これはというものはさすがに見つからずに疲れたように、小さく息を吐く。
魔王の処女膜を貫いたバイブ(たぶん偽物)とか、姫騎士のパンツ(未洗濯)とかそんなものを見つけても嬉しくないのである。
というか、使用済み下着シリーズは場所柄わりと豊富だったし。色々なアレコレが染み込んでいそうな淫具やら調教器具の中古品。それも、人外系に使ったせいで微妙に呪われた品化している物がちらほら。
ちょっと真面目に探索すると、顔を赤らめてしまう様な品ばかり。
前に見つけたときは、もう少し――などと思いつつ探索を続け。