2019/04/04 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 「おう、景気が良さそうだな」
馴染みの店に顔を出しながら世間話をする。
こんな街でもルールは必要だ。荒事に対処する人間も。
こういう役回りを好んで行うものもいる。
争いごとは絶えないが、日常には持て余した力を用いて。
警備を兼ねた見回りついでに、賄賂を受け取り小遣い代わりにしている。
この街じゃ普通のことだ。見咎めるものもいない。
■グスタフ > 「さてと」
巻きあげた賄賂を弄びながら市場を歩く。
喧騒はそこかしこにあるが、このくらいのほうが。
「混沌としていいね」
口の端を歪めて笑う。秩序を維持するのは退屈だ。
息が詰まる。息抜きをするには……こっちのほうがいい。
■グスタフ > 「だがこれも慣れてしまえば……」
退屈。飽いているというのか。
いつから賄賂を巻き上げる程度のことで慰めるようになったのか。
生きるための路銀くらいは足りているのに。
楽をするためか、遊ぶためか。違うはずだ。
「ああ――まったく」
憂さを晴らしたい気分だ。
■グスタフ > 口笛を吹いてみた。
それはどこにも届かず消えた。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からグスタフさんが去りました。