2019/01/13 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にミリーディアさんが現れました。
ミリーディア > 奴隷市場都市と呼ばれるバフート。
行き交う者達に紛れ、商店の一つに少女が現れる。
一人出歩く姿は知らぬ者が見れば攫われても仕方無いと思われるだろう。
然し、周囲に居る店員や常連の者達の素振りから見て少女もまた常連客だと理解出来るかもしれない。
近寄る店員から声を掛けられての会話、其の内容を聞けば確信に至るか。

『おや、ミリーディア様。今日はどの様な奴隷を御求めで?』
「……そうだね、初々しい者や、壊れ難い者が良いな。
新しい玩具が幾つか出来たのでね、其れを試したいのさ」

揉み手をし乍商談を試みようとする店員に事も無げに答える少女。
其の言葉に大きく頷き言葉を続ける。

『成る程。
では何時もの通り内容は内密に。
上手く仕上がれば改めて買い取り、壊れたものは此方で処置として宜しいですね?』
「ああ、其れで頼む。で、何か在るかね?」
『解りました、少しばかり御待ちを』

店内へと商品定めに戻る店員。
少女は其の後姿を見送りつつ、他に並んだ奴隷達を見定め始めた。

ミリーディア > 暫くすれば店員が店内から戻って来る。
見定めている少女を目にすれば其処で足を止めて。

『どれか気に入ったものでも在りましたか?
此方に先程該当する者達のリストを挙げておきました。
後日御送り致しましょう』
「……いや、見ていただけさ」

手にしたリストを手渡され、少女は其れを懐へと仕舞い込む。

「転送は何時もの手順で。
又後程に連絡を取り合うとしよう」

言葉の終わりと共に少女は踵を返す。
其の場を後にして戻って行くのであった。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からミリーディアさんが去りました。