2019/01/04 のログ
■ミラ > 発情させるだけのシンプルな催淫だけの淫紋から排卵や受精管理などもこなす生殖機能管理型。
精神面への様々な干渉を行う調教用途向けの管理機能をつけていたりと各種様々な趣向を凝らした淫紋を施された奴隷たちが主人からの淫紋操作一つであられもない痴態を晒したり、機能実証とばかりに公開受精ショーの輪姦プレイで昏い欲望を満たし。
かと思えば、淫紋デザインの美しさだの芸術性を競って下品なのだか高尚なのだかわからない方向性に走ってみたり。
周辺で交わされる言葉に耳を傾けてみれば、子宮と卵巣を意匠化したアレがシンプルでよいだの。奴隷の状態によって色や紋様が変わる多機能性がいいだのと、意外と真面目に言葉が交わされている模様。
奥が深いなとは思うが、購入意欲につながるかと言えば微妙な気もするが盛り上がっているのだからこれでよいのだろう。
奴隷たちに施された淫紋のデザインや機能について思考を巡らせつつ、自分も淫紋を施すならと考えると確かにアイデアが刺激されるものがあり。
ステージから意外と目が離せない。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にアルテアさんが現れました。
■アルテア > 権力者、冒険者、アウトロー…
様々な職業や立場の人間がここでは普段被っている皮を脱ぎ去り、ただただ欲を満たす獣として血走った目を走らせ歓びの声を上げる。
女はその様子を冷めた目で眺めながら、小さく舌を鳴らす。
悪徳の街、奴隷商の都市、そんなに呼び名が平然とまかり通るここは彼女にとって到底居心地のいい場所ではなかった。
ただ、仕事の為であれば足を踏み入れない訳にはいかない。
新年を祝う為に王都の地下で行われる大規模な奴隷オークション。悪趣味極まりないその宴に並べられる商品を事前に見定めて欲しい、それが今回彼女が請け負った依頼であった。
「しかしよりによって奴隷に芸術性とはね……どこまでいかれているのだか」
吐き捨てるようにそう呟きながら、女は市場中心部のステージの上そこにずらりと並ぶ商品を見定め、手帳に商品毎の特徴を記載している。
■ミラ > ステージの上の猥雑なショーを興味深く眺めながら、背景音としてそれとなく耳を傾けていた雑多な賑わい。
そこに微かに届いた舌打ちの音。
オークションに負けた誰かの不機嫌さの表明か。それとも、財産を溶かしてしまった哀れな誰かが紛れ込んでもいたか。
自分なりの淫紋のアイデアを練っていた思考を打ち切って、どんなヤツだと視線を巡らせてみればどことなく不機嫌そうな空気をまといつつメモを取っている女性の姿。
ここに来たのは本意ではないといった様子からして仕事か何かかと思いつつ、何をメモを取っているのだと興味が湧いて好奇心の赴くままに傍により。
斜め後ろから、そっと手帳を覗き見ようと――
■アルテア > ステージ上では愛も変わらず悪趣味な見世物が続く。
クライアントの好みに対する美醜や付与された淫紋、奴隷としての相場に至るまでこと細かく筆を走らせていくが、女の機嫌は更には悪さを増していく。
本人の意思を無視してただただ観客を喜ばせるための肉人形として操られる奴隷達の姿はどこかかつての自分の姿と重なってしまいそれがこの光景への嫌悪感を更に増幅させた。
そんな中、不意に後ろから感じる自らへの視線。最初は勘違いと思ったものの、誰も彼もがステージに目を向けている中で明確にこちらを見ている気配がある。
「チッ……すまないね、何か用があるのなら――」
ペンを強く握りしめ、苛立ちを隠さずに気配の方へ目を向ければ視界が捉えたのは少女の姿。
若々しくも女性らしい丸みを帯びた肉体や露出度の高いが高級さを漂わせる衣装からして高級娼館の従業員なのだろうか?
「おっと、すまないね。てっきり達の悪いナンパか何かかと……それで、何か御用かい?」
■ミラ > 傍から見ても機嫌が悪いのが態度に出ている。
それでいて、生真面目なまでに手帳にメモを取っていくのはやはり好悪とは別の理由での行いであろう。
義務的なものか義理的なものか。
単純に考えれば、何かの仕事であろうか。
「確かにナンパではないが、不機嫌そうな態度でメモを取っていたのでその内容が気になったと。まあ、そんなところだが……もしや、淫紋デザイナー?」
特段、気配を殺してもいないので覗き見しようとしたことはすぐに気づかれてしまって失敗。
だったら、本人に訊けばいいかと言葉を返しつつも興味深げな視線は彼女の手元へとちらちらと向かい。こういう場に来てメモを取るならば、やはり関係者なのだろうかと疑問形の台詞にあわせて小さく首を傾げ。
自分が娼館の従業員などと思われてるとは欠片も考えず。自分の好奇心を前面に押し出した態度を見せ。
■アルテア > 「ふふ、あいにくデザイナーではなくてね。お仕事で市場の価格調査を頼まれただけ」
見たところクライアントのライバルが探りを入れてきた、というものではないようだ。ならば見せても問題はあるまい。
「私はああいう紋章が好きじゃ無くてね…。随分興味があるようだけどまさか刻みたいのかしら?」
しばらくバフートに足を運んだ事は無かったが娼婦の間でオシャレとして淫紋を刻む事が流行りなのだろうか。
そうでないことを祈りながら徐に女は手帳(差し出して。
■ミラ > 「うむ、それは残念。調査員だったか」
デザイナーであれば、参考になる話のひとつでも聞けたかもしれぬのにと残念そうに首を振り。
「うん? いや、どちらかと言うと刻む方で、刻まれた事も刻む予定も無いが……。ふむ、そういうのもありか。
ひょっとして、お姉さんは経験者?」
かけられた言葉に意外な事を言われたとばかりに、驚いた様子でぱちくりと瞬きし。淫紋の具合を体験してみるのもありかもしれぬと、自分の下腹部。淫紋の定番位置の子宮の上あたりに指先でなぞってちらりと検討。
まさか娼婦扱いされてるとは思わず、快楽に耽る一手段程度に認識してそういうのもありかと呟き。仕事でこのような事を調べに来るのなら、業界関係者は確実として。淫紋体験者でもあるのだろうかと、差し出された手帳を受け取り目を走らせつつ、体験談でも聞けるかと思って問いかける。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にアルテアさんが現れました。
■アルテア > 「刻む方…となるとあぁ、買い手側の人はか。道理で話が噛み合わない訳ね。その手帳、簡単だけど商品についてメモをしてある。デザイン帳じゃなくて申し訳ないね」
手帳を渡したあとでようやく自が勘違いをしていた事にに気付く。まさか娼婦だと思っていたなんて失礼な事は言えず、誤魔化すように手帳の内容をまくし立てた。
「経験者…まぁ似たような者かな……。それより何か目につくデザイン何かはあったかお?」
不意に少女に問をかけられたさい、無意識に眉が潜められる。未だに消えること無く残る自らの恥部。下手にそこに触れられたくはないと言葉を濁しながら裏で女は光学魔法を発動させ、自らの下腹部にあるものを隠すスキンを生成して。
■ミラ > 「売りも買いもするが、商売として定期的に扱ってはいないし。金のある客ぐらいが適当なところか。
刻まれる方になったとしても高値がつく自信はあるが……ふむ。商品の見定めの参考にするには十分。良い仕事ではないか」
そっちの方だと思われていたのかと察しても、自己の容姿に自信のある態度でさして気にした風情も見せずにメモの内容に目を走らせて、こういうのがプロの仕事なのかとの感心した様子でなるほどなと頷き。
「似たようなもの? 淫紋そのものでなく、淫紋でもあるとかそんな感じの呪紋でも刻まれたというあたりかな。
どのようなモノを刻まれたか、興味をそそるところではあるが語ってくれる気は?
デザイン的な話をするなら、やはり変に芸術性を追求してない基本形が良いな。機能的にも催淫や感度増幅程度ならともかく、ごちゃごちゃと付け加えすぎるのはちょっと……。
心を折るとか調教目的で、相手の状況にあわせてカスタマイズしていくのも愉しくはあるが。一品物として評価すると、な」
その手のモノを刻まれたとなると、奴隷か。そういう技術を持つ魔族や魔術師に返り討ちにされた手合いだろうと、相手の素性への好奇心を言の葉に乗せ。流す目線は、定番位置の相手の下腹部へと。
淫紋に関しては、やはり基本寄りがベターであるなとのコメントを返す。
■アルテア > 「あら、ありがとう。馴染みのお客さんからの仕事だったからお墨付きを貰えてありがたいよ」
熱心に手帳に目を走らせる姿や先ほどから口をついて出る言葉の数々から女はこの少女が商売の一貫などではなく、あくまで自らの興味だけで淫紋に深い関心を持っていることは想像できた。
であれば自らの下腹部に興味を持たれるのは正直よろしくない、女はわざとらしく衣服をたくしあげて、光学魔法によって淫紋(隠蔽した下腹部を晒してみせる
「あいにく、今はもう痕跡もないけどね。私自身のことはともかく、機能性に関してならそれは人それぞれの好みがあるから難しい問題だと思うよ。刻む者によっては一つの紋章になるべく多くの機能を搭載することを美しさの一つと捉えるものもいる。逆に自分であれはどんなものを刻みたいかというアプローチから考えてみてはどう?」
言葉をまくし立てて自らのことから興味をそらすことを優先して言葉を紡いでいく。
■ミラ > 「なに、こちらもプロの仕事が見られて幸いだ」
目を通した内容になるほどなと感心しつつ、手帳を閉じて返し。
淫紋かその類を施されたであろう彼女へと興味深げな眼差しを向ける。奴隷商人が奴隷に向けるような、商品として見るようなモノ扱いの眼差しのような醒めた目ではないが、相手の尊厳よりも己の興味を優先しかねない好奇心の輝きが瞳にあり。
「確かに見た面的には無いようだが、機能時や発情時に肌に浮かび上がったり、発光して存在を見せるタイプもある。そうでなくても、どのような呪紋であったかは気になるところだが……
自分で刻むとなれば、やはり催淫は定番として感度操作。強制絶頂や絶頂封印あたりぐらいは揃えたいところ。
そこら辺は、よほど多機能にせぬ限りは問題とも言えぬがデザイン面では、今回のは色々と参考になるのが見れた」
自分にはない発想のデザインなど、機能面よりはデザイン面の方が参考になるものが多かったなとのコメントを口にしつつ。たくし上げられ、見せつけられた肌には確かに何もないように見えるが。本当に何もないのかと、疑問視する言葉と表情。
相手の下腹部へと掌を翳して、物は試しと魔力を流す。きっちり封印や解呪が為されているのなら、特に何も反応は無いだろうが。
周囲の人間どもに余計な警戒は反応を呼び起こさない程度には抑えた魔力とはいえ、それに反応して活性化するなり励起状態になるなり反応があればいいなとの駄目元の無造作な試行。
■ミラ > そうして、淫紋奴隷オークション会場の片隅で――
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からミラさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にアンジェラさんが現れました。
■アンジェラ > 奴隷市場を歩くにはぎこちない聖職者4人。
その1人であるアンジェラは俗悪な空気に眉を顰めつつ、奴隷の幽囚された牢檻を1つ1つ覗く。
この都市には協力関係にある修道院が存在し、その関係で年に数回訪れる機会があった。
最初はあまりの魔道ぶりに衝撃を受けたが、それだけでは世界はなにも変わらない。
だから訪れた際にはマクレラン修道院のわずかな資金より、奴隷を1人購入し、修道女として迎えることにしている。
根本から変える必要があるものの、己の住む土地ですら浄化出来ていないのに、奴隷を全て解放させるなど不可能。
だからこそ、1人でも救われればという気持ちなのである。
本日は、この寒いのに衣服を着ることを許されず、獣のように首輪だけが付けられた少女に目を付けた。
何故彼女が選ばれたのかというと――――
「彼女は妊娠しているようですが……?」
『あぁ、はい。前の所有者が孕ませたまま売りに出しましてね。
質は落ちますが値も落としますし、母乳が出るから悪くないと思いますよ』
さもありなんといった口調で話す奴隷商人には呆れるが、資金は限られているので値を落とすという言葉はありがたい。
世界は変わらない。だが、なにもしなくてはいつまでも変わらない。
「購入いたします。 ……払っておきますから、その間に服を着せてあげて下さい」
もとよりそのつもりの修道女は、修道服を持って奴隷に近付く。
その傍らでアンジェラは商人と取引をする。