2018/10/28 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート 酒場」にジンライさんが現れました。
ジンライ > 奴隷競売所近くに数件集まっている小体の酒場。競売の終了直後ともなればどれもが混雑している。
当然ともいうか、たむろしているのは殆どがむくつけき男たちだ。

「うへ……」
中の一軒に入った長身痩躯の東洋風の男。見た目からして臭う風景に一瞬足を止めるが、背後に次の客が迫っているのを感じてしぶしぶ店内へ足を踏み入れる。

ジンライ > 中には競り落としたばかりの、見目麗しい奴隷を連れた者もいる。一瞬目の保養にはなるが
「…一服したらすぐ帰ェったほうが良いな…」
においがうつっちまわ、と口の中で呟いてカウンターに向かう。
正直、自分だって『むくつけき』の一員ではあるのだが、そこは棚上げだ。

「強ェのショットで。あと火ィ、貸しつくんな」
カウンター前でたむろしている連中の頭越しに注文をする。バーテンが頷くのを確認してから、近くのテーブルへ寄りかかって腕組みをして待つ。

ジンライ > ほどなくバーテンから合図があり、再び頭越しにグラスとマッチ、代金のやりとり。
「ありがとさん」
にっと笑いかけて、寄りかかったテーブルへグラスを置く。腰のあたりをまさぐって煙草を取り出し、マッチで火をつけて一服…