2018/05/26 のログ
ご案内:「中央奴隷市場/奴隷市場都市バフート」からジウさんが去りました。
ご案内:「中央奴隷市場/奴隷市場都市バフート」からフトコロ・ニーレルさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」に月永遠花夕さんが現れました。
月永遠花夕 > と、とんでもないお金をもらってしまった!!
僕はお金の革袋の口をとめている紐を解いて袋の中でカチャカチャとお金を何度か数えてみたんだけどどうにも想定の3倍くらいのお金が入っている。これだと、当座の研究資金どころか研究に使う器具を新調したり買い増したりといろいろと夢がひろがってしまう。それくらいのお金あこの革袋には入っていた。

「はぇー、ここってこんなに気前がいいんだ」

 ここに収めた強壮剤、媚薬、消毒薬、性病に効く薬の類はそんなに原価に値の張るものではない。ただ、最初は強気の値を示して交渉で徐々に下げていこうと考えていたのだけれど、最初に示した値段はあっさりと受け入れられてしまったのだった。

今日もってきた少し小型の荷車の鍵のかかる棚にそれをしまうと、とりあえず物珍しい事もあって、あたりを散策する事にして、僕は市場の通りをあるき出した。

月永遠花夕 > 市場には様々な人間がいる。様々な民族、様々な階層のもの。そういうものも含めて人種の坩堝といった表現がよく当てはまる。
「ん??」
ある店に置かれている樽が気になって歩み寄る。樽をよく見るとやっぱりそうだ。見慣れないキノコ。外国船で運ばれてきた樽なんかにはこうやってよく珍しいキノコや虫、カビなんかがくっついてくる。非常に興味深い。
僕は他の人が奴隷なんかに興味をもつなか、この樽に生えているキノコに夢中なのだった。

月永遠花夕 > とりあえずどんな効能があるかわからないけれど採集しておくか。と、いつも採集して標本を作ってるのだけれど、今はそういった標本が部屋に山と積まれていて、一部はぼろっちい倉庫を借りてそこに保管している有様だ。まあ、別に盗む人間がいないから、壁に穴があいてる具合の倉庫だし、そんなにお金はかかってないのだけれど。
僕はポケットからナイフを取り出すと、きのこを削ぎ落としてガラス瓶の中へと入れた。きのこは茶色で、傘の部分から樹液のようなものを分泌しているように見える。あとで分析してみるのが楽しみだね。
っと、あまり変な動きをしているのを見られるとトラブルになっちゃうかな。そう思って僕はまた市場を散策しはじめた。
この雑多とした市場の雰囲気。僕は好きだな。人混みはそんな好きではないのだけれど。