2018/04/26 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > バフートの奴隷市。奴隷商たちがせわしなく奴隷を売ろうと道行く人に声をかけ、また高額な奴隷をオークションで売ろうと木製の台を設営してる者もいる。
この奴隷商も、オークション用の台を設営していた。今日は偶然にも、最高の商品が、しかも向こうから飛び込んできたのだ
檻の中には、ピンクのワンピースを着た小さな少女――にも見える少年が座ってる。落ち着いた様子だが、人懐っこい笑顔を目が合った見物人にむけて、手をパタパタふったりと、随分愛想のいい奴隷だ

まあ、本人には奴隷という自覚もなく、奴隷商に言われるまま着いてきただけであるが。

シャルティア > 「ねー、おなかすいた」

奴隷にあるまじき要求を奴隷商にする少年。しかし、この奴隷は普通の奴隷ではない。背中には、ゆらゆらと揺れる、小さな羽根。
天使である、天使の奴隷となれば、どのような高額で売れるかわからない
奴隷商はごきげんそうに、他の奴隷に命じて、クッキーを檻の中へ入れさせる。わーい♪と嬉しそうにクッキーをもぐもぐと食べる少年

シャルティア > 設営も終わり、少年を壇上に導こうとしたその時

「飽きたー、帰るー♪」

メキメキメキメキメキッ!!と金属がひしゃげる音
対魔力加工をした檻がいとも簡単にひんまがり、こじ開けられる
呆然とする奴隷商にニッコリと微笑んで

「ばいばい、またね♪」

といって、少年は空へ飛び立ってしまった

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からシャルティアさんが去りました。