2017/12/01 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート 奴隷市場」にエルサさんが現れました。
エルサ > 雑多な種族の人々でごった返す通りを、人の流れに紛れるように歩く。目立たない色のフード付きのマントをすっぽりとかぶり、顔と視線を隠すように俯きながらも通りに並ぶ店とそこで扱われている奴隷たちの姿を眺め回す。

普段の生活では決して見ることのできない景色、触れることのできないもの。この街はそういうものでできている。檻に閉じ込められて商品の一つとして陳列された者、店先で客寄せに使われ消耗品同然に使い潰される者、種族に関係なく蔑まれ虐げられる者たちの姿。流れから浮いてしまわないように注意を払いながらも目を向けずにはいられない。

エルサ > 「あら?」

不意に周囲の雑踏の流れが遅くなり、前方に目をやる。どこかの店が客寄せの見世物でも始めたらしく人だかりができていた。人混みの隙間を縫うようにしてなんとかその向こうにあるものが見えるところまで近づく。
そこで繰り広げられていたのは、詰め物の見本市とでも言うべきものだった。数人の奴隷が通りに尻を向けた姿勢で器具に固定され、前後の穴に様々な異物を詰め込まれていた。それぞれの奴隷の前には見本が置かれ、何が詰められているのかわかるようになっている。

「あれは……」

鶏の卵ほどの大きさの珠、空気を送り込んで中で膨らむバルーン、大きさの異なる幾つもの玉の連なったビーズ、大小様々な張り型に色とりどりの液体の入った針のついていない注射器。固体も液体も用意され見物客の気まぐれで奴隷たちに追加されていく。
やがて奴隷の一人が断末魔のような悲鳴を上げ、詰め込まれた異物をぶちまけた。粘液状のローションとともにぼとぼとと大量の「卵」を産み落とす。

「あんなに、たくさん……すごい…」

ぶちまけてしまった奴隷は、店主の手で再び同じだけの異物が詰め込まれ、今度は漏らさぬように極太のアナル栓がねじ込まれる。限界超える異物にビクビクと悶える奴隷をよそに見世物は続き、