2017/11/21 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 巨額の成功報酬を約束する。身の保証はしない、詳細を聞けば必ず依頼を行う事。……ギルドでのそんな怪しげな依頼に飛びついた遊牧民。仕事の詳細は”奴隷になりすましてバフートへ密書を運ぶ事”だった。

「お仕事は終わったけど……ギルドのお迎え……遅いなあ……。」

どうにか無事に依頼を終えた遊牧民。奴隷都市の通りの片隅にて、ボロ布1枚をまとう姿で座り込んでいる。事前の打ち合わせでは、このあとギルドの手の者が自分を回収する事になっているのに。時間を過ぎても迎えが来ない。昼下がりの陽だまりだけが温かい。

――あまり長居をしていると身分がバレたり、奴隷を買い付けに来る者のお試しや通りすがりの戯れにされたりするかもしれない。片足に鎖と鉄球をつけたまま、通りを不安げに見回し。

タピオカ > 粗末な木の台の上に座らされ、首輪を引っ張られ。お尻を無理矢理に突き出させて道行く人に奴隷の局部の色を魅せつける主。嫌がりながら、逆らえない少年奴隷はお尻を叩かれながら屈辱に背中を震わせている。かと思えば、何か病気なのだろうか、まだ10に満たないであろう少女は嘔吐を繰り返し路上を汚している。その向こうでは痩せぎすで肋骨の浮いたミレー族の奴隷たちの地面の前にパンくずを放り投げ、争ってそれを貪る様子を満足げに見下ろす奴隷商人の姿。三角木馬の上に半裸の奴隷を跨がらせ、その両足に吊るす重しを増やしていき、上がる苦悶の悲鳴を楽しむショーにふける人々。

顔を伏せながら、ぐっと奥歯を噛んで奴隷市場都市の片隅で回収されるのを待ち。……やがて夕暮れの頃、手違いで遅れたギルド員たちと共にバフートを後にしたのだった。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からタピオカさんが去りました。