2017/09/19 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にローズマリーさんが現れました。
■ローズマリー > 軟禁状態の部屋から常の如く抜け出して、今日は少しばかり遠出をしている。
ヒトの、或いはヒトでは無いモノの、剥き出しの欲望がぶつかり合い、
不穏な熱が其処此処で渦を巻いているような、猥雑な街。
そんな街でシスターの装いに身を包んだ己は、人々の耳目を集めがちだが―――
「ああ、……何度味わっても、素敵……。」
服の上から身体のラインをなぞり、其の下に息衝く雌の本質まで暴こうとするような、
不躾な眼差しを浴びて、己の肌はとうに、ぞくぞくと熱を孕んで慄いていた。
此の街は好き、視線だけで孕まされてしまいそうな、此の眼差しも大好き。
漂うように人波を塗って歩きながら、己が両腕を腰まわりへ緩く絡ませ、
疼く子宮を抱き包むような仕草をして目を細める。
「此の、感覚……あの子にも、味わわせてあげたい、わ。」
今、主導権をもう一人の己に移したなら、『彼女』は如何するだろう。
火照る身体、周囲から突き刺さる淫猥な視線―――『彼女』はきっと泣いてしまう。
そしておどおどと、如何すれば良いか解らずに彷徨ううち、
何処ぞに連れ込まれて、厭らしく裸身を暴かれてしまうかも知れない。
そんな想像はひどく魅惑的で己を虜にするけれど―――
「ふ、ふ……でも、未だ、だぁ、め。
もう少しだけ……私も、愉しみたいわ……?」
紅い下唇を、己の舌先でそっと舐めて。
纏いつく視線の暴虐を、いま暫し、堪能する心算だった。
■ローズマリー > うふふ、うふふふふ、可笑しくて堪らない、というように、低く笑いながら。
どうせならばもっと、のっぴきならない事態になってから『交代』してあげたい。
『あの子』が如何して良いか解らなくて涙ぐむだけでは足りない、
逃げ場も抗う術も無くして、淫らな花に堕ちる過程を、一番近くで感じたい。
歪んだ欲望を其の身に抱え、ゆらゆらとシスター服の裾を翻し、
ヴェールを棚引かせて通りを漂う。
もうひとまわり、あと、もう少しだけ―――清らかさの象徴たる衣の奥で、
在らぬところをしとどに濡らしながら、散策は続く―――。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からローズマリーさんが去りました。