2017/08/14 のログ
リリシア > (正体を隠すように深くフードを被り、店の品を見て回る・・・普通の街中であれば少々怪訝に思われる出で立ちかもしれないがこの街に関しては然程違和感を覚えられない出で立ちであるだろう。あまり大っぴらにこのような場所にこられないようなお偉いさんに、裏で悪どい事をしているような輩・・・まともな神経をしているものも多少はいるだろうが、大体は腹に何かしら抱え込んだ者が多い、と思われる。その中にはあまり顔を見られたくない者も多数いるだろう。
・・・フードを目深に被った少女。この少女はどちらかといえば腹に何かを抱え込んだ、というより顔を見られることによるトラブルを避けている、という意味合いが強いけれども。  ――エルフ。それがこの少女の種族である。あまり森から出てこない種族、というのもあり奴隷としての金銭価値はそれなりに高い、と聞く。それがバレてしまえば、面倒なトラブルに巻き込まれてしまう可能性もある。それを避ける為にエルフは目深にフードを被り、店を見て回っていた。

――さて、そんな面倒に巻き込まれるかもしれない、というリスクを抱えてまでここに訪れたのは理由がある。先日、とある魔族より呪い、を受けた。ひとまず封印式を刻み、呪いの緩和は行ったものの・・・ずっとこのままにはしておきたくない、少々厄介な代物でもある。奴隷を扱っているこの街であれば、様々な術・呪いの類を奴隷に施すこともあるという。で、あればそれの解呪方法も揃えられているのだろう。今、この身体に刻まれた呪い、刻印。それを解呪する方法・・・そのヒントでも見つかれば、とこの街に訪れたのであるが・・・そのようなものはあるだろうか・・・。)

ご案内:「奴隷市場都市バフート」にロッテルさんが現れました。
ロッテル > 奴隷市場―― そのような、人の尊厳を踏みにじった暗黒の取引が平気な顔で執り行われる場所は、決してごく一部の人物にだけ縁のあるものではない。

王族・貴族が買い手……だけならず、奴隷として売られる側となる事さえある。権力者たちは、人魔問わずそんな隠れた宝を欲してやまない。

尻尾をミニスカートの内側に収まるまで引っ込め、面白そうに捕縛・調教用の魔道具やらを品定めするように歩いている魔族の少女もまた、そんな悪趣味な目的でこの地をわが物顔で徘徊していた。

「えへへー、良さそうなのがいっぱいあるねぇ♪そろそろ、そういうのにもちょっとは上品なやり方を取り入れていかないと、最近の子はダメになりやすいからね♪人間もなかなか器用な技術を持ってるんだ、感心感心♪」

あちこちから放たれる魔力。専門家ではないが、長い経験から得た聞きかじり、または実際にその身で味わって得た知識からそれなりに見識はあった。……同族にもそういうのに詳しいのがいる故。

あちこち商品に目を奪われながら、前を見ず呑気に歩いていると、向かいから歩いてやってくるフード姿の貴方と対面する事となるが、こちらはろくに前もみず歩いているものだから、ついぶつかってしまう。

「あいったぁ~~~!!…ごめんごめん!!あたし前見てなかった!!あなた大丈夫??怪我してなーい???」

リリシア > (フードを目深にかぶった少女、エルフ。そのエルフにしても普段より視界は格段に悪い上に見ているのは店先に並ぶ品々である。前なんてロクに見てもいなければ彼女とぶつかってしまうのは避けられまい。その衝撃から、ふわり、とフードが外れ、その顔と、長耳を晒してしまうか。もし、彼女が目敏ければ髪に隠れてこそいるものの、額に刻まれた淫紋とその封印式にも気づけるかもしれない。少々たたらを踏んでしまうものの、転びはしなかった辺りは普段から鍛えていた賜物か。フードが外れてしまったのに気づけば、直ぐにまた目深に被り直しつつ)

えぇ・・・大丈夫。あなたこそ、平気?

(彼女に手を振って大丈夫だよ、と伝えて。もし、彼女が転んでしまっているようならば、手を差し出し立ち上がるのを補佐してみようか。

ロッテル > よそ見をしていた少女は地面に転ぶが、尻もちをついたくらいで大けがには至らなかった。それはそうと、ぶつかった相手は大丈夫だろうかと慌てて顔を上げる。
すると、外れたフードから見える長耳と、……額にみえる、やたら親近感を覚える紋章と、そこから微かに感じる魔力に気付く。

「う、うん。あたしは平気だから――― っと、ごめんね~」

ぶつかった相手に、愛想笑いを浮かべながら、手をとってゆっくりと立ち上がる。

「ありがとー!!ごめんねぶつかったのあたしなのに……」

そういって、不意に言葉を途切れさせる少女。ぱちぱちと瞬きしながら、ぶつかった少女の、フードで覆い隠された顔を覗き込むようにすれば。

「気を付けた方がいいよ、おねえさん。ここ、”そういう専門の”魔法使いもいるけど、殆どは奴隷商人さんと通じ合ってるからあなたみたいな人が相談しに行っても解決するどころかもっとヒドイ事されちゃうよ♪」

少女の顔を覗き込むようにして近づけば、にこっと笑って「さっきの見ちゃったよ。困ってるならお話聞くよ?ちょっとはそういうの知ってるし♪」と舌を出して、慣れ慣れしく少女の手を勝手につかもうと。

リリシア > (フードを被り直した後、彼女に手を差し出す。そのままぐいっ、と引き上げるように手を引けば、彼女を立ち上がらせることが出来るだろう。軽い事もあって立ち上がらせる事に苦労は特になかった。)

そう。怪我がないなら良かったわ。

(くすり、と小さく微笑んで彼女が無事だったことに安堵の表情を浮かべよう。フードで覆われた顔を彼女が覗き込んでくるならば、 どうしたの・・・? と、訪ねつつも、フードの端を引っ張って更に深く被り直してしまうだろう。 ・・・ここではあまり正体は晒したくはない。先程、見られてしまったが故、既に手遅れかもしれないが。)

・・・大丈夫。ここで相談するつもりはないもの。術式の刻まれたスクロール、魔道具。その手のものが見つかれば、それでいいの。

(もし、解呪の魔道具が見つかったならば万々歳であるが、見つからなかったとしても効果が近い呪いを刻む術式・・・それが秘められた道具が見つかればそこから辿っていけば解呪の方法も見つかるだろう。それを作った魔道士に解呪の方法を尋ねられれば確かにそれは近道ではあるのだが・・・流石にリスクが高すぎる。)

・・・え?ちょ、ちょっと・・・!

(彼女が手を掴んでくるならば、その彼女のあまりの気軽さ、距離の近さからかその手を払うことも出来ず、手を掴まれてしまうだろう。ここの人間は危険性が高い、高いというのは知ってるが・・・同性、という理由と彼女の距離感の近さからか、あまり危機感を持てず、その手を払うことが出来ず、少々困惑した様子を見せていて)

ロッテル > 訳アリな少女にも構わず、マイペースに接するものの向こうはそれなりに様々な人を見聞きして慣れていたのか、たいして機嫌を損ねる様子もなく返事をくれた。立ち上がれば、何が嬉しいのか、「えへへ♪」と無邪気に笑っていた。

「あー、そういうのも売ってるね♪わかるわかる、いろんなのがあるよね」

少女の困り事と、求める品に合点がいけばニコニコ笑みを浮かべ、「それじゃあ、尚更あたしに任せてもらわないと♪調教や捕縛の道具はたっくさんあるけど、その逆はあんまり無いんじゃなーい?はい、こっちこっち~」

そういうと、まるで幼子が悪戯でも考えてるかのような無邪気な笑顔を浮かべて、手をとった貴方を、人気のない路地裏まで連れ出そうとするだろう。

「まあまあ。買うにしても、タダじゃないんだからさぁ~♪あたしで解決すれば、タダで済むじゃん?まぁ付き合ってよ、放っておくのも大変そうだしさぁ♪」

困惑する貴方には、そんな風に言いくるめつつ、拒絶されなければ路地裏を進んでいき、使われなくなった廃屋まで移動しようと。

リリシア > こっちだとそういうあまり表に出てこない物もあるから。"今"の私にはそれが必要なの。

(少し遠くを見るようにしながら彼女にそう告げよう。少女が必要としているのは淫紋の解除術式。淫紋を刻む術も、それを解呪する術も表の方にはなかなか出てこないもの。けれど、この奴隷市場であれば、闇市場であれば、もしかしたら・・・と、一抹の期待を胸にここに訪れた訳である。)

ど、どこ行くの・・・?

(自我はきちんとあれど、どうにもお願いであったり、押しに弱かったりするエルフの少女は幼子のような無邪気さと強引さを兼ね備えた彼女に手を引かれ、人気のない方向にどんどんと連れて行かれて。ここの土地勘がない少女にとっては、なんか人気のない方向に連れて行かれいるような・・・?と、感じてもそれを確信することはできずにいた。そうして、路地裏まで拉致されれば。)

ここは・・・?

(きょろきょろと辺りの寂れた様子を見回しつつ、彼女に問うて。)

ロッテル > 少女の言い分はもっともだ。現在の状況…彼女に刻まれた淫紋を目にすれば明らかである。どれだけ切実な願いであったかは推し量れたものではない。

「わかるわかる♪そんな身体じゃいろいろ大変だもん」

テキトーに返してると受け止められても仕方のない軽い口調で返せば、そのまま少女の反応をよそに手を引いてさっさと路地裏へ足を進めてしまう。

「え~、あたしは別にどこでもいいんだけどさぁ~…『デリケート』なお話だから人いないとこでしよ~。ね??」

どこへ行くか そう問われれば、口をへの字にして困り顔に。
そして、語るのは「邪魔者のいない場所」である事だけを告げる。「表で話していーの?」なんて意地悪な問いを笑顔で返しつつ、とうとう廃屋の中までやってきた。

「どこでもないよ。テキトーに人来なさそうな場所来ただけ~♪」

悪びれる様子もなく、にっこりと告げれば、フード姿の少女に寄り添って

「それは、そうと…。おねえさん、『エッチになる魔法』かかってるでしょ♪何したらそんな事なったのかなぁ~、ダメだよ~あんまり我慢してちゃ♪そのうち解呪しても後遺症残ったりするんだからねこういうのはさぁ~」

リリシア > (その淫紋を刻まれてからそんな時間が経った訳ではない。けれど、これを放置すればよくないことが起こるのは確かだ。 ――実際問題として、既に起きた。とりあえずは封印術式を刻み、押さえ込んだものの・・・どれほど持つか。)

それは・・・、そうだけど。

(確かに、あまり人には見せたくない、聞かれたくない状態になっているのは確かだ。これは 弱み になる。この奴隷市場でそれを見られてしまえば封印を破られて利用されてもなんらおかしくはない。確かに、この地域では人目があるところよりも逆にない所の方が安全なのかもしれなかった。)

――っ、そこまで、わかるものなの・・・?

(彼女がエルフの状態を看破したならば驚いたように。一瞬しか晒してないというのに、そこまで分かってしまうものなのであろうか。

彼女が何したら、と問えばそれに対しては ・・・言えない。 と、少し顔を赤くしながらそっぽを向いてしまって。
――実際、何があったかといえば、催眠をかけられた後、手酷く調教・陵辱を受け、その結果刻まれてしまったものであるのだけれど、それを他人に話そうとはとても思えず。なにせ、恥ずかしい。)

ロッテル > 「でしょでしょ♪わかるわかる、そりゃ色々不安になるだろうけどさ♪」

本当に分かってるのかと、憤慨させてしまってもおかしくない軽快なノリはそのまま、人気のない路地裏を進み、廃屋まで躊躇なく進む。

胡散臭い自覚はあるが、それはこの辺一帯の人間皆そうだとまるで意に介さず。
そうしてやってきた廃屋の中、フードで顔を覆う少女に囁いた内容に対しては、案の定図星とも見て取れる反応が得られた。

「もぉ~、おねえさん緊張感なさすぎだよ~!」

そういうと、マントで覆われた少女の肩をちょんと指先でつついてからかうように笑う。

「分かるよ!だって見たもん。見ただけじゃなくて、あなたの体から漂う魔力でもわかるんだからね~♪」

勉強になった?なんてどや顔で聞き、顎に手を当てて考えるそぶりを見せれば

「じゃ、取りあえず脱いで♪」

唐突に、セクハラ同然の一言が飛び出した。
もちろん、躊躇われるかもしれないが、「顔だけじゃわかんないしね。ちゃんと見たいしね♪」と一応彼女の抱える困りごとに対して必要な事である旨はアピールする。
が、脱げと言われて簡単に脱げる話でもない。

リリシア > (本気で悩んでる人間に対し、その軽快なノリは怒りを誘うかもしれないけれど、リリシアという少女はそのような感情を見せることはなく。元より、怒る、ということはあまりしない大らかな性質である。大きく感情が揺れることはなく、すました様子で彼女に付き合っていて)

だ、だって催眠とかそういうの苦手で・・・!

(見透かされた恥ずかしさからか、少しばかり顔を赤くしながら必死に主張して。その主張から、催眠によって淫紋を刻まれるに至ったことが伝わるだろう。)

そんなに匂いしてる・・・?

(すんすん、と自身の匂いを嗅いでみるけれど、あまりそういうのはわからない。自身も魔術を使用できる故に魔力を感知することはある程度出来るのだけれど・・・自分の匂い、というのは正直よくわからない。しかし、彼女が自分から漂う魔力で分かる、というのであれば淫魔の魔力、というものに自身の身体が冒され始めている証、であろうか。)

ふ、フードだけで良い・・・?

(服を脱ぐのは流石に恥ずかしい。淫紋を見るのであれば、顔だけ晒せば十分だと思うし・・・。そう考えて、人目もないことだしフードを脱ぎ、顔を晒すけれど、彼女的にはそれだけでは十分ではない様子。 ・・・そのまま肌を見せることを要求するにはもうひと押し必要だろう。)

ロッテル > 催眠 その一言が出れば「お?」と感心したような声と共に向き直る。
催眠の類は、自分は心得があるわけではない。だが、催淫によって最終的には求める結果へありつく事が出来た。そこからどのような手口で淫紋を刻まれるに至ったのかは想像に難くない。

「そっかそっか~♪あたし、おねえさんの事よく分からないけどさぁ、おねえさんは何だかそういうのにかかりやすそうな感じしてるもんね~♪」

人が気にしている事を、のんびりとした声で逆撫でするようにして告げた。悪気はない。身体をぶらぶらと傾けながら、少女をまじまじと眺めるその顔は相変わらず能天気。

「うん、だいたい事情は察したからもう話さなくて大丈夫だよ~♪」

にっこりと告げ、後は自身の言葉通り、相手が脱いで体を晒すのを待っている。…が、よほど度を越した世間知らずでもなければいきなり裸になるなんてそうそうないだろう。

淫紋に苦しんでいる性分ならなおさらだ。

「えぇぇ~…、それじゃあさすがに分かんないよ~!そりゃ、気持ちわかるけどさぁ。あたしこれでもマジメのつもりだよ!だからちゃんと全部脱いで~」

もぉ~ と不貞腐れたように語気を強めて語る少女。すると、思い出したように

「あ、待って!!!ごめん自分だけ裸になるの恥ずかしいよね!!」

そういうと、何を血迷ったのか、自身も身に着けていたチューブトップやミニスカートを脱ぎ去って素裸になって「はい、これで大丈夫♪」と両手を広げる。

リリシア > か、かかりやすいってどういう事・・・!?

(時々チョロいとか騙されやすそうとか言われたりもするけれど、催眠にかかりやすそう、と言われたのは初めてである。
その手の精神干渉魔法に耐性が低いのは事実だけど、だけど・・・っ!)

ちょ、ちょっと・・・!?何で服脱いじゃうの!?風邪引くからちゃんと服着よ?ね?

(相手が突然すぽーん!と服を脱ぎ始めれば驚き慌てるのはエルフの方である。相手は服を脱ぐ必要などまるでなく、それなのに突然脱ぎ散らかした辺り露出癖でもあるのかな・・・?なんて推測したりもするけれど。相手が脱ぎ散らかした服を拾って、はい、ちゃんと着て。ね? なんてお願いしてみるけれど効果はいかほどか。)

・・・見せるから。これでお願い。勘弁してね・・・。

(相手がすっぽんぽんまでなってしまえばちょっと引け目を感じたのか、服を少したくし上げて腹部・・・場所的には子宮の位置が近いか。そこに刻まれた額と似た淫紋と封印式を見せよう。服を脱ぐのは恥ずかしいから・・・これでどうか勘弁して欲しい。 ・・・あとお尻にもあったりするけれど、それは求められたら考えよう・・・。)

ロッテル > 「ん~、なんでだろ?? でもでも!それはね、おねえさんが素直な人だって事なのかもしれないよ。冒険者してたらちょっと困るかもしれないけど、あたしそういう人は嫌いじゃないけどな~♪まぁ、自分を変えるってそんなに簡単じゃないから、そういうの詳しい人に……。…おねえさん騙されやすそうだから気を付けないと」

余計な一言を付け足して、舌を出しながら天井を見つめてとぼけ始める。
脱げと言われて、大人しく脱いだりはしない事を悟るのもつかの間、思い違いも甚だしい理由で素裸になれば、相手が慌てふためく始末だ。焦る少女に、きょとんとした顔でじっと見つめ

「だって、おねえさんだけ裸になるの可哀想だなーって。…んー、じゃあ着るけどさぁ」

しょうがないなぁ と首をかしげて元通りに服を着なおす。素裸でいるの、嫌いではないけど。

「おねえさんみたいに、恥じらいを持つ女の人がいてもおかしくないもんね。分かったよ、あたし我慢するよ♪……っわぁ~、これ辛そうだね~」

少女のキレイな腹部に思わず声が漏れた。…そして、見せられた淫紋を眺めれば、口を手で押さえてじっと凝視。
これより凄まじいのを見たことはあるのだが、そんなのが彼女に刻まれていればとっくにもう雌から戻れない領域にあるはずだ。

「これ、結構強そうだけど、おねえさんが押さえてるの?魔法は詳しくないけど、あんまり長くないかも。…下手に押さえつけると、解呪するときも魔法が効きにくくなるよ♪」

ちっちっち、と指を振りながらそんな忠告を始める。そういうと、少女の目の前で屈み、不意に右手で淫紋を手で撫で始めようと。

リリシア > どうしてかしら。取り繕っているようにしか聞こえないわ・・・。
・・・もう、余計なお世話よ。

(彼女の言い分を聞くものの、どうしても取り繕っているようにしか聞こえないのは彼女の声の明るさ故か。騙されやすそう、なんて言われればぷく、と頬を膨らませて不満そうにしていようか。)

紋を見るだけでしょう?裸になんてならなくても構わないでしょうに。 ・・・それともお姉ちゃんの裸、興味あるの?

(くすり、と悪戯っぽく笑いながら冗談めかして言ってみようか。
彼女が諦めたように服を着始めればその着替えを手伝って。)

あ、あんまりじっと見ないでね。 ・・・恥ずかしいから。

(そっと視線を逸らすのはじーっと見られることが恥ずかしいからか。元より、あまり人に見せたいものでもなし。)

えぇ、そうよ。・・・本職ではないから即席、のようなものだけど。
あまり長く持たないのは・・・承知の上よ。だから、きちんと封印してくれる人か・・・もしくは解呪の方法が見つかるまではきちんとメンテナンスをしていかないといけないでしょうね。
でも、でもね、いくら解呪が聞きづらくなるとは言ってもこうするしかないの。こうでもしないと、おかしくなっちゃうから・・・。

(この封印が弱まり、封印が解けてしまえばそれこそ交わることしか頭にない浅ましいエルフが一匹ここに産まれることになるだろう。あの時、淫魔と別れた後、僅かに戻った理性で必死に刻んだものである。多少好色になるくらいだったら良かった。けれど、本当に抑えが効かなくなるのだ。公衆の面前で交わることに何の抵抗もなく、ただひたすらに色欲を浴びるだけの淫魔。本当にそんな存在に堕ちてしまいそうで。だから・・・解呪が効かなくなるとしてもこうするしかなかった。封印を弱めれば解呪の方法を探すことさえ頭から抜け落ちてしまうのだから。
そして、彼女が不意にお腹の淫紋を撫で始めればぴくっ、と身体を震わせて。 淫魔に淫紋を刻まれたことにより、そこには色欲を増幅させる魔力が溜まりこんでいるのだろう。それにより、そこはエルフの弱点となっていて。)

やっ・・・!触っちゃ・・・めっ・・・!

(震える声で触ったら駄目、と彼女に伝えるが・・・その声は僅かに快楽にふるえていることだろう。

――そうしてエルフと彼女の夜は更けていく。少女は無事に開放されたのか。それとも更に手酷い目に会うことになったのか。それは少女達のみが知ることとなるだろう。 ただ一つ確かなのは、エルフの少女は赤い顔でこの廃屋を出ることになった、ということか。)

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からリリシアさんが去りました。
ロッテル > 「ええ~?そんな風に聞こえた??だったらごめん♪ホントのところ、おねえさんに催眠効きやすい というのは勘でしか分かんないよ♪」

あっけからんとして、反省する様子もなくそう告げる。不満そうな顔には「まあまあ」と宥めにかかったことだろう。

「無い事はないけどさぁ。ほら、見せてくれないところにキョーレツなのあったりしたら大変じゃん??」

ぺろんと舌を出しながら、その気がない訳ではない事を認める。冗談めいた笑みには「あるって言ったら見せてくれる?」なんて期待半ばに茶化してみた。

「わかるわかる♪根本的な解決じゃなくても、そうするしかないもんね♪だいじょぶ、変な事しないからさ~」

そういって、触れるのは少女に刻まれた淫紋。触れるや否や、実に心地よい恥じらいと快楽混じりの声を耳にすれば、そのまま面白がって触り続け、やがては淫らな行為に手を出したのだろうか―――

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からロッテルさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にアイゼンブルームさんが現れました。
アイゼンブルーム > ……(何度来てもいけ好かない場所だ。 元はベック奴隷商会の商品だった己。 ひょんな事から、ルヴィエラ様の経営する娼館ファタールで娼婦兼用心棒として働くことになってしまった。 もちろん、欲深いベックが己を手放すはずもなく、アガリの6割がベックの懐にはいるという形で貸し出されたのだ。 月に一度そのアガリをベックの所に届けに来たのだ。 帰ってきた己をもてなすこともなく当たり前といった表情で金貨の入った袋を受け取るベック。 店頭に立って稼げと己に命じる。 逆らうわけにもいかずに、こうして店頭で首から貸奴と金額が書かれた札を首から提げ、店先で突っ立っている。 客がくれば、どのような客であろうがベックの命令に従うしかない己。 ファタールでの扱いとあまりに違うそれに、悔しそうに唇を噛みしめながら己を買おうという客を待ち)
アイゼンブルーム > ……(そうこうしているうちに日が沈み始めた。 ファタールに帰らなければいけない己は、少しだけ笑みを浮かべて店先を後にして、暖かい仲間のいる場所へと……)
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からアイゼンブルームさんが去りました。