2017/03/01 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にサヤさんが現れました。
サヤ > にぎやかな表通りの音も間に連なる建物に吸収され、独特の静寂に包まれた空間。
無秩序に建てられた建物の間に偶然生まれたその空き地で、刀といわれる東の故郷の地に伝わる武器を模した木の棒を一つ一つ動きを確認するように振り。
そのたびに規則的な風を切る音が響き渡る。

「……ふぅ」

ひとしきり、降りぬいた後、呼吸を整えるように息を吐き出し。
残心を意識しながら手に持っていた木製の得物、木刀と呼ぶそれを下げて。
まだ寒い時期とはいえ、身体を動かせば体温も上がり。
額を伝る汗をぬぐえばそっと大きくなりつつある下腹部をなでる。

「……体が重い」

だれにいうでもなくぼそっと呟く。
奴隷の身分に墜ちてから、何人もの男に抱かれ、呪いによって孕みやすくなった体は今まで何度も赤子を産み落とすことになった。
今、腹にいる子も男は誰かわからない。
時期的には以前、自分を道端でレイプした男だとは思うが、毎日抱かれてる以上確証はなかった。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (奴隷市場に通う事は、此処最近は割と多くなっていた。
街中を歩けば、様々な人種や身分の奴隷達が多く存在している
高貴な身分、王家の血統、希少種族等…一歩踏み外したが故に奴隷へと堕とされた者達が。
街中を歩いて、何か目的が在るのかと言われれば、別段そんな事は無い
所詮は唯の気紛れであり、此処最近はそんな気分である事が多い、唯其れだけ。
今日も昼間、のんびりと市場を巡ったけれど、特段何か面白い事も無く
ならば、と態々この夜中に出歩き、興味を抱く何かを探す。

――そんな中で、ふと、耳に捕えた物音は、きっと、喧騒に包まれた大通りとは離れた位置にて。
近付けば、次第にはっきりと聞こえてくる、鋭い風斬りの音
奴隷商人たちが振るう鞭の其れとは似ても似付かぬ、手練の其れは

興味を抱くには、十分か。)

―――………ふむ。

(視界が開けた、其の先にて、見つけたのは一つの影
それが風斬り音の正体、主である事は直ぐに察せられた
かさりと、別段足音を隠すでもなく響かせながらの接近ならば
恐らくは、相手にも気配は容易に伝わるだろうか)。

サヤ > 男に抱かれることも、慣れはしないが今は生きる為、道はないとあきらめることはできた。
呪いの副作用か、抱かれても産んでも体が崩れることはなくむしろ生娘のままである。
しかし、孕まされたときに逆らえない幸福感に見舞われてしまう自分に対する険悪感だけはぬぐうことが出来ない。
そんなことを考えていた時、耳に一つの足音が届き。

「っ…………だれ?」

顔を上げて相手の姿を見れば眉を寄せて尋ねる。
普方から奴隷や浮浪者の類でないことは容易に想像がつくが。
敵かそれとも無関心なものか、はんだんはできずに手に持った木刀を握る手に力が入り。

ルヴィエラ > (此方へと気付いたらしい、少女、と見える風貌の相手が帯びる警戒
当然だ、こんな夜中に出歩いている者等、大抵碌な輩ではないだろう
そう言った反応が返る事は夜歩きをしている時点で想定内だ
故に、両掌を軽く掲げて、あくまで敵意と言った物が無い事は示し)

――…邪魔をしたかな? 唯の通りすがりと言った所だが…随分と、良い音が聴こえてね。

(両掌は掲げたまま、路地の影からゆっくりと姿を現して、彼女の方へと歩み寄る
木刀、と言う明確な武装に対して、此方は丸腰にしか見えぬだろう
さて、其れで警戒を解いてもらえるのならば、話は楽なのだけれども)

―――……見た所、真っ当な立場ではない様だが…何か、剣技でも?

(問うて見るのは、あくまで純粋な興味でも在る
奴隷の様に思える其の姿でありながら、武技を納めているのは何故なのか、と)。

サヤ > こちらの警戒を見るや両手を上げて無抵抗を示す男。
この街ではそんなものは無駄であろうが、あえてそうするということはかなり自信があるか、よほどの馬鹿かどちらかであろう。
いずれにせよ、手を上げたからと言って油断するわけではないが、少なくともお互いの空間を満たしていた緊張はなくなり。

「………故郷の剣術を少々嗜む」

この街では珍しくない、ボロ布でできた服を羽織っただけの恰好を見れば自分が奴隷であることは相手にも容易に想像できたであろう。
そのうえで、あくまで丁寧に話しかけてくる男に対して無下に扱うわけにもいかず、質問に答え。

「見た通り性奴ゆえ。腐らないようたまに真似事でもしているだけだ」

ルヴィエラ > (この街ほど、貧富の差が見目に現れる街も早々無いだろう
奴隷である者は、奴隷であると判り易くする為に相応の貧素な服装を強いられ
逆に商人や奴隷の主たちは、其の権力を誇示する為に過度に着飾る事が殆ど
其の例から見れば、目の前の彼女が奴隷で在るとは簡単に知れる
僅かな緊張を孕みながらも、一触即発と言った警戒を解いてくれた相手に
ゆっくりと両手を下ろしながら、この街では場違いなほどに、暢気な笑みを向けようか。)

―――……成る程、故郷か。 見た所、この大陸の者ではない様だね。
性奴の割に、今も研鑽を怠らないとは…元々、戦士だった身かな?

(くすくすと、微笑みながらに、相手の事を問うて行く
相手への興味、性奴としての興味と言うよりは、彼女個人に対してのか
彼女の持つ木刀の間合いを計り、其の寸前にて立ち止まりながら)

――…しかし、矢張り例に漏れず、随分と待遇は悪い様だ。
……御腹の子は、主のかな? それとも、見知らぬ誰か、客の物かな?

(――そして、もう一つ。 問いかけて指で指し示したのは
薄い布地の上から判る、その膨らんだ胎のこと、か。
奴隷とは言え、商品としての価値が下がる事を考えれば
普通はそういった、胤を孕ませるような事はしない筈、なのだが)。

サヤ > 「関係ないでしょ。今はただの性奴。男に抱かれることが仕事、過去はどうでもいい」

場違いな笑みを浮かべながらもこちらの間合いをしっかりと見切り
そのギリギリのラインで立ち止まる相手を見れば只者ではないことが知れる。
興味本位に尋ねられると目を細め、ぶっきらぼうに答え。

「さぁ、客の物かもしれないし、主人のかもしれない。どちらにせよ生まれた子供は奴隷になる」

腹のことを尋ねられると腹に手を置いて視線をそこに落とし。
どこか自虐的に答える。
普段から男にだかれ、娼婦と違い身分もない性奴は孕んでしまうことも多く、その間もそれを好む男に買われ。
そして産まれた子供は新しい商品となる、この街ではさほど珍しい話でもなく。

ルヴィエラ > そう、其の意識だと言うのなら別に構わない。 どんな経緯で奴隷に堕ちたのかは知らないが、勿体無いと思ってね。

(一歩、踏み出せば恐らくは、彼女の剣先が振るわれてもおかしくは無いだろう
何時彼女にとって己が、『失礼な来客』になるとも限らない
なら、最低限の一線くらいは護って置こう――今の所は、だが
其の下胎へと触れる彼女の掌、孕んだ、と言う事実にか
或いはそんな状況に置かれている自分自身にか、何処か自虐的な言葉が毀れれば
成る程、と、少し考える様に腕を組んで間を置き。)

―――……君は、其れで良いのかな?

(ひとつ、そんな事を問うて見よう。
果たして彼女は、自ら望んでこの状況に甘んじているのだろうか
其の言葉と共に、一歩、先刻まで保っていた間合いの先へと踏み出しては
少女の傍へと、ゆっくりと歩み寄って行く、か
手を伸ばせば、触れる事も叶うだろう距離にまで、近づく事がもし叶えば
伸ばした片掌を、そっと、彼女のなだらかに膨らむ下胎へと、添える心算で)。

サヤ > 「慰めなんていらない」

こちらの一撃を警戒しているのだろうか。
間合いには入ろうとしない男の目を見上げて。
まるで自分の境遇に同情するかのような言葉を吐く相手を強い意志を孕んだ瞳でにらむ。
奴隷が一般人に手を出せば、重罪となるだろう。
しかし、人目につかないこの場所であればそれも気にする必要なない。

「良い訳がない。いつか、この屈辱は晴らして見せる。だが武器もなまくらにし、さほどの腕もない女に今、できることはないだけだ」

何かを決断したように自分の間合いに入り込む男。
しかし、相手から攻撃の意思が感じられなければ武器を振るうようなことはせず。
腹に相手の手が当てられると口角をゆがめ。

「なんだ、お前もやはり男だな。今日は久しぶりにまともな会話もできたし、腹の膨らんだ女で良いなら素直に抱かるけど」

そういって服を両手でたくし上げれば程よく引き締まった身体に少し膨らんだ腹というミスマッチな肉体を晒し。
一方、その体は少女としての張りのある肌で。
下着もつけていない為、毛も生えていない割れ目も少しかがめば見えるだろう。

ルヴィエラ > 慰め? ふふ、其れは違うが、そう聴こえたなら謝罪しよう。

(同情、では無い。 己にとっては興味の一端であり、彼女の境遇は逆に言えば
己の内に在る一寸した発案を伝える為の、事前の確認に過ぎない
ただ、何れにしても言葉の選び方が気に触ったのならば
其れは素直に謝罪しよう、そんな意図はまるで無かった、と
間合いに入り、其れでも彼女の剣先が動かない儘なら、僥倖
触れる事叶った其の下腹を、愛でる様に、ゆるりと柔く撫ぜてから
――何時かの、復讐と逆襲を胸に秘める、其の意思を告げられたなら

ふ、と、又のんびりとした笑みを向けて。)

……なら、こう言うのは如何かな?
一晩だけではなく、君の身体全てを買い取る、と言うのは。

(問う言の葉は、唐突だろう。 気紛れにも程が在る。
けれど、気紛れでしか動かない己にとっては、別段何の不思議も無い
果たして彼女が、彼女の主とどんな契約になって居るのか知りはしないが
――状況を変える、チャンスを与える心算で。
無論、今の今でそんな事を告げたとて、信用度なぞ欠片も無いに等しいが
果たして、彼女はどんな反応を示すだろうか。

そして――ふと、彼女が自ら晒した、其の下胎へと再び掌を添えれば
其処から、ゆっくりと注ぎ込む魔力が、彼女に刻まれていた呪いを活性化させ
其の下胎へ、ゆっくりと浮き上がらせてしまう、か。)

抱くのは悪くない提案だ、けれど、其の前に――この胎の子を、少し愛でないとね。

サヤ > 「それで、今度は貴方の奴隷になれと?悪くない提案だけど、私の状況は何も変わらないわね.
冗談言ってる暇があるなら、早く抱いたほうがいい。私もそろそろ帰らないといけなくなるから」

自分を買い取ろうという相手の言葉に信用などまったく見いだせず。
今まで自分にそういってきた男は大勢いたが、ただのその場を盛り上げるだけの発言に過ぎなかったのだから。

「それに、貴方のもとから逃げるより、今の奴隷商を殺して逃げるほうがよほど容易いとおもうけど?」

自分の腹を触れる手を止めようともせずに受け入れ。
魔術に関して耐性も知識もない自分にはわからなかったが、相手が魔術を流し込んだ瞬間に呪いが活性化すれば下腹部、膣の表層に入れ墨のような紋章が浮かび。
それはかつて自分が負けた魔女が刻んだ強力な呪いであり。
それが活性化したとき、全身を貫くような強い快楽が襲い。

「っ!く……な、何を、あ……ふ、ぅ」

ルヴィエラ > 物は言い様だが、まぁ似た様な物だね。 単純に言えば引き抜きだ。
私は娼館を営んでいてね、其処の娼婦として、君を引き取りたいと言う訳だ。

(元より信用なんて物は無い、けらりと笑った後で、素直に目論見は吐露しよう
娼館の娼婦として、彼女を引き取るという以上、今までと行う事は似た様な物だ
客を取り、男を受け入れ、一夜を捧げる――ただ、今よりも寧ろ
待遇の面で言うならば、もっと良くなる筈だ、と。)

無理にとは言わない、君の意思は尊重する心算だからね。
何時でも逃げられるという自信があるのなら、其れでも構わないよ。
――ただ、強いて言うなら…、……『これ』は、一人では如何ともし難い、だろう?

(頷くも、断るも、全て少女次第だ、其れは変わらない
けれど、其れとは別に――其の下胎に刻まれた呪いは
きっと、どんな境遇となっても彼女を蝕み続けるだろう
活性化させたのろいに、己が魔力を継ぎ足してやれば
一段と強くなる呪術が少女の子宮を浸食して行き――発情、だけでは無い
其の子宮に孕んだ、誰の胤かも判らぬ子を、急速に成長へと導いてゆく、か
なだらかだった其の下腹を、ゆっくりと、臨月にまで導いて行く其の力は
――元々刻まれていた呪いの力だけでは無い、別の力に影響された物
膨らみ行く其の下腹を、ゆったりと、僅か、押し込むような強さで撫で回して遣れば
きっと、其れだけで子宮へと、快楽が響き渡る事となる、か。)

サヤ > 「ん、く……娼婦など……奴隷と変わらないじゃないか」

相手が魔力を流すほどに急速な成長を続ける腹に困惑しつつ。
それをはるかに上回る勢いで強くなりつつある快楽に雌の匂いを周囲に漂わせ。
割れ目からあふれる愛液が素足の足を伝い。

「子など……ほおっておけば、いずれ産まれ、る………く、あぁぁ!」

相手の言葉に気丈に答えようとするも、腹を押された瞬間。
子宮に直接響くような甘い刺激に身体を跳ねさせて強く絶頂し。
力の入らなくなった足ががくがくと震えて今にも崩れそうになり。

ルヴィエラ > 如何受け取るかは、人によるからねぇ。 否定も肯定もしないで置こう。
ただ、少なくとも今よりは生活面でも、或いは待遇面でも良く変わるだろう。
それに在る程度腕の立つ者ならば、用心棒としての役割も期待出来るからね。

(触れる掌が、仄暗さを帯びて下胎に魔力を注ぎ込み続けている
そして、其れと同時に次第、胎を強く揺さぶりたて、揉み解す様な愛撫を施せば
響いた快楽に身を崩れさせる少女を受け止め、片腕で抱き支えよう。
足元へと、呼び出した影とも、闇とも付かぬ黒い渦が、高い寝台の形を為せば
其処に少女をゆっくりと腰掛けさせて。)

―――……判っているよ。 だが、産まれると言ってもそれは先の話だろう?
……だから、少し早めて仕舞おう。 其の方が…遠慮無く、君を抱く事が出来るからね。

(――胎が、臨月の其れと同じ大きさに膨れ上がるのに、時間は掛からないだろう
彼女を横たわらせる、影の寝台の横に佇み、其の顔を覗き込んだなら
子の重みを育み、張り詰めた子宮を、掌で愛でるかに揉み解し
十月十日を一瞬にして、過ぎ去らせてしまったなら――次に、其の身体へと齎すのは
きっと、もう何度も少女が体感して来たであろう、産まれ落ちる、衝動
ただ、一つ違う事が在るとするならば。 今は、其れすらも快楽として
脳髄に届けられるという事、か。)