2016/11/29 のログ
■リ・レイラ > 「うむうむ、くるしゅうないぞ」
少しだけ偉そうなふりをしながら、自分の『気』を感じ取りつつも特に慌てたり、嫌悪したり、抵抗したりという素振りを見せぬ男に好感を抱く。
何かをされたという事には気づいたようで自らの手を見たようだが、それきりで。
「私も今は無理だねぇ。知ってるかいソル?そういうのは『刹那的』っていうんだ。こっちの国でも通じる言葉かな?
今一瞬を大事にして、悪く言やぁ後の事は後で考えるって考え方だよ。いい言葉だろう?」
恥ずかしそうに笑みを浮かべる男にもにっこり懐っこそうな笑みを見せて顔を寄せつつ。
「まぁ、魔物とは違うからね。生まれは人間、そこから仙人という存在に昇格してから、いわゆる神様の手伝いだけやれって言われたのに人間の手助けしたから怒られた、って感じさ。
世界を見て正しい流れになるよう動かすのが仙人の仕事。んでも私は世界より小さい人間に興味むいたから仙人失格、って事で堕仙として魔物扱いって感じ。
だからまぁ……この美貌が長続きする長生きで悪ふざけが大好きな、ちょっと変わった人間とでも思えばいいよ?
大丈夫、私の欲望は君の気分を害さないさ。たぶんね?」
魔物、と同等扱いされるのは少し嫌だなといった様子で踏み入った説明を行い、続く言葉には両手を上げて手を振る。
まぁ、万が一彼の気分を害するのなら、素直に彼の前から撤収するだろう。そういう所は未練の無さにつながっている。
「胸がでかい事に男はみんな喜ぶねぇ。ほんと、胸が大きくて大助かりだよ♪
さ、それは任せておくれ。たーっぷり、ソルの欲望をかなえてあげようではないか♪」
男が代金を払い手を差し出すなら、その手を握り。宿に向かって酒場から姿を消す――
その最中、奴隷市場で響き渡る少年の『助けて!!!』という強い叫びの直後、雷光が走って突風が吹き、気づけば少年が台上からいなくなっていたのは――さて、何が理由か。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からソル・グラディウスさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からリ・レイラさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にリムルさんが現れました。